満員電車の中、途中の駅から2台の車椅子に乗った人が乗車した。もともととても窮屈な車内で、車椅子は数人分のスペースを必要とする。「ごめんなさーい!」と叫びながら乗車した彼らは、スペースを空けるため更につめる乗客に「ありがとーう!!」と付け加えた。とても感謝していた。実は先程まで乗っていた大学生らしき男女二人は、彼らのために電車を降り次の電車に乗る事にしたらしい。その一方、私の背後では「2台も乗せて狭くなるじゃないか」と文句を垂れるおじさんがいた。私はそうは思わなかったのでまだまだ心は腐ってないなとホッとした。そして自分がその真ん中に位置していることに気付いた。私の前のあたたかい世界と、背後の卑屈な塊。前を向いていて良かった。

投稿者:uni : 2006年10月22日 22:13

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