あなたと話がしたい

FOR MUSABI


当たり障りのない立ち話よりも、ちょっと深刻な人生相談うけてるほうが安心するときがある。

小学校のときなら恋愛相談とか悪口とか、中学なら進路のこととか、高校なら家庭の事情とか。
そういう真剣な話の方が正しいことを喋っているという確信があって、むしろ気楽になれる。
変かもしれないな。
でもずっと、クラスのご意見番みたいな、長老みたいな、なんか変な位置にいたから、
長話することがちょっとしたクセのようになってるんだ。
簡単な単語のキャッチボールみたいな会話は少し不安だ。
同じ球を投げているつもりがまったく違う重さで跳ね返ってくることがあるから怖いんだ。

人と関わる距離とか間隔、「間」について考える。
あなたと関わるのに最も適したタイミングについて考える。

毎日メールを送り合わなければ不安になる人もいれば、
半年に一度手紙を送りあうだけでつながれる人もいる。

もっと違う年、違う月、違う日、違う時間に違う場所で逢えたなら、
もっと深く話し合うことができただろうなあ。

人との関わりの中で傷つくとき、そう思うと少し優しくなれる。

あなたと心から言葉を交わすために必要なことについて考えている。


オトギ

投稿者:fantasy : 2012年12月06日 23:34

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