VSバイオテロ

タイトルは濱さん風に。

【事前学習】
木版を摺るときに水性絵具の食いつきをよくするために和紙に水分を与えて湿しておきます。
机に木の板を置いて、ビニールを敷いて、黄ボールという厚いボール紙を敷きます。
黄ボールが湿るくらい刷毛で水分を与えます。
その上に和紙を乗せます。霧吹きでしめらせて、刷毛でしわを伸ばしながら再び水分を与えます。
摺りたいかげんによってその水分は様々です。
する枚数だけ繰り返します。
これを和紙の湿しといいます。
湿したら、下に敷いたのと同じように湿した黄ボールを乗せ、ビニールをのせ、木の板を置いて置いておきます。
摺るときに上の板、黄ボール、ビニールを外して紙を取り出します。
この、木の板、ビニール、黄ボールを「湿し床」といいます。
【事前学習おわり】


湿し床は、何日か使ったら干して乾かします。またつかいます。
ずーっと継続して使ってるとカビが発生します。

湿し床が並んでいる中にずっと放置されている湿し床が一つ…
「あれ、ずっともしかして開けてない?」
「家で制作してるっぽいもんね」


というわけであけてみた。


皆「「「「だhぼさうらhどあhだj」」」」

いた!やつがいた!KABI☆
「やぁ!きちゃった☆」というかんじのこんもりしたKABI!
でんでででんでででででででーん♪
と開けた瞬間思わず脳内で流れるほどのカビ。(バイキンマンとカビルンルンの出囃子)
近くで摺っていた木版Cがまだ開けちゃだめぇぇぇぇぇぇと叫ぶほどのカビ。(カビが飛んでくるから)


即、外に出して黄ボールは捨て、ビニールは洗い、カビの板は拭いたけど恐怖過ぎて
結局洗いました。
銅板にも使う板だから、水張りテープがいっぱいくっついてるのね。木版はあまり使わないんですが。
切手みたいに裏にノリがついたテープです。
ノリと、湿しの水分を養分にして増えちゃうっぽいので
全部洗ってふやかしてはがしました。
6人がかりでガシガシ板に向かう様は何かの宗教のようでしたwwww
きっと、湿しの板と水張りの板は変えたほうがいいと思うんだよ…
予算とかいろいろあるとは思うんだけど…

バイオテロこえーよ…
溶剤は使わないし、銅板みたいに酸も使わないけどこえーよ…かび…こえーよ…

投稿者:kobato : 2010年11月30日 00:08

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