芸術祭2008が終わって2

10月中旬からこのエントリのアクセスが増えています。
ムサビを嫌いになる理由
2年前に書いた記事だけど、今年も同じようなことが皆さんのところで起きてるんじゃないかと推測します(笑)


今回、タマビとムサビの芸術祭を見比べて思ったんですが。


お祭感」ってことだとムサビの方が上かも。

タマビはキャンパスも広くてきれいで、「ああ。このキャンパスを見たら、『ムサビに行きたい』と思う受験生はいなくなるだろうなあ(涙)」と正直思ったりもするんですが、「自分も他人も必要以上に楽しませたい」というポリシー・・・いや、これはムサビ生・教職員に昔から流れる『血』だと思うのだけど、それが濃く出てるイベントがムサビの芸術祭だと実感しました。


ゴチャゴチャしたムサビの芸術祭(笑)に慣れてる人間からすると、タマビの芸術祭はなんとなくさっぱりしてるというか、良くも悪くも「広い公園でやってるフリーマーケット大会」みたいな感じ?
縁日的なガヤガヤした感じが薄い。

それでいて、飲み屋街は「身内しか認められない的」な入りづらい空気が出てる。
ちょっと入るのに勇気がいるんです(笑)
あ。外部の人から見りゃ、ムサビの1丁目もあんな感じなのかな?
なおかつ飲み屋街は時間が止まってる。
10ウン年前のタマビ芸祭にタイムスリップした感覚になりました。
OBからすりゃここに来ることによって安心し、「よきタマビ」を感じる場なのかもしれません。

だけど、もう少しお祭感というか、開放したガヤガヤ感がタマビは出てもいいよね。

そういうところを比べると、ムサビの芸術祭は統一テーマがありつつ、中はゴチャゴチャ・ガヤガヤなカオス状態で、お祭っぽい。
ムサビのゲイサイを惚れ直しました。

それと、「マウチュウ」もそうだけど「MAU」を使った言葉遊びが以前より増えてきています。
これは学生さんに「MAU」という略称が浸透してる証拠で、元広報スタッフとして嬉しい限り。
「メリークリスMAU」とか「あけましておめでとうございMAU」とか、最初はみんなにバカにされながらも言い続けてきたかいがあったというもんだ(笑)




と。
昨日から続いた「ムサビ芸祭の誉め誉めコメント」はこんなところにして。
四輪駆動さんからご指名もいただきましたので、ここからは学生さんが同じことを語ったら「文句あるならあんたがやればいいじゃん。来年やれば?」と言われてしまう内容を(笑)

褒めちぎった記事を読みたくて、手羽ブログを見てる人なんていないでしょ?
そういう人は竹林ブログでも読んでてください。


以下、読みたくない人は読まない方がいいです。



今年の芸術祭で気になったこと。

(1)
一番気になったのは芸実委のスタッフジャンバーかな(笑)
背中に「STAFF」と書いてあるはずなのに、どう見ても「STAF」と書いてあるようにしかみえないのさ。
168.jpg
↑こんな感じで。
狩野英孝だと「すたっふぇー!すたっふぇー!」と呼んでしまうかも。
ま、これは「粗探し」なので、気にしないでください。


(2)
「タマビタマビ」とあんまり言ってると「そんなにいうならタマビさんの子になっちゃいなさい!」と怒られそうだけど・・・作品展示はタマビの方がうまいものが多かったですね。
ムサビはもっと作品展示の見せ方を工夫しないと。
「自分も他人も楽しませる」演出を考えるのはムサビ生は得意なんだけど、それを実際にうまく見せる方法を知らない子が多い。
狭い部屋にパーテーションばかり立てちゃみっともないとか、そんな状態じゃ人は展示部屋に入ろうと思わないよ、とか。
「作品が悪い」と言ってるわけじゃないので。


(3)
タマビもそうなんだけど、パンフレットに友達の写真を多く載せているのはちょっとだけ気になりました。
学生さんの写真が入るだけでパンフレットが楽しい感じになるし、大学広報誌でもよく使う手段なんだけど、どうも実行委員の身内で楽しんでるようにしか見えないのよね。
お友達の写真じゃないかもしれないけど、見てる方にはそう見える。

身内狙いのイベントであればそれでもいいし、「印刷の面付けのページ調整で載せた」ってことだとそれもわらかなくもないんだけど、外部の人が3万人以上も来るイベントのパンフレットに何ページも使ってお友達を紹介する必要がはたしてあるのか。
もし自分が逆の立場だったら、そういうパンフレットをもらってどう感じるか。


(4)
みんな、プラモデルを作った経験が少ないのかもしれない。
女の子が多いせいもあるんだろうけど、塗装の仕方や作業工程の考え方って誰に教わるわけではなく、プラモデル作りから学ぶことが多くて、例えば「銀色塗るならその前にベースの色を塗らないと安っぽくなる。黒を塗ってから銀を塗ると重たく見える」とかね。(印刷でも銀色を使う時は一度下に黒を塗ることがあります)
どこがそうってことじゃなくて、なんとなくそんなことを。


(5)
今更だけど、「宇宙」ってテーマは難しいよね・・。
「今年のテーマは宇宙」と知った時に「やりやすそうに見えて、デザイン展開はやりにくいだろうなー」と真っ先に思ったんです。
例えば、これが「NASA」だったらパロディーに走ることもできるんだけど、「宇宙」だもんね。
でも、恋愛処女のライブタイトルが「LOVE☆プラネット」だったり、テーマに合わせてみんなが協力してる姿は頼もしくもありました。
あ、誉めちゃった。
いかんいかん。ここは厳しくする場。


個人的には「空港」というテーマがオススメなんだけど。
あ、誰も聞いてない?そうですか・・・。

さて。いよいよ次は芸術祭WEBについてぶっこんでいくんで世露死苦!

投稿者:ichiro : 2008年11月07日 04:01

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