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Abracadabra 油科新歓について

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もう一週間以上前になってしまうのですが、油絵新歓に関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。結構前から話し合いを始めた割に、当日はすごくゴタゴタしてしまいました。何しろ、司会台本も当日に書いていたくらいですから。みんなの当日の瞬発力や、判断力、アドリブに頼りっきりになってしまいました。

昨年の二年生が僕らを迎えてくれたみたいに、僕らも新入生をちゃんと迎えられたかな?

油科のアリス

新入生歓迎会を開いてもらった後に、そのお返しとして一年生が新歓返しっていう会を開くのが伝統になっています。昨年、僕達も6月に新歓返しをやることになったのですが、準備期間が一週間くらいしかなくて、てんてこまいだった。motifを「不思議の国のアリス」にしたのも、一番の理由は僕が個人的に好きだったからだけど、パーティグッズとしてアリスの衣装等が手に入りやすいっていうのも大きかったのです。

少し脱線すると、一口にアリスの衣装と言っても、実はバリエーションが沢山あります。原作者のルイス・キャロル=チャールズ・ドジソン(Lewis Carroll=Charles Dodgson)が「地底の国のアリスの冒険(Alice's Adventures Underground)」で自ら描いた、フォーマルなドレス。ジョン・テニエル(John Tenniel)が「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の挿絵で描いたようなエプロンドレス。最も有名なのがメアリー・ブレア(Mary Blair)とそれに基づくディズニー作品におけるアリス。はたまた、最近ではロリータ・ファッションや、パンクファッションにもアリスをイメージした部分が見受けられます。それぞれ好きなアリスをイメージして良いし、ドン・キホーテにもカワイイ路線からセクシー路線のコスプレ衣装が揃っています。

まぁ、まさか自分がアリスのコスプレをすることになるとは思いませんでしたが、(やはり可愛らしい女の子にやってもらうべきだったと今でも思う。)短い準備期間の中でみんなのイメージを固めるにはなかなか良いチョイスでした。ちなみに昨年の新歓返しで着たアリスの衣装は、彫刻科の子に受け継いでもらいました。

油科のハリー・ポッター

今回の油科新歓「アブラカタブラ」は、その新歓返しと対になっています。新歓返しがアリスなら、新歓はハリー・ポッターです。新歓返しがパステルカラーをイメージし、4号館下を不思議の国にしようという触れ込みだとしたら、新歓は闇をイメージし、少し早いワルプルギスの夜を迎えようという感じです。ハリー・ポッターは、アリス程のバリエーションをまだ獲得していないということも考えて、テーマは「魔法学校」にしました。すこし幅を持たせたかったのも、新歓返しとバランスをとるためです。魔法少女だったり、妖術使いみたいな格好してくれている人もいて嬉しかったです。ハロウィングッズはこの時期あまり売ってなかったのは誤算でしたが…。

仮装パーティの本番は楽屋

何故僕がここまでコスプレに拘るかというと、単に見るのが好きだというのもありますが、大学生にとって通らねばならない門だと思っているからです。端的に言ってしまえば、メイクと服の話をして欲しいから。美大生は、既に独特のファッションセンスを持っていたり、お洒落な人も多いのですが、全然わからないという人もまだいるのが大学一年生とか二年生なのではないでしょうか。少なくとも男の子は、そこまで美容に興味無いっていう感じかなぁと思います。とはいえ、やっぱり男子にとってもスキンケア等後々大事になってくるはずなので、この機会に、それぞれの人が持ってるメイクの方法や、服についての知識、意見を交換する場になってくれればいいかな。ハイファッションから、コスプレまで、色んな趣向があっていいと思います。

僕は昔、別の大学に通っていた時、学生劇団に所属していたのですが、そこでもメイクや衣装について色々意見交換出来たことが良いキッカケになっていたなと思うのです。それまで化粧とかに全く興味なかった子が、一度舞台に立った時にメイクしたのがキッカケで目覚めるパターンだとか、服装の幅が広がったりするパターンが結構ありました。こういうものって、まだ好みがそこまで確定していない時に色々話すことが大事だろうなって思います。もしかしたら社会人になってからではそういう話をしなくなるのかも知れないし、大学生のうちに色々試しておくと後々使えるのかも知れません。

一年生のコスプレ率は、やはりそんなに高くなかったのだけど、次はこんな感じで楽しんでってのが伝わっていれば嬉しいです。

台本は難しい

最初にも触れましたが、司会台本は当日の明け方に書きました。司会担当の人はほぼ初見で読むことになってしまって本当にすみませんでした。彼等のアドリブに本当に助けられました。深夜テンションで書いていたので、無茶ぶりばかりになってしまいました。あと、僕は児童文学を愛好しているので、そういう感じになってしまう部分があって、何度も書き直しました。「今日は、皆に仲良く慣れる魔法をかけたよ」みたいな、糞恥ずかしい台詞のオンパレードになってしまって、相変わらず自分の頭の中がお花畑なことに嫌気がさしたりしました。自然な口語体って、すごく難しいですね。みんなそれぞれの文体や口調を持っているってことを実感します。「あの司会者はこんなこと言わない」っていうものばかり。でも、そう、目指す絵の方向性が皆結構違っているのだから、そんなことも当たり前か。

最後に

油絵科の新歓は、油絵専攻と版画専攻の二年生が主催し、その一年生を迎えるという形で行われるものですが、実際には二年生150人弱の人達みんなで最初から最後まで準備をするのは難しいです。バイトや授業の関係で、どうしても一部の人達が情報を独占したり、勝手に進めてしまうような部分があったと思います。当日いられないにも関わらず、協力してくれたり、当日だけでも会場を盛り上げてくれたり、そういう人達みんなが居てくれたから出来た会です。そして何より、来てくれた一年生、先生、研究室のみなさんにもこの場を借りて。ありがとうございました。

投稿者:chisachi : 2012年05月01日 02:09

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コメント: Abracadabra 油科新歓について

はじめまして〜!基礎デのオトギです!
うっひゃー 伝説の油絵の新歓を取り仕切ってらしたのですか!
アリスのコスプレ、おつかれさまです!!(笑)
なかなか(色んな意味で)やり手のライターさんのようで、
更新が楽しみです!
挑発的な文章とやらも、いずれ読ませて頂ければ僕は嬉しいです!

どうぞよろしく!!

投稿者 オトギ : 2012年05月06日 22:49

オトギさんこんばんわ。
取り仕切りたかったのですが、実際は雑用みたいな感じでしたね…(^q^)
いや…もっと文章がうまくなりたいですね。 今読み返すと酷いですが、黒歴史を積み重ねるのも美大生の宿命なのかも。

投稿者 ちさち : 2012年05月08日 00:59

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