ハルカゼ

FOR STUDENTS

 今日は風が強くて驚いた。風の強い日というのは好きだ。
なんだか底知れぬ力のようなものが、お腹の奥から沸き上がってくる感じがして、とてもドラマティックに思う。

 今日、基礎デでは、入学後初めての「課題のプレゼンテーション」があった。
(「プレゼンテーション」と一口に言っても、受験生のあなたにはピンとこないかもしれない。
「アイディアを相手にプレゼントすること」と僕は定義しているので、とりあえずそう思って聞いてほしい。)

 プレゼンテーションをすることで、自分自身が作品について責任をもつことができる。
加えて、見ることで他者の考えにふれることができるので、僕はプレゼンテーションが大好きだ。
そしてそんなプレゼンテーションを終えたときに、ふと

「ああ、ムサビに入ってよかったなあ」
「基礎デに入ってよかったなあ」
と思った。

あえて課題の説明は省くが、頭を使うとても難しい課題だった。
だが並べられた課題作品を見たときに「あー、美しいなあ!」と思った。これはすごいことだ。
課題に対し、できる限り誠実に必死にベストを尽くし、そして同じようにベストを尽くした友人の作品を見、圧倒され、刺激され、悔しがる、ということは、今更ながらとても感動的な行為だ。

 受験生活は毎日ギリギリのところで戦っていた。
そして今も、いや前以上に戦っていると思う。
これはとても幸福なことだ。この場所に立っているからこそ成り立つ幸福だ。

というわけで、

あなたが何を幸福と呼ぶかはわからないが、
もしもこの春、ムサビに入るために戦うことを選ぶ人がいるなら、僕は心からエールを送ろう。

この春の風が、あなたの背中を押してくれますように。


オトギ

投稿者:fantasy : 2011年04月27日 21:50

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