卒展の感想2

今日卒制展にいらっしゃる方も多いと思いますので、効率的にムサビ卒展全体を見るルートを書きます。
かなり歩くのでその覚悟を。

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10時にムサビ到着。
正門守衛室前で卒展パンフをゲットして9号館へ。
エレベータ前でデ情報パンフをもらって、6階までエレベータで登ります。
で、6階5階芸文を見て、4階デ情を見て、10号館の4階へ。
基礎デをグルっとみたら、階段で3階視デへ。ここでもパンフをゲット。
視デを見たら、また9号館に戻って3階2階と見て、また10号館2階空デフロアへ。
10号館1階を見て、9号館の地下展示室へ。
展示室(小)→(大)ときて、9号館1階WEBスペースを通って、7号館へ。
7号館を終えたら8号館1階を見て、8号館2階工デ→3階建築。

*通路にも作品があるので、気を抜けません。

そこから降りて、工房を見て、体育館アリーナでテキスタイルの展示。
アリーナからてくてく歩いてグランドのアドバルーンを見つつ、12号館へ。
12号館1階にある映像の「からし色」のパンフをゲットしてエレベータで上へ。
階段使って徐々に下のフロアを見て、12号館地下展示室へ。
展示室周辺にも作品があったり、映像学科の映像作品が見れるので要チェックです。

このあたりで食事タイムかな?多分1時ぐらい。
パパッと噂の油そばをかきこんで(売り切れ御免)、12号館1階→12号館前広場を通り、図書館裏を通ってアトリエ方面へ。
5C号館→5B号館→5A号館→4号館の順に日本画・油絵・版画を見て、美術資料図書館で大学院の作品→中央広場で戦車と紙芝居→1号館→2号館。

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こんなところかしら。
先にデザイン系を見て、後でファインアート系を見るというルート。
逆のルートでもいいんだけど、ファインアートの方が「濃い」ものが多いので、「美大感」を満腹にしたまま家へ帰りたいのなら、このルートをオススメします。
ただ、ゆっくり見て回った場合はくどいようですが1日では終わりません。


美術館で作品を見るのに慣れてる人は、まず全体をささーーとチェックして、そして気になったものだけ後でもう一度ゆっくり見る・・という方法を取るそうです。
展示してる学生さんには失礼だけど、手羽は学科ごとに「今年の●●学科はどんな感じかな?」といやらしい目で見つつ(笑)、サクサク見学して目に飛び込んできたものだけじっくり見てます。自分が興味があるものは地味なものでも目に入るものです。
そうすると1日で収まるかも。

「時間がない」「気になってる学科がある」という場合は、気になってる学科が入ってる建物にまず入って、次にその近辺の建物の作品を見る・・というやり方もありますね。興味が絞られてる人はその方が効率的で「ああ、時間がなくて見たいものが全部見れなかった」ということにもならない。
ただ、興味があるところだけ見るのは実は卒展では避けたい行為です。「え?こんなものまで作ってる人がいるの??」という思わぬ発見があるのが卒展の醍醐味ですし。
例えば、漫画とアニメに興味がある人が12号館で映像学科を見ました終わり・・・じゃ、ちともったいない。
せっかく学内で全学科が展示してるんだから、隣の建物の7号館の視デや空デの作品、8号館の工デの作品を見ると、視デもアニメや漫画を作ってる人がいることを知るし(実は油絵や彫刻でもアニメを作ってる学生さんがいるけど)、世の中にはいろんな表現方法があることに気がつくはずです。
それで興味をもったら10号館の空デや視デの作品も見ればいいし、その流れで基礎デやデ情、芸文も見ると、もっともっと面白いものがでてきます。
12号館地下展示室なんかはいろんな学科が展示してるんで、興味の幅を広げるには便利な場所ですよ。



さて、小出しにしてる卒展の感想。

その12号館地下展示室はここ数年の中では一番いいと思います。
去年まで展示室内に小屋がたくさん建ち並んでて、「だったらこんな大きな展示室でやることないやん・・」と正直思ってました。相手と関係を持ちたくないなら他でやれ、と。
でも今年は小屋らしいものがないし、やはり入り口の象さんですね(笑)
あの作品が12号館地下展示室全体のバランスを調和してるんじゃないかと。
しかもあれが彫刻学科じゃなくて工デ・木工の学生さんだと聞いてびっくり。
いやー、好きです。あの象さんもあのうさぎさんも。
9号館展示室も12号館展示室の象さんみたいなシンボリックなものが一個あると、全体がまとまって、他の作品ももっと良く見えたかもしれない。

ただ、もう少し地下展示室内の作品数が少ないといいんだけどね。
「何もわからない教務課が地下展示室に作品を押し込んでる」と思ってる人もいるかもしれないけど、あれは学生の希望制なんです。教務課で展示作品は選べないので「展示したい」という人はほぼ100%展示できます。状況を聞いてやめることもできます。でも年々展示数が増えてて、かなりの飽和状態。
でもこればっかりはどうしようもないんだよね。。誰かいいアイデアを考えてください。

こういう共同スペースのデメリットは、一個でもまだ作業してるものがあると、他の作品も同じレベルに見えてしまうこと。同じ学科内だったら身内だから我慢するしかないんだけど、他学科の作品に影響を与えるのは避けたいよね。


今回卒展を見てまわって勉強になったこと。

女性の3人に1人が悩んでいて、役者はやっぱり演技がうまいなー、ということです。
あ、日当たりくんの作品です。
私もこっそり見てました。
気がつかずにそのまま入っちゃったんだけど、次に入室してきた人をみるとスリッパに履き替えてた(笑)
土禁だったのね・・・ごめんなさい。






ムサビ日記メンバーの展示場所をどいつもこいつもメールで聞きやがるので(笑)、mixi日記に書きました。
気になる人はそちらをご覧ください。

投稿者:ichiro : 2008年01月27日 02:50

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