2008年08月のアーカイブ

マニュアルとオート

最近、カメラを買いました。

といっても、キヤノンのCanonet QL17というのを中古で500円だったんですが。

買った動機は、なんつってもデザインが渋い。最近のデジカメみたいにゴテゴテしてない。無骨な感じ。あと、つや消しアルミの質感が何とも言えない。たぶんボディにプラスチックは使ってないんじゃないかな・・。オール金属。そんな、僕の中の「カメラ像」にドンピシャなデザインに惹かれました。

カメラはそこまで詳しくないんですけど、シャッタも機械式というらしく、電池でシャッターを動かすのではなく、バネとかでシャッターを動かすらしいです。だから、シャッタースピードが遅いと、「ジーー」という一昔前のアナログキッチンタイマーみたいな音がするのです。そんな所もなんだか、いちいち琴線に触れてきます。

ただ、ファイダーも曇って汚いし、ピントを逢わせる二重像もズレてるし、電池室が液漏れで露出計が壊れてます。カメラを分解したことないんですが、500円だったということもあって、チャレンジしてみて露出計以外の問題はクリアしました。

で、昨日今日とちょっと試し撮りしたんですが、デジカメと違って「撮ってる」って感じが凄い伝わってきます。手でフィルムを巻き上げて、ピント合わせて、シャッタースピードと絞りを推測して、シャッターを切る。1つ1つの動作が、カメラと物理的に直結していて、陳腐な表現だけれど、カメラが身体の一部のような感覚になってくるのです。

これが、普段使ってる一眼レフのデジカメだと、フィルムを巻く必要はないし、ボタン1つ押せばオートフォーカスでピントもあって、露出もぴったりの写真が撮れてしまう訳です。もちろん、その方が「上手く」撮れる可能性が高い訳ですが、、、

このQL17ちゃんは、まだ出会って数日ですが良い相棒になってくれそうな予感がします。

at 21:31 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)