リアルなムサビ親(母)の日常を
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4年前の今日の話
3月に、なってしまいましたね。
ムサビ日記ファイナルイヤーの最終月ですね。
そういうことと、関連があるようで無いような話です。(すいません)
4年前の今日、私の実父が亡くなりました。
その前月から入院していました。
長女は一浪して、二度目の受験の真っ最中。
現役の時も、一浪の時も、受験したのはムサビと芸大だけ。
ムサビなら、私の実家宅から通えるということも大きなポイントでしたが、
「実家から通える」という点だけだったら、日芸もありだったのに、そちらは受けませんでした。
要するに、長女にとっての憧れの大学はその二校だけだったようで。
私の両親は、私が大学を卒業して千葉県に就職して自宅を出て以来、二人暮らしでした。
父が何度か脳梗塞で倒れ、そのたびに少しずつ体が不自由になり、それを介護している母の方もあちこち弱り、
長女が中3の時に、いよいよもう二人での生活は無理という状況になりました。
それまでヘルパーさんに毎日来ていただいたり、市のケアマネさんが色々と親身になって考えて下さっていたのですが、急遽千葉県内で我が家からすぐに駆けつけることができる距離の老人ホームを探し、入居してもらいました。
昭和一ケタ生まれの頑固親父が一番心配していたのが、家のこと。
それを、「大丈夫だから。」と何とか説得して転居してもらったのです。
そんないきさつもあったので、もしも長女がムサビに受かったら、その家に住むことになるということを、父は嬉しそうに聞いてくれていました。
病院からの連絡で、急いで病院に駆け付けた、4年前の今日。
すでに眠っているような状態の父に
「(長女が)ムサビに受かったよ!わかる?」
と声をかけると、パッと目を開けて、うんうんとうなづきました。
「まだ芸大の2次がこれからだけど、その結果が出るまでがんばって!」
と励ましたのですが、父にとっては、孫にあの家に住んで欲しかったのでしょう。
その1時間後くらいに、息を引き取りました。
むしろ、父が長女をムサビだけに合格させて、あの家に住まわせるように手配したんじゃないかと、密かに思っています。
長女が4年間ムサビに通えたのは、家賃の無い家に住めたことと、家財道具一式揃っていたこと。
日曜大工好きだった父が残したマニアックな工具一式も残っていたこと。(←これは長女が相当喜んでいましたw)
そして相続した部分から学費も捻出できたこと、など。
その4年間が無事に終わります。
昨日、引っ越し先のアパートの契約も無事完了しました。
契約に際しての、保証人の書類とか色々とあって、ここのところ連日バタバタしておりました。
お彼岸のお墓参りに、父に報告することにします。
(卒業式の前に行くか、後に行くか・・・?)
3月は、卒業式準備と引っ越し準備でまだまだバタバタしそうです。
とりあえず今週末は五美大展だわ。