わくわくドキドキ☆絵画ライフ

FOR MUSABI

※今日は、みんなだいすき!黒くて中々思い通りにいかないアイツの話だよ!

共通絵画という授業に入ってからというもの、
放課後は隙あればアトリエに行き、体力があれば、8時まで描く、
という生活を続けてる。
こっそり音楽聴いて 飽きたら途中で何か食べに行って と、
マイペースにできるのが嬉しくて、放課後の制作が気に入ってるんだ。

先週までは、他の人が残ってるところに出くわさなくて
たいてい、ひとりで描いてたんだけど 今日は僕ふくめ 3人、
違うアトリエに1人 で制作してた。


なんかね、他の子たちが「ゴ・・・」のつくアイツの話をしてるなあ って、
思ってはいたんだ。
でも、家にいると「掃除しなきゃな」とか、危機感があるけどさ
屋外にいると、何故か安全という気がしないだろうか?
広いところだからだろうか
なぜかそう思ってた
そう、僕は 
この表面だけとりつくろった、「公共機関」という虚構の平穏に騙されていたんだ

まさか のんびり制作してるさなか 大学で アイツに出逢うことになるなんて
思いもしないだろう?

出たんだよ

出 た ん だ よ !!!!

やつは まるでこのアトリエの一員であるかのように
絵の具に塗れたコンクリートの冷たい床に、一点の黒い染みを落としていた


友人「昨日いたやつだ!!」


う そ だ ろ う ?


僕は目の前の現実を信じられずにいた。
どうやらこの 明らかに清潔ではない10号館1階のアトリエには
やつが住み着いていたらしい。
もう何も信じられない ひとりでは生きていけない
誰もがそう思った瞬間である。


その場に集まっていた女子4人は、本能のおもむくままに 凶器を探し手にとった
モップ
木の板
油絵のオイル
トイレマジックリン
の、4つである。
上の2つは鈍器、下2つは「なんか毒になりそうなもの」を探した結果、
導きだされたウェポンだ。
とりあえず かける。
だが、奴は びくともしない。

奴が歩を進ませるとともに、震え上がるからだ
壁によじのぼる度に、あがる悲鳴

静けさに包まれた夜のアトリエは、一瞬にして地獄絵図と化した。
僕たちは知恵をしぼった
僕たちは戦った
だが、最後の一手が決まらない
否、決められない
誰も 近づきたくないのである
つぶすなど もってのほかである


もはや僕たちの手には負えない と悟り
思いつく限りのすがるべき大人に声をかけるも
応援の手は届かない
現場にいた者以外に、その苦しみはうまくつたえられないものなのだ
そう痛感する

もう ダメだ 
やつと戦いはじめて1時間が経過しようとしていた。
もう すべてをみなかったことにしてしまおうか
誰もが敗北を感じ始めたとき、窓辺に見覚えのある青いシャツが見えた
守衛さんである!

「すみませんんんん!!!」

「助けてください!!!!」


出せる限りの悲壮感を出しまくり訴えかけると

なんということでしょう

すぐさまかけつけ
その革靴をはいた 黄金の右足で 奴をしとめてくれたではないか


「こんなもんだよ」

イケメンである。


すべてが終わったアトリエで女子4人
未だ震えののこるからだを抱きしめ
うち 一人がつぶやいた

「わたし・・・・もう結婚する相手は
Gを殺せるか殺せないかの2択で判断するわ・・・・」

キャパシティの大きく広がった瞬間である。


あまりの出来事に半ば放心気味の僕たちは、
そのまま夕食をともに食べ
パフェに癒され 帰路についた。


忘れられない夜になったね と つぶやきながら・・・。

オトギ

投稿者:fantasy : 2011年10月15日 21:56

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コメント: わくわくドキドキ☆絵画ライフ

オトギ様、こんばんは。

この話題の主は、他の方のムサビ日記に何度か登場していますね。

飛ぶと不気味。

だいたい突然現れるし。

娘が「おじーちゃんが・・」と言うので、「おじいちゃんがどうしたのよ」
「だから、おGちゃんが・・」
台所の片付けを曖昧にすると現れるようです。

それにしても、守衛さんは頼もしい・・

投稿者 yukihaha : 2011年10月15日 23:07

ァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´▽`) '`,、'`,、'`,、'`,、'`,、

投稿者 つき : 2011年10月16日 18:02

>FOR yukihahaさん
ええ、なぜこんなにも奴の記事が多いのか、僕は疑問に思っていました。
やっと気づきました。
ネタにせずにはいられないほど、
こちらの感情をゆさぶってくれる生き物だからなんだと・・・。
おじいちゃん! そんな愛のある呼び方 僕にはまだできません・・・
守衛さんはまさにメシアでした。


>FOR つき
ねえ 怒るよ ねえ

投稿者 オトギ : 2011年10月16日 23:37

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