12月だなんて恐ろしい

もう12月だ。早いすねー。
そろそろお歳暮とか年賀状とか、色々やらねばなりません。
もう今年も終わりだなんて、恐ろしく月日が流れるのが早い…

先週、科目試験に行ってきました。
とりあえず空欄は作らずに、書くだけ書いてきましたよ。。
玉川上水はちょうど紅葉が見頃でした。
遠くに行かなくても、近場でこんだけ楽しめるならいいですねー

旦那の会社の本社が東京を離れることになって、
本社勤務だった旦那は、春ぐらいから単身赴任になりそうです。
子供はいないんですが、諸事情があって、私は東京を離れられないのです。
今後、旦那は今の会社に居続けるのか、転職するのか、色々考えねばなりません。
来年は学生最後の年でもあるので、色々バタバタしそうな予感です…


というわけで、今日も本のご紹介。

今日は恋愛もの行きますか。

あまりベタベタドロドロした恋愛ものは好きじゃなく、
サラリとした表現で、時にはクスっと笑えたりとか、
少女マンガのようなキュンキュンではなく、ちょっとだけキュンとくるような
そんなお話が好きです。

まずは、中田永一の「百瀬、こっちを向いて」と「吉祥寺の朝日奈くん」

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)
中田 永一

祥伝社 2010-08-31
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吉祥寺の朝日奈くん吉祥寺の朝日奈くん
中田 永一 池田 進吾

祥伝社 2009-12-11
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どちらもタイトルに名前が入ってるのは偶然かしら?
両方とも、短編集になっています。
どのお話も、サラリとした言葉で、キュンときます。
少しミステリー要素もあります。そんなところに伏線があったのね!と。
お話の設定も面白い。「百瀬、こっちを向いて」は疑似恋愛から始まります。
吉祥寺の朝日奈くんに収録されてる「交換日記はじめました!」は、
色々な人を巻き込んだ面白い設定になっています。
こんなこと、現実にあったら大変です!笑
「吉祥寺の朝日奈くん」は、文字通り吉祥寺が舞台。
吉祥寺の有名なスポットが数多く出てきます。
吉祥寺校に行った帰りにでも、朝日奈くんたちが行った場所にぜひ立ち寄ってみては?


次は、有川浩の「レインツリーの国」

レインツリーの国 (新潮文庫 あ 62-1)レインツリーの国 (新潮文庫 あ 62-1)
有川 浩

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忘れられない本をきっかけに、ネット上で知り合った男女のお話。
ネットですから、メールやチャットでの話が多くなります。
なので、最初は軽い感じで始まるので、こちらも軽い感じで読み始めました。
そのうち、彼の方が彼女に会いたいと言い始めます。
しかし、彼女はそれを拒む。そこにはある理由が…
お話をじっくり読んでもらいたいのはもちろんですが、
有川さんのあとがきと、山本弘さんの解説も読んでもらいたい(文庫だけだと思います)。
何かを作り出す美大生にとっても、他人事ではない問題が、ここには記されています。
もちろん、「本編を読まずに、まずは解説から」なんていう暴挙に出てはいけませんっ。
有川さんの「阪急電車」も素敵だなーと思ったけど、「レインツリーの国」は負けてない。私の中ではそれ以上。
夏の「新潮文庫の100冊」に入ってる理由が、よくわかりました。


最後は、森見登美彦の「恋文の技術」

恋文の技術恋文の技術
森見 登美彦

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このお話は、すべて手紙で構成されています。
なので、表現に堅苦しさや小難しい感じはなく、非常に読みやすい。
なにより、森見氏と本当に文通しているような気にさえなります。
森見氏お得意の阿保学生が主人公というのは変わらず、毎度阿保な行動をしております。
そして、手紙には森見氏本人も登場します!
クスっというか、ニヤニヤしちゃいますので、電車の中で読む時はご注意ください。
一応、恋愛ものです…笑


では、また次回。

投稿者:kimitoboku : 2010年12月02日 12:47

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