死んだセミ

自分の心の狭さと、薄さを痛感する今日この頃。
セミを踏んづけた。
セミは気づいたように、バサバサと羽ばたき、
飛べない羽で道路の方に飛んでいく、

昨日夜、ベランダで「バリバリ」やっていたセミは、
朝には、驚くほど軽くなって死んでいた、

そういえば、昨日の昼には小便をかけられたな、

三年と半年前に死んだ、祖父は口数が少ない人で、
両親が離婚し、僕は母方の実家にいたけど、
この「おじいちゃん」と全くと言って、会話がなかった。

しょうがないので、実家の書棚で話しを聞くことにした。
 こちらが聞くと、意外と話してくれるのが老人の常で、
あれよこれよ、、、もとい「あれズラ、これズラ」と話しが出てくる。
意外と関白主義だったことや、仕事(教師)に熱心だったことが解かる。
死人も意外と話すんだな、と、調子に乗っていると、
「和をもって尊しとなせ」と叱られてしまった。
弟や従兄のメンドーを見、和をつくることも含め、
これから職活をしなけらばならないため輪をもてということらしい、

ところでセミは、うるさいだけだな。
セミには、なりたくないものである。

投稿者:aludente : 2010年09月13日 00:59

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コメント: 死んだセミ

一寸の虫にも五分の魂ある事覚えておけよ。

投稿者 佐々木小次郎 : 2010年09月18日 01:21

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