リアルでギリギリな美大生の日常を・・・ (※微妙に非日常系日記)
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教育実習させていただきました。その5
お久しぶりです。完全にブログも夏期休業の四輪駆動です。
そういえば教育実習の話を書き終えてなかった。
もぅ早いもので2ヶ月もたつんですね。
誰か、時間軸操作してるんじゃないの?と勝手に悪役を想像する始末。
ついでに私の記憶も誰か改ざんしてるんじゃないの?と勝手に被害妄想する始末。
そんな訳で生徒の名前を忘れてきたので、ちょくちょく名簿を確認したりしてます。
さて、私が指導案を書いたのは1年生の総合美術。
しかも題材は、なぜか木版をチョイス。
ちなみに1年生の時と3年生の時に木版をやって
どちらも出席が足らず単位を落とし、しかも精神を病むという呪われた版種。
たぶん版画専攻の人たちもビックリだと思う。
私はぶっちゃけ木版が好きじゃない。どちらかというと嫌いな方だ。
時給が発生するならやるかな程度。決して好んでやりたいとは思わない。(おぃ
しかし教えるのと自分がやるのは全く別である。
木版の作品は好きだし、一応木版を学んだ上で“めんどくさい”という結論に至り、
好きじゃなくなった訳なので、人にその作業をやらせるなら結構楽しい。
という訳で木版の授業をやったんだけど・・・・・・・・・
うん、世の中はそう甘くなかった。
90分×2回の授業でやった授業はこういう流れ。
・葉書サイズの半分ぐらいの版木を配る。
・グループごとに彫刻刀を限定して各自彫る。
・自分の版を、色や絵具の量、水の量、圧のかけ方を変えて刷る。
一回目の授業はこんな感じで。
ちなみに正しい刷り方、彫り方ってのは一切教えてません。
私の友達は鉛筆みたいな持ち方で彫ったりしてるけどカッコイイ作品を作るし、
飾ってある生徒の作品が、刷り方がみんな同じだったから
自分にあった刷り方を探して欲しいなと・・・・・
結果、色んな刷り方してくれたし、
一つの彫刻刀で頑張ってこんな風に彫れるんだってのも理解してくれたみたいだし、
結果オーライっちゃあ結果オーライなんだけど
まず失敗その1。
・私が適当に刷ってしまったため、みんな刷り方が適当に・・・
思った以上に道具を忘れてる子が多くて
仕方ないので絵具を筆じゃなくて指でやったんですけど、
それをみんな真似してしまい・・・・まぁ面白いっちゃあ面白いんだけどみんながやってしまうと
あまりよろしくなかったよね。うん、教授がいたら確実に怒られる・・・
失敗その2
・絵具について知らなかったの忘れてた
透明水彩をふんだんに使う生徒を見て気づきました。
ついでにアクリルとの区別もあんまり知らない子もいてあぶないあぶない。
後であんなに贅沢にこんな授業で透明水彩を使ってしまったことに後悔するんだろうなぁ〜
まぁそれも良い経験だ。
失敗その3
・私の基礎知識が無い。
『鳥の子紙って何でとりのこって言うんですかー?』
『木口って何が違うんですかー』
はい、全然答えられませんでした。
正しい刷り方もいまいち。もちろん今は答えられますよ。
鳥の子は鳥の卵の色に似ているから鳥の子なんだよー!えっへん。
・・・って結局言うの忘れちゃった。
でもこれいったいどうやって刷ったんだよーみたいな私もビックリなものを作ってました。
自分で制作するのは嫌いだけど、人が制作させるのは楽しいね。
他にも準備不足とか地味な失敗は色々あったり、
なんかまだまだ書くことはいっぱいある気がするけど、
久々に書いたら首が痛いのでこの辺で。
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オタクには大不評のエンドレスエイトですが
私はあの演出大好きです。