中島敦

このごろの高校現代国語教科書に、中島敦の小説は・・・多分、無いですよね。私が高校生のころには、「山月記」が含まれてました。今となっては、「虎になってしまった男が主人公」で「漢字が多い」くらいの記憶しかないのですが最近、近くの本屋に行ったら何気に、『別冊宝島1625 端正・格調高い文章を味わう 中島 敦』というのが目に留まり、税込み800円で小説16作品が読めるという売り言葉に誘われて、即買いました。
・・・で、昨夜「李陵」という作品を読み終えました。若いころに一度読んだことがあるはずの「李陵」を、アラフォーをはるかに超えた今になって読み返してみると、その「深いコクのある文章」に驚かされます。別に「漢字が多い」から「格調高い」とは思いませんが、一読に値する作品のひとつだと思います。

・・・あら?今日の日記は、漢字が多くなってしまった。すっかり中島敦に当てられてしまっています。

「李陵まで 訪ね来るのか 夏の宵」

投稿者:mauzuki : 2009年05月15日 10:18

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» shocked....!
from 美大日記::ムサビのLilac

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トラックバック時刻: 2009年05月18日 01:07

コメント: 中島敦

こんにちは。コメントでは、初めまして!
私も高校生のときに『山月記』やりました。
去年、教育実習に行った友だちが『山月記』を担当したそうなので、
とりあえず教科書には載っているようです。(授業で取り上げるかは別の問題ですが…)
ちなみにその友だちも、漢字には四苦八苦したそうです。笑(国語の先生なのに!)
ついこの間まで高校生だった気がしているけれど、今読むとまた違った印象を抱くのでしょうね。

投稿者 みちくさとりこ : 2009年05月15日 21:22

私も高校時代に『山月記』やりました!
個人的にはすごくすごく好きな作品で、
同じように山月記が好きだった友達と
熱く語り合いましたね(笑)

中島敦の本はそれ以来読む機会もなかったのですが、
記事を読ませていただいて、『李陵』に興味を持ちました。
是非読んでみようと思います。

投稿者 rura : 2009年05月15日 22:37

こちらでは初めまして、でしたっけ?
山月記、自分もやりました。確か2年生の頃だったので、今から7年前ですかね。

高校の偏差値輪切り状態などの諸要因で、教科書会社も学力的な意味で何種類か本を作ってたりするんですよね。
高校時代に音楽の教科書をいくつか見せてもらったこともありますが、中にはカジュアルに作られているものもあって、やっぱり会社も先生方も必死何だなと思いました。
逆にうちの高校は検定教科書で一番難しいと噂の英語教科書を使ってましたが、自分は予習サボリ魔でしたのでドロップアウトしました(苦笑)

というわけで学ぶ人が少なくなったのは事実ですが、まだまだ現役ですよ、山月記。

投稿者 赤岩 : 2009年05月15日 22:46

初めまして!基礎デ1年・のの子といいます。
私も高2の時に「山月記」を勉強しました。
自分は、正直難しい字が多いしよく分からないし無理だ〜…という感じで
いい加減に授業を受けていた記憶があります。。。ダメですね;
今度読み返してみようと思います!

投稿者 のの子 : 2009年05月15日 22:53

どひゃー!4人もコメント書いてくれるなんて・・・感激・・・というか、今回はコメント期待で書きました。(ある面では、性格的に手羽さん似かも)

>みちくさとりこさん
はじめまして!ぜひ「李陵」も読んでみてください。これからもよろしくお願いします(ペコリ

>runaさん
ぜひ「山月記」も読み返してみてください。そして、さらに熱く語り合ってください!

>赤岩さん
たぶん、はじめまして、です!ムサビ・スタッフ〜の必読書に、ぜひ中島敦を加えてください。アフロ竹林さんにも薦めてくださいね。

>のの子さん
はじめまして!感性を豊かにするためにも、教養を高めるためにも、ぜひとも中島敦を、持ち歩いてください!

投稿者 ムサビズキ : 2009年05月16日 14:04

初めまして。さ、策士ですねムサビズキさん!笑
中島敦はあたしもやりました。読んでハラハラしたものです!
もう教科書を捨ててしまったのですが…惜しいことをしたなと思ってます。
高校の時は、教科書をもらったらその日くらいに殆ど全部の掲載文読んでたのですが、
中島敦がぴか一だった記憶があります。あたしも宝島を買っちゃおうかと思いました!笑

投稿者 helvetica : 2009年05月16日 22:43

いや山月記やりましたよー
ホントどうでもいいかもしれないんですけど
中島敦の娘さんと同じ高校卒業してるらしいです私。
山月記の授業のときやたら国語教師に自慢されました。
でも、どんなキモチなんでしょうね、自分の父親の作品が教科書に載ってて、さらにはそれを勉強する心境。
はたまたテストとか・・・。

投稿者 ヤスタカ : 2009年05月17日 02:58

>helveticaさん
はじめまして!近くの本屋の人によると、「『別冊宝島』の中島敦本の売れ行きがパッとしない」とのこと。なので、ぜひ買っちゃってください。

>ヤスタカさん
>中島敦の娘さんと同じ高校卒業してるらしいです私。
・・・おおお。めぐりあわせというか歴史というか。

「そのようにして、まさにそのようにして、時は流れゆく」
(即興の一行詩?)

投稿者 ムサビズキ : 2009年05月17日 11:08

はじめまして。美大日記のLilacです。
私も高校のとき『山月記』やりました。現代文の先生の解釈がとても濃い授業だったのを覚えています。

名文は解釈する人間によって理解のレベルが変わってくるように思います。難しいですね。

投稿者 Lilac : 2009年05月18日 00:15

>Lilacさん
はじめまして!
この度は中島敦に注目していただきまして、ありがとうございます。
今週は「中島敦ウィーク ・・・あなたの知らない『李陵』の世界・・・」です。(今、勝手に設定しました)
ぜひ『李陵』も読んでみてください。

投稿者 ムサビズキ : 2009年05月18日 10:08

実は李陵も授業で比較のためにさわりだけは読んだんです。
これを機会にじっくり読んでみますね。

あと事後報告ですがトラックバックさせていただきました・・!

投稿者 Lilac : 2009年05月18日 15:24

>Lilacさん
トラックバックの件、了解しました。
ご丁寧なご報告痛み入りMAU!

投稿者 ムサビズキ : 2009年05月18日 18:10

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