リアルな美大の日常を
カテゴリー:-d.教職課程
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ヒルム
母校から、教育実習の承諾書が来た。
つまり、来年の6月、教育実習に来ていいですよ、というお許しの書類。
のんびりした母校らしく、かなり早くから動いていたのにようやく、やってきた。
まだまだのんびりしていて、事前指導の日とか、そもそも実習の日程すら「未定」になっている。
教務課の人も「これは…」という感じで、分かったら知らせてくださいとのこと。
とにもかくにも、肩の荷は下りた。ひとまず。いちおう。
個人的にもいろいろと腹をくくったわけで、だからもう、やるしかないのさ。
…て、このところずーっと言っているなあ。
去年の夏ぐらいの日記を読み返していたら、今より全然、大人びて見えた。
大人というわけでは、決してないのだけど。
ではまた明日。
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「なんでもやる」から
来週火曜日に、学習指導案の提出が迫っています。
対象は中学校2年生、新しい学習指導要領の第2学年及び第3学年、指導計画の作成と内容の取り扱いのうち、「美術の表現の可能性を広げるために、写真・ビデオ・コンピュータ等の映像メディアの積極的な活用を図るようにする」を念頭に置いて、作らなければなりません。
去年、小学校の学習指導案を作るときに写真を用いた題材はやってしまったし、せっかくだからまるっきり「映像」をやってみたい、と思ったものの、私は1年生の映像Iという授業以来、自分で映像を作ったことがありません。
私としては、「映像ってすげー!」「おもしれーじゃん映像!」と、ちょっとした工夫で思えるようなことがやりたいのだけど、いかんせん、私自身が「映像って何?」と思っているもんだから、埒が明かない。
今日、ふと芸術文化学科の友だちで、映像を制作している人に、今回の課題について聞いてみた。
「…というわけなんだけど。で、実は今、『映像を着る』っていうのを考えてるのね。学校の中の写真を撮って、洋服みたいに着た布にその写真を投影するんだけど…、何か複雑だよね?」
「そうだね、もっとシンプルに面白いことができるといいね」
「でも空間を使ってやってみたいんだよねー(と、その理由や実体験を話す)。あ、そういえば2月くらいに東京都写真美術館でやってた『文字の触覚』っていう展覧会見た?」
「見た見た。カタログあるけど、見る?」
「うー、火曜日提出だから週末に考えちゃいたいんだ、ごめん…。で、どういう感じだった?私行けなかったんだよね…」
「(展覧会の説明をしてくれる友だち。この辺を読むと分かりやすいかも)」
「面白そう…それ使えないかな…。何かね、映像の面白さって何なのか、よく分からないんだよね。うわ、面白い!って、どうやったら思ってもらえるのかなあ」
すると友だち、彼女自身が「映像の面白さ」に改めて気づかされた瞬間の話を、具体例を挙げながら話してくれた。
その中身はここでは伏せるけれど、でも私は、「まさしくそれだ!」と思って、そこからするするとやりたいことを考えられた。
まだ思いつきの段階なので今夜中にもっと詰めるけれど、でもこんなふうに「!」ってなるのは、芸文だからだなあ、と思う。
そりゃ、他学科にたくさん友だちがいて、みんな仲が良くて、いろいろヒントをもらえるのがいちばんだけど、なかなかそうもいかないし、私にぴったりするヒントをくれる人なんて、そうそういないだろう。
普段から同じようなことを考え、同じようなものを見ている芸文生だからこそ、私の頭の中にぼんやりとあるイメージに気づき、その人の持っている知識の中から最大限のアドバイスをくれる。
「なんでもやる」な芸文にいてよかったな、と心から思った。
もちろん、迷ったら聞いてしまえばいいというわけではないけれど、絵を描いている人もいる、デザインをやっている人もいる、評論を書いている人もいる、…
どんどん、美術の先生に「なんでもやる」ことが求められている中、芸文生で学ぶことは、大きな意味があると思う。
自分が「なんでもやる」わけではなくても、身近に「何でもやれる」の一端を担う人がいる。
それってすごいよなあ、と思った。
家に帰ってきて、山下残というダンサーさんのことを、思い出す。
これはまた、のちのち。
ではまた明日。
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実習校訪問
