VS VCD

こんばんは。
前回書いたビジュアルコミュニケーションデザインの
もう片方の課題の講評が今日、終わりました。長かった・・・。
腰痛な上に寝不足ですが、まとめを書いておきます。

2つも何の課題をやっていたのかといいますと、
1つは人権問題に関するポスター作りで、もう1つは絵本作りでした。

ポスターの方は、広告会社の電通とのコラボ授業でした。
電通では人権問題に関するキャッチコピーを社員や関係者から募集し、
選ばれたものを使ってポスターにする、という事を毎年行っているそうです。
授業でも、今年選ばれたキャッチコピーの中から各自で1つ選び出し、ポスターにしました。

正直、授業が始まるまでは
「電通の人が来るって言っても、プレゼンの時ぐらいにしか来ないんだろうな~」
と思っていたのですが、
実際はほぼ毎週、ムサビ卒のアートディレクターやクリエイティブディレクターの方が来まして。
アイディアやラフに関して、1人1人丁寧に指導して頂きました。かなり貴重な体験。
ちなみに今回の課題で制作したポスターは電通ギャラリーに来春、展示されるそうです。
このコラボ授業はムサビでは今回が初の試みだったそうですが、
もしかしたら来年以降も開講されるかも知れませぬ。

絵本の方は、与えられた1枚の絵画を元に、自分で話を作って絵本にする、というものでした。
絵本を作ることが目的というよりは、絵本という媒体を通して
デザインとは何か?コミュニケーションをどうとるのか?を学ぶ課題でして。
私は割と早い段階から話が出来ていたものの、それをどうやって絵本にするか、で
かなり悩みました・・・。文章と絵のバランスが難しかったです・・・。
毎週、進行具合を簡単にプレゼンしていく感じだったのですが、
出発点は全員同じ1枚の絵なのに、出来上がる話はバラエティ豊かで、大変面白い課題でした。
最終プレゼンは原画を持ち寄って行ったので、これから印刷して製本しなければ・・・。

2つのビジュアルコミュニケーションデザインの課題を通して思ったのは、
芸文は表現が苦手とか、モノづくり出来ないとか
そういうことを言ってる場合じゃないな、と。そんなことを言ってる暇があるなら手を動かさないと。
芸文は美術の知識があるだけじゃなくて、自分でも手を動かして作品を作ったり出来る
そういう人材を育てるところだ、というのがひしひしと身に染みました。
他の大学の芸術学科と1番違うのは、この辺かなーと思ってみたりしました。
モノ作りだけが美術でもないし、知識をつけるだけが美術でもないってこと・・・かと!
芸文を受験しようと思っている人には、その辺をよく考えてほしいです。

投稿者:hama : 2008年12月19日 20:30

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