ライ麦畑でつかまえて

FOR MUSABI

家の敷地から出ていないのにとても爽やかな気持ちでいられるのは、
きっと作品をつくっているおかげなんだろうな。
春はものをつくるのにいちばんふさわしい季節かもしれない。
少なくとも僕にとっては。

我が家は帰るたびに自分のものではなくなっていく。
町も風景も僕の手元を離れて、僕の記憶にはおさまりきらなくなっていく。
フレームが瓦解する。
けれどそれは崩壊ではなくて新しく付けたされていくということなんだから、
きっとかなしいことじゃない。

今週が終わったら読みたい本がある。
今からそれが楽しみだけど、いざそのときになったら本は部屋に置いて、外へ出て行ってしまうかもしれない。


オトギ

投稿者:fantasy : 2013年03月17日 21:24

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コメント: ライ麦畑でつかまえて

最後の一行が特にぐっときました。 飛び出すちからっていいよね。
いくつになっても飛びだしたいなっ!って思います

投稿者 takacha : 2013年03月19日 21:14

takachaさん 
きっと飛び出せます、いつでも。

投稿者 オトギ : 2013年03月19日 22:06

コメントしてください




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