今日は、母校に実習校訪問に行ってきました。ぜひ私を教育実習生として受け入れてください、というお願いの行脚。(歩き回っちゃいないけど)
どうにもこうにも先生との都合が合わず、あちらは1名欠席、こちらは教職に必要な授業を1つ欠席の妥協案。
ほんとに教育実習生って足手まといなんだなあ、と実感。
スーツで行く母校は、妙な感じでした。
すでに美術科には2名ほど、実習校訪問の学生が来ているとのこと。1人はデザイン系の学科、1人は陶芸をやっている人だとか。どちらも私の同級生ではないようで…(浪人しているとこういう弊害が…と思ってはみたけれど、もしかするとあちらの方が年上ということがあるかも、ないかも)
とにかく今日は顔見せで、書類を預けて帰ってきました。
そもそも実習にOKがもらえるかは7月まで分からないし、もらえたところでどの学年のどんな授業をやるかは来年度まで分からない。
美術の先生は1度も習ったことのない先生で、不安もあるけれど、逆に気持ちは楽だったりする。
「何を専攻してるの?」と聞きながら書類をのぞき込まれ、所属学科を確認して「理論ね」と納得される。うーん、まあいいか、そういうことにしておこう。すると重ねて聞かれる。
「どの辺のことやってるの?」
うーん、困った。先生が期待してる答えは、多分「19世紀の美術です」とかそういうのなんだろうけど、私、ねこあじさんの動画全然分からなかったしなあ。(でも、学芸員にはならないからいっか!と思うことにした)
仕方がないので、「多分、演劇のことを研究することになると思います…」と答えた。
いや、メディアプランニングの授業で宝塚について調べるし、間違ってはいないのだけど!おそらく、卒業論文もそういう方向性で行くのだろうけど!しどろもどろ。
すると先生、こうおっしゃった。
「そうね、もう美術とか音楽とか演劇とか、境目がなくなってきてるからね」
それでいいのかー
同行していた教育実習担当の先生、「なるほど〜」と大きくうなずく。
それでいいのかー
あくまでも私は、美術の教育実習に行くわけで、…
そんな感じで今日は終わった。
しかしよく考えてみると、次に学校に行くのは来年のことになるのである。来年の5月初旬に教育実習生のオリエンテーションがあるそうだが、それまでは特に学校に行く予定はない。
ということはつまり、この宙ぶらりんの状態のまま、私は1年間を過ごさねばならないのだ…
いや、もちろん宙ぶらりんにするか否かは私の力次第ということなのだけど、それにしても今のこの、美術教育だったり美術の先生だったりにするもやもやした気持ちを、この1年でどうにかしなければならないのだなあ…
やっぱり明日は、四輪駆動さんの触れていた問題について、少し考えて、書いてみようかな。
ではまた明日。
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教員免許状更新制 その2
今日は、お休みでした。おそらく多くのムサビ生は今日も授業があるのだけど(1年生はびっくりした人もいるのかな)、芸術文化学科の学生は、3年生にもなると人によっては余裕が出てきます。
私は、後期からは水曜日も休み。前期のうち、2期も水曜日が休みになります。
今年は私にとって、わりあい大きな出来事?が起こりそうな気がするので(あくまでも予感ですが)、そのために時間を空けたいということもあり、余裕のある時間割を組みました。
履修登録をしようと思ってムサビのホームページを開いたら、「教員免許状更新講習プログラム開発委託事業に採択されました」という文字が目に飛び込んできました。
私も以前エントリーで触れた、「教員免許状更新制」についてのプログラムです。
私はそのとき、
講習は、多くの人が自分の出身校で受けることになるだろう、という予想らしい。
ということは、私もおそらくムサビに戻ってくるのだろう。
30時間の講習のうち、18時間が教科の講習だというのだから、やはりムサビがいちばんだろう。
10年後。
このキャンパスはどうなっているのだろう。
またこの場所に、みんなが集まる。
もちろん、それぞれ忙しくて時期にズレはあるのだろうけど、「教員になりたい」、と10年前に勉強した人たちが、「教員でいたい」、とここにやってくる。
と書いているけれど、武蔵野美術大学試行講習資料(pdfで開きます)を読む限りでは、通信授業も可能らしい。
授業のとき、「先生はなかなか時間が取れないから大変だ」という話をしていたけれど、ムサビではこんなふうに対処するのだなあ。なるほど。
