人間合格?

FOR WORLD


太宰治の「人間失格」という本があるね。

最近思うことがある。
「速く」「正確に」することが求められる「社会」ってお化け屋敷の中で
みんな、「失格」にならないことで必死になってるなあ、って。

なぜって、「失格」が不幸せだと思ってるからなんだ。
・・まあ、ひとえには否定できない。
順番がある以上、
「いちばん上にたてる王様がいちばん気分がいいはずで
いちばん下のコたちはいちばん惨めであるべき。」
そう考えるのが、滑らかなもののあり方だし、
競っているときは僕だってそう考える。


ただ、果たしてほんとにそうか?


僕たちは人間であると同時に動物でもある
考えるんだよ。
人間的な幸せと
動物的な幸せについて。

順番っていうのは「社会」でうみだされたものであって
「世界」には存在しなかったはずなんだ。


王様が不幸を感じるのは何故だ?
下働きの娘が幸福を感じるのは何故だ?

なんだかねえ
悲しいんだよ。
日本には、人間的な幸福にばっかりとらわれて
自殺していく人がなんて多いんだろう。

周りの幸福の基準なんて、あんまり気にしなくていいんだよ。
もちろん「全部捨てろ」って、唆してるわけじゃない。
人間として生きる合間に、「ご飯がおいしい」とか「星がきれい」とか、
そういう「動物的な幸せ」にひたって幸福を感じてほしいんだ。

まあ僕は、いずれは人間失格して、妖怪に合格したいんだけどね。笑

オトギ

投稿者:fantasy : 2011年07月19日 21:08

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コメント: 人間合格?


妖怪というか、人外になりたい、そしてあわよくば君の伴侶になりたい。

投稿者 つき : 2011年07月21日 00:32

僕の伴侶となるものは、まずは口から火をふけるかどうか、そこが問題だな。

投稿者 オトギ : 2011年07月21日 22:46

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