昔と今を比較する

Googleが創立10周年ってことで、記念企画として昔の検索結果を公開しています。
Google 2001
↑*追記:上記URLはなくなってました・・。


これを使って当時のムサビ公式サイトをチェック!!
Musashino_Art_University_2001




懐かしい・・・・(涙)

そうそう。こんなんでした。


そうやって思い出してみるとムサビに限らず、当時の大学・企業サイトと最近のWEBサイトと大きく違う点がありますね。
それは

最新情報がメインか否か

です。


昔はサイトが更新されなくても大目に許してくれてた時代です。
だから、「What's new」なんかはオマケというかむしろ「なけりゃないでもいい」的な扱われ方でした。

理由は簡単で、当時は更新も含め「完全外注」でやってる大学(や企業)がほとんどだったからです。
結構なお金をかけて代理店さんに発注し、下請けのデザイン事務所がWEBを制作する。
仕事を引き受けたはいいけど、WEBデザインの知識がない事務所がほとんどだから、雑誌やリーフレットのデザインをするように、更新やアクセスのことなんか考えず、画像がでっかい重たーいページをつくる。
そして、ページを更新するのに「1文字追加○円、1ページ追加○万円」とお金を取る。
大学も発注後に「更新料」がかかることに気がつき、よほどのことがない限り、更新しない。
「更新するのに特別な技術が必要だと思わせてた」、そんな時代でした。


でも今はどこの大学サイトも「最新情報」がTOPページのメインになりました。
昔だとメインコンテンツだった「学部紹介」などを小さくし、「イベント・展覧会のお知らせ」などがかなり大きなスペース(ポジション)を使うようになっています。


「美大なんだからビジュアル重視にすべき」
「美大なのにテキストばかりなのはどうか」
「ページによってデザインが違うのはダメ」
と当時は先生に怒られてたっけ。
ぶっちゃけ、今も怒られてますが(苦笑)

ただ、私の持論は「新しい情報が常に出てて、サイトへのアクセスも軽く、何度も来てもらえるようなサイトにするべき」でして、更新優先なサイトを目指してて、今に至ります。
なのでムサビの公式サイトは立ち上げ当初から
「いかに更新を簡単にできるか?」
「新しい情報を知らせる」
を追究して作ってましたが、それでも今のサイトに比べるとまだまだ「What's New」が小さい小さい(笑)


ムサビ日記を始めた理由もそこにあります。
美大なんだから写真をいっぱい使うべきだ」
という考えが美大をわかってない、ムサビを理解していない発想のように思うのです。
確かに画像や写真を入れると見やすくなるし、私もやってますけど、「美大をバカにしてない?文章で人を楽しませる方法もあるよね?ほんとに求められてる情報って写真で『○○をやりました。楽しかったです』と紹介することじゃないよね?」と。

「美大=写真や絵」という発想がすんごく薄く感じる。
「美大生はみんな変人ばかりだ」的なステレオタイプな厚みのない薄さというか。
多分、ムサビ日記をご覧になってる方であれば、私の真意は理解していただけると思うのですが。


ちなみにちなみに2000年頃、学内風景やイベントを写真で紹介する「ムサビEXPRESS」という毎日更新ページを広報課と私でやってました。
今なら間違いなく「ムサビブログ」と呼んでたと思います。
ムサビはちょっと先を走りすぎちゃったね(バカ)

確か半年間毎日更新やったんだけど、大変だったからイベント時のみにやるようになったっけ。
当時はタグで書いてたから相当大変だったのもあるんだけど・・・・仕事中にブログを書くなんて無理ですよ(えっ)

投稿者:ichiro : 2008年10月24日 04:31

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