さて、履修登録。今年は教職の科目をいくつか取れば良いだけなので(もう、学科の科目以外はほとんど取り終わっているという快挙!教職の人はいつの間にか単位を取れているので、そんな感じの人が多い)、楽ちん。しかも、そのうちいくつかは芸文研から登録していただけるとのこと。
自分で登録するものが1科目しかなくて、うーん、逆に不安。何度も何度も確認してしまう。
そうだ、そろそろ母校に、教育実習について連絡しなければならない。
私の周りでは何人も実習を断られているのだけれど(その理由に、感じることも多い)、私の母校はといえば寛容というか呑気というか…
年末に電話したら驚かれて、「4月半ばで大丈夫だからね!」と担当の先生と職員さん、2人に言われてしまった。もうほとんど、たしなめられているような状況。
どうやら、卒業生の受け入れには積極的らしい。ありがたいことです。
確かに、実習生は毎年とても多かったし、卒業生ばかりだったなあ。
私は浪人しているので周りに母校の情報を共有できる人がいない。気が楽な部分もあるけれど(気心知れた人に、ぐだぐだになっている自分を見られるのはちょっと苦しい…)、こういうときはちょっと困る。
とにかく、週が明けたら電話してみます。どきどきする。
もう、知っている美術の先生はいらっしゃらないしなあ…
ではまた明日。
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鬼が笑うどころの騒ぎじゃない
私の研修MUSAその3。
食パンを外に向かってまく。
鳩が集まってくる。それは伝書鳩だ。
段ボールを小さくちぎり、鉛筆を気合いで削って、「デッサンの道具を送ってください」と書く。
鳩にガムテープでくくりつける。(鳩、ごめんね)
鳩は飛んでゆく。
鳩は家に着き、デッサン道具一式を背負ってムサビまで帰ってくる。
私はデッサンする。
以上。
私は高校の美術の授業で初めて木炭デッサンをしたのですが、その時に食パン、使いました。
あんまりショックではなく、わりとすんなり受け入れられた記憶が。
でも、美術以外の先生にはまったく理解されませんでした。確かに。
一度、美術の先生が欠勤なさって、自習になったことがありました。
美術室でデッサンの続きをやるように、という指示が出ていたので美術室に行ってはみたのですが、「そういえば、今日は食パンがない!」と誰かが気づき。
何故か家庭科の先生に「食パンないですか〜」と聞きに行き、もちろん家庭科の先生だからって食パンを常に持っているわけではなく(笑)、その先生が買ってきてくださることになりました。
でも先生は最後まで、「木炭デッサンに使うんです」という私たちのお願いが理解できなくて、首をかしげながら近くのコンビニまで行ってくださいました。
耳をもにゅもにゅ食べながらデッサンしてたなあ。
そんな高校に、今日、電話をしました。
平成21年度、4年生の6月に行く教育実習についての問い合わせです。
この間、今年の2年生向けの説明会があり、早めに連絡してくださいと言われたものの忙しくてなかなか電話できず、でも何だか昨日の話がきっかけになり、勢いがついて電話。
教育実習担当の先生って誰なんだろう…、と思いつつ。
受付の方が転送してくださった先は、50点満点のテストで19点を取り、追試に呼ばれて怒られたこともある化学の先生だった。笑
ご無沙汰しております、お久しぶりです、なんて気取ってはみたけれど、先生にとっては出来の悪い生徒のままなんだろうなあ、私。笑
1学年300人近くいて3人しか追試にならなかったんです。その時。
それで、追試の会場で、「3人だけ?少ない!」と言い合っていたら、「3人いれば充分だ!」と怒られました。そりゃ、怒るよね。
結局、教育実習の申し込みは4月半ばからです、との返事。先着順というわけではないですから慌てないでくださいね、と女性の職員さんにちょっと怒られ(あきれられ)、大緊張の電話は終わった。
気の早いやつ、と職員室では評判になっていることだろう。ふう。
でもなんだか、現実のものになってきてびくびくする。
来年6月には、同学年の友だちのほとんどが実習に行くわけで…
緊張、緊張。
ではまた明日。
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ここがスタート
今朝、電車で寝過ごした。
私は4本の電車に乗っていて、寝過ごしたのは4本目。
3本目は1駅しか乗らないのだけど、立ったままぐーすかしていた。
そのままふらふらと4本目の電車に乗り、それは座れるので座った途端にぐーぴーとしていたら、次に目覚めたときは女子高生たちがごっそり消えていた。
