子供+美。

後期の課題はとりあえずのテーマとして子供のためのと言うものがある。

子供のころの思い出は、叱られた経験や、痛かったことが、割と鮮明に脳ミソに残るもので、
思い出すのは、いつも汚点ならぬ汚景である、
ただ唯一美しかったと覚えているのが、
花火を、捨てられた思い出だ。

あの日は夏真っ盛りで、父と、その彼女、それと弟と俺と、
NPO、だかなんだかの集まりなのか、大人たちが数人、
山の中で、言ってしまえばキャンプである。

普段は父とあえない、と言う上に、夏、山。何よりキャンプ。
午前中の田植えがあろうとも、テンションのあがらない子供はいない。

まぁ、と言っても逆にテンションがあがりすぎると、必ず失敗をするのが子供の常で、
案の定、花火を人に向けたり、ログハウスの屋内に手持ち花火を持ち込むので、
「危ないだろう。」と腹の出たおっさんの一括。で、半泣き状態。
ついでに「こんなものはこうして」と、袋ごと「たきぎ」に入れられてしまって、
大号泣。
薪と一種に燃えて、紫や緑が激しく光り、火花が噴出す、花火を失った喪失感とともに、
以外にも美しい光にボーゼン。

その後。オッサンとも仲直りをして、誰かが隠し持っていた花火をまたやれて、ハッピーエンド。

なのだけど、よくよく思い出すと、子供がボーゼンとしている近くで、花火が燃えるあの景色って、
ものすごくシュールだよなぁ。


投稿者:aludente : 2010年12月05日 02:34

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