2009年05月のアーカイブ

上田秋成

ゆうべ、「雨月物語」の中の一話で、「青頭巾」というのを読んで寝たら、キッチリ寝つきが悪くて、今日はカンペキに寝不足です。
なので、久しぶりに日記をしたためることにします・・・違うか?!

高校の古文教科書には、おそらく今も昔も載っていないと思われますが、高校の副教材としての日本文学史の本には、今も昔も載ってるはずです。

RCサクセションの武道館ライブ風に表現すると・・・

「載ってるか〜い?!(イェ〜イ!)」
「雨月物語だぜ!ベイビー!(イェ〜イ!)」
「さあ!みんな!今夜は雨月でキメヨウゼ!(イェ〜イ!)」

・・・と、まあ、こんな感じになってしまいますが、冗談は、たいがいにキャッスル(castle)だそうですので、話を続けます。

「青頭巾」のあらすじなどを書いてしまうと、アレなので、書きません。書きませんから、まだ読んでない人がいたら、ぜひ読んでみてください。心臓があまり強くない人は、お医者さんに相談してから、読んでくださいね。

中島敦といい、上田秋成といい、
(1)「人間の本質(本性)に迫ろうとする気概に溢れている」こと、
(2)「ムズイ漢字や語句をテンコ盛りしている」こと、
などの点で共通性が、あるとおもいます。

中島敦?・・・「李陵」を読んだ後、他のは全然読んでませんが、それが?

中島敦

このごろの高校現代国語教科書に、中島敦の小説は・・・多分、無いですよね。私が高校生のころには、「山月記」が含まれてました。今となっては、「虎になってしまった男が主人公」で「漢字が多い」くらいの記憶しかないのですが最近、近くの本屋に行ったら何気に、『別冊宝島1625 端正・格調高い文章を味わう 中島 敦』というのが目に留まり、税込み800円で小説16作品が読めるという売り言葉に誘われて、即買いました。
・・・で、昨夜「李陵」という作品を読み終えました。若いころに一度読んだことがあるはずの「李陵」を、アラフォーをはるかに超えた今になって読み返してみると、その「深いコクのある文章」に驚かされます。別に「漢字が多い」から「格調高い」とは思いませんが、一読に値する作品のひとつだと思います。

・・・あら?今日の日記は、漢字が多くなってしまった。すっかり中島敦に当てられてしまっています。

「李陵まで 訪ね来るのか 夏の宵」

テレビを見ていたら・・・

「爆笑問題のニッポンの教養」という番組に、ムサビ基礎デザイン学科教授の原研哉先生が出演されてました。・・・5番煎じくらいになってしまうのを覚悟で書きます。・・・

要するに、「空(くう)」すなわち「何も無い」ということは、「すべてを含んでいる」ということであり、その思想・美意識こそが、現代まで脈々と流れ続ける「日本におけるデザイン」の原点である。

・・・原先生が番組のなかでおっしゃっていた内容を要約すると、こんな風になりました。よろしいでしようか?原先生?

何せ最近、抽象的に物事を考える時間というのが限りなくゼロに近い生活を営んでいるせいで、今現在、脳みそが大変なことになってます。甘いものが欲しいというか、何というか、もうグダグダです。

「デザインと 背中合わせの 芝桜」(家の近くのところどころに、芝桜が盛りを迎えています)