教育実習生きゅっきゅぽんがゆく パートシックス の巻

前回の続き

さて 無事カロリングを終え、教育実習も終盤戦!!
日々、子どもたちに遊ばれながら ついに最初の授業を終えたきゅっきゅぽん

テーマは「オリジナルキャラクターづくり」

そしてオリジナルキーホルダーを作るのだ!!
そしていよいよ査定授業だ!! 


今回は その査定授業と同じ内容の授業を
別のクラスで終えたところから始まります


○○○○○○


きゅっきゅぽんは肩で息をつきながら


散らばった素材や ハサミなどを片付けながら
目は遠くを見つめていた


数日かかって作り上げたTPシートや
準備してきた素材や材料の残骸が実にむなしく目にうつる

教室を掃除しながら 美術科の先生がポツリ

「これを査定でやっちゃあ・・・・・ どういうことかわかっちょうね」

きゅっきゅぽんは塩をかけたナメクジ以上に
シオシオな気分であった

そう

査定前の授業において
きゅっきゅぽんは 失敗をしてしまったのだった


時間が足りなかったのである


時間の足りなさは理解できたが

それを埋め合わせるきゅっきゅぽんの準備が不足だったのだろう


導入という 授業の最初の方の説明を長くしすぎたせいで

制作時間があまりとれなかったのである

作業自体 生徒は楽しんで作ってくれたようである

なにぶん時間がないのでかけあしもいいところ


中途半端な完成も多い中


件の生徒たちからの多岐にわたる質問攻撃の嵐のうちに
授業は幕をとじた

最後のまとめなんてできやーしない


査定では  いくら作業がメインだといっても
キッチリとマトメをしなければならないのだ


それが、なんと


査定のリハーサルともいえる授業で犯した大失敗


不思議だ

失敗すると 前日まであれだけ素晴らしく見えた資料なんかが
ほんとうにそらぞらしく見える


次回はもっともっと作り込まなくちゃあいけないんだ


失敗をおそれるなとかいうけれど

失敗した授業だって
生徒たちにとっては 二度と返ってこない時間なのだ

失敗はゆるされない

きゅっきゅぽんはひっじょうにショボーンとなってしまったが

それをまた 

「なんてことないやい」


というカオをしていかねば
手強い生徒たちの中で実習することはできんのである


それから数日 

またいろんな先生方の授業見学などをさせていただく中で
とてもベテランの先生がきゅっきゅぽんに声をかけてくださった

きゅっきゅぽんは「前回の授業は時間が足りなくてダメダメでした・・・」


ということを話すと その先生からはこんな言葉がかえってきた

「そりゃあね あんた 先生方は技術はもっとるのはあたりまえよ
それは勝てんで当然たい


ただ、 経験がなくても わかくても たとえ教育実習生でも
プロの教師に勝てることがある

それは 

“生徒のためになんかしちゃろうという熱意”

なんよ


これは 技術だけじゃどうにもならんからね」

その瞬間
きゅっきゅぽんのこころは少し軽くなった


きゅっきゅぽんに熱意がなかったわけじゃなかったからである


しかし 数日間 失敗によって気持ちは徐々に
小さくなっていた


けれど この言葉をもらってきゅっきゅぽんは思うのだった

次回、どんなことがおこっても熱意だけは忘れないようにしよう


気持ちのこもった授業なら、多少時間が足りなくっても

縮こまってまとまったもんよりずっといい!!

きゅっきゅぽんは何度もその先生にお礼を申し上げた

きゅっきゅぽんは単純である


言葉ひとつで気持ちが大きくなる

先生の言葉ってすごいと思った

その日の放課後、誰もいない担当クラスの教室を
きれいに掃除していたのは きゅっきゅぽんなのだった

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このエントリには関係ないが

きゅっきゅぽんは 明日

生まれて初めて東京ディズニーリゾートへ行くことになった!!!

ヒャーーーー

どうしよおお

別府のラクテンチのあひるレースでキャーキャー言うような女が
あの はるかなる地へ足を踏み入れたらどうなるんかいのォ!!


嬉しくて実家に電話したら


「ついに我が一族からネズミの洗礼を受けるものが出るのだな・・・

一族から かの地へ行った者は後にも先にも 

きゅっきゅぽん

おまえだけになるであろう・・・・」

と よくわからないがなんだかたいそう大げさなことを言われた


しかし


そのくらい

きゅっきゅぽんにとってすっごいことであった!!


本当に夢の国なのかなあ


電話ボックスの下にウォルトディズニーの遺体安置所があるってほんと!?


なんかもう想像できないなあ


対抗してUSJのサメの飾りでもつけていこうかなあ

というわけで きゅっきゅぽん 初体験してまいります!!

投稿者:kkp : 2012年07月18日 00:36

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コメント: 教育実習生きゅっきゅぽんがゆく パートシックス の巻

きゅっきゅさん、

ほんとに夢の国ですよ〜〜

帰ってからみる財布の中身がなんだか現実とは思えないほど無くなってましたもん。普段だと足踏みしたであろう金額のなんと安く見えたことか(^^;)。

夢の国にいる時間を、目一杯遊んで楽しんできてね(^^)

投稿者 視デ母 : 2012年07月18日 08:57

何だァ、手に汗握るな。査定はどうだったんじゃ...

とはいえ、人前で喋る失敗は誰にもあるものだし、そんな失敗を笑い飛ばせるようになったときには、きゅっきゅぽんはおばさんになっている。

当然、音量子もそんな失敗はしているが、わしも年だよ。若いもんがそんな失敗をしたときに慰めるのって、経験してみると気持ちいいもんだぞ。

投稿者 音量子 : 2012年07月18日 22:57

>視デ母さん

夢の国!!

行ってきました!!!


いやあ あの夜のショーが
びっくりでした

ほんとうにあんなことを毎日やているんでしょうか!?

いつリハーサルや練習をやるんでしょう?

すごかったです・・・・

>音量子さん


なんと 

そのような視点があるんですね!


私からはまだ見えない景色です


そして失敗をしていないと慰められないですね
そう思うと勇気がわいてきそうです

投稿者 きゅっきゅぽん : 2012年07月23日 04:28

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