緑のじゅうたん

FOR WORLD

今夜
一部の基礎デ1年生は、教授たちと「清里合宿」って旅行に行ってるんだけど
僕は個人的に、里帰りとして長野へ帰って来た。

ううん なんというか 新鮮だ。

上橋菜穂子の「孤笛のかなた」を読み直しながら、
新幹線の席にもたれ、
ときどき窓の外を眺めたりすると
こみあげてくるものがあったよ。
上京してから数カ月ぶりのふるさとは、やっぱり 美しくもなんともない。

ただ
のびやかに広がる田畑を見たとき

「そっとしておいてほしい」

と思った。

季節と共にうつりかわる稲穂の色は青々と瑞々しく、
点点と散らばるように無意味に置かれた家々は人間味があり
とてもあたたかい。
四角くて固いビルが建ち並ぶことを きっと誰も批判しない。
それほどの平凡さしかない、不便で土くさい風景だ。
でもそっとしておいてほしい。

「つくる」とは・・・「あたらしい」とは、なんだろう。
僕は「あたらしい」と喜ばれるモノを「つくって」と言われる立場だけれど
それはきっと 破壊であってはいけないんだろうな
そう感じた ひとときだった。

ノスタルジーはたしかに感じた。
でも、懐かしさというよりは、何もかも新しく鮮やかに感じたかもしれない。
遠ざかることではじめて、わかることもあるんだね。


オトギ

投稿者:fantasy : 2011年07月25日 20:52

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コメント: 緑のじゅうたん

鼓笛のかなたはうちの好きな本の中の1つ!
まず上橋菜穂子さんの文章がすきだ
今度、語ろう!\(^o^)/

川に飛び込みたいなう。(笑)

投稿者 kなえ : 2011年07月25日 22:24

こんばんは。

オトギちゃんは、どんなエントリーをしているのだろう。。
と、振り返っていた今、なう。

♪ はる〜かぜ〜
と、なんだか、鼻歌を歌いながら、次男バビがリビングにやって来ました。

実家に戻ると、鼻歌も出るらしいようですw
のんびり甘えてくださいね♡

投稿者 ジャスミン : 2011年07月26日 00:05

私は長野の夜の空気と静寂が大好き。
特に冬が好き。夜空が綺麗で。雪が降って。
凍てついた空気を肺いっぱいに吸うのが好き。
夏の夜も大好きだけど。
年取るとともに帰りたくなるよ。
もう4年も経つもんなぁ。。。

投稿者 つき : 2011年07月26日 02:26

>FOR Kなえ
 なんていさましい誤字(笑)
いいよねえええ 何度も読み返したい本!!
 今度Kなえちゃんに会ったら川につきおとすうぃる

>FOR ジャスミンさん
 息子さん・・・!!
あったかい空気がつたわってきてクスッとしてしまいました。笑
でも僕も、機嫌がいいとついつい鼻歌うたっちゃいます。
 甘えさせてもらってます!!
さっそく食べたかった枝豆とお刺身を食べさせてもらって
も〜う満喫中です!

>FOR つき
 うん 長野の夜の底しれない暗さが
今になって心地いい。
こんなに暗かったんだなあって・・・。
もしかして今 星が見えるかなあ・・・

 ふふ 帰りたければ帰ればいいのさ

投稿者 オトギ : 2011年07月26日 23:05

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