上を向いて

最近の学生は、何故上を目指さないのか?

つい半年前まで受験の片棒担いでいた人間がとても感じたのは
「最近の高校生って、上昇志向が弱くない?」ということ。
のんびりした地域性が災いしてるのかとも思ったけど、どうも全国的にそういう感じらしい。
スクーリングで他県の先生やってる人と話した時
「不景気なせいで、親も子供も地元志向が強くなるのは仕方ないとしても、上を目指して頑張っていれば、本当の上は無理でも、ちょっと上は可能性が出てくるのにねぇ」と言っていたのが印象的。

私が受験生だった頃は、第一志望のCやD判定は当たり前で、そのレベルを目指して勉強していたら、第二志望はA判定でなくても受かったりするから頑張れ・・・みたいな風潮だった気がする。本命は第二希望。でも奇跡的に第一志望受かれば、ラッキーじゃん!という、超強気思考。でも、マジに勉強したもの。人間壊れるくらいに。本当。
ちなみに、私は本命の第二希望合格者です。B判定しか貰わなかったけど、現役合格しました。

地方出身者が中央に出ていくのは、いろいろ大変ですが、あえて言います。
とにかく、自分の住んでいる地域以外に行ってみろ。それがダメなら、一人暮らししてみろ、と。

まぁこの二つは、大学で叶わなくても、社会人になったら一度は実践してみて欲しい。
確実に自分の世界観が広がります。
価値基準の多様性に気づきます。
そんで、親や家族のありがたさが実感できます。

余談だけど、結婚する場合、一人暮らし経験者の方が家事に協力的です。

で、冒頭の質問の私的答。

「失敗するのが恥ずかしいと思っているから」

真面目に頑張ってる学生さんも多々いますが、「何とかなるさ〜」的なモードが抜けきらない学生も増えてる。全入学時代だし、推薦もいっぱいあるからかもしれないけど、本当に受験生かよぉと思うくらい勉強しない奴も多い。
しかもみんな、変にプライドだけは高いのだ。で、上を目指してがむしゃらにするのは格好悪くて、余裕で受かる所行けばいいじゃんみたいな感じで余裕ぶっこいていると・・・大抵落ちます。そういう奴をいっぱい見てきました。たまにそんな中でも、強運だけで受かったりするのもいるから、今時の入試方法って何だかなぁと思う時もありましたが。

何が言いたかったかよく分からなくなったけど、とにかく

上を向いて歩こうよ〜

坂本九じゃないけどさ。スキヤキあんまり好きじゃないけどさ。

何かをがむしゃらにやるって経験は、必ず自分を支えてくれる力になります。あるいは自分の限界を知ることは、自分のペースを掴む基準になります。
受験勉強だって、実技試験だって、課題だって、ソツセイだってね。

投稿者:fuka : 2008年01月20日 11:25

トラックバック


コメント: 上を向いて

コメントしてください




保存しますか?