何たる静けさ。
慌てて窓の外を見ると、見慣れた鷹の台の駅がみるみる遠くなる。
仕方なく次の駅で降りて、急いで反対側のホームに行って、事なきを得た。
そんな今日。
ちなみに、その出来事のおかげで、一瞬のうちに目が覚めました。ありがとう、寝過ごし。
フィットネスエチュードの授業で、能面を見せていただいた。
女の子がつけると、顔がすっぽり隠れてしまうのだけど、男の子がつけると、顔の面積より面(おもて)の方が小さいので、いかにも「化けています」といった感じになるし、無いはずの表情がとてもリアルだった。
能面は、ほんの少しの光の変化で表情を変える。
少し下を見れば怖い感じに。上を見れば人の良さそうな感じに。
視界がとても狭いそうで、だから能楽師は摺り足でしか動けないとか。
いちばん面白かったのは、「言葉を発したらそれはもう役ではなくなってしまう」という話。
確かに、面をつけた男の子が普通にしゃべると、変な感じ。
すごい!単純にそう思った。
放課後は、東京都教員採用試験説明会だった。
主に3、4年生が対象なのだけど、授業の一環で私たち2年生も参加できることに。
自分のちぐはぐさに気づき、いい経験になった。
私が進路をはっきりと決めるまで、あと1年ある。この1年でどうするかだなあ、と思う。
私は先生という人たちに対して小学生のころから違和感を持っていて、でも今それを目指して勉強している。
その妙な姿勢は、私の演劇に対する姿勢と共通している。
嫌いなのに、好き。まさしくツンデレ。
その距離感を、どう詰めるのか、もしくは詰めないのか。
そんなことを考える1年になりそうだな、という予感。
不平、不満は数あれど、いい意味でも悪い意味でも勉強になった説明会だった。
ムサビにいる人たちが本当に好きだと思った。
でもすっかり参ってしまったのも、また事実だ。
今日の空気にやられてしまった。
明日は寝過ごしたくない。だから今日は、早く寝ます。おやすみなさい。
ではまた明日。
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教員免許更新制
教師論という授業で、教員免許更新制について聞いた。
簡単に言えば、これまで取得すれば無期限に有効だった教員免許状に、10年という有効期限が付くようになるのです。平成21年4月から。ニュースで、ちらと聞いたこともあるのではないでしょうか。
今までに免許状を取得した人も同じく、10年ごとに講習を受けないと免許状が失効となってしまいます。(あらためて講習を受ければ復活します)
現職の教員とそうでない人とでは扱いに違いがあり、面倒、というか何というか。
とにもかくにも私がいただく(であろう)免許状には有効期限が書いてあり、それまでにどこかの大学で講習を受けないと、教員として働いていればクビになってしまうし、そうでなくても免許の効力はなくなってしまう。
10年。
私がこのところ考えていることに、ぴたりと一致していてびっくりした。
もちろん教員免許更新制については耳にタコができるほど聞かされており、今さら10年だの何だので驚くことではなかったのだけど、思わず友だちに、「10年後、何してると思う?」と聞いた途端に、10年が立ち上がってきた気がした。
講習は、多くの人が自分の出身校で受けることになるだろう、という予想らしい。
ということは、私もおそらくムサビに戻ってくるのだろう。
30時間の講習のうち、18時間が教科の講習だというのだから、やはりムサビがいちばんだろう。
10年後。
このキャンパスはどうなっているのだろう。
またこの場所に、みんなが集まる。
もちろん、それぞれ忙しくて時期にズレはあるのだろうけど、「教員になりたい」、と10年前に勉強した人たちが、「教員でいたい」、とここやってくる。
私はそのころも、こうやってブログを書いているのかな。もし書いていたら、その時のことをどういうふうに書くだろう。
さっきの質問に、「とりこちゃんは何してたいの?結婚?」と返され、近ごろ「結婚」というものが妙に気になる私は、「してたいね〜」と答えたのでした。
そろそろ私は、母が結婚して子どもを生んだ歳に近づくわけで、だから変にリアル。
母が31歳のとき、私はもう5歳だった。年中さん。すごい。
10年後、私に5歳の子どもがいたら、やっぱり一度、ムサビに連れてきてみたいなあ。
その図はなかなか想像できないけど。
何というか、ムサビをいつかは卒業するんだと、ちゃんと分かってはいるのだけど、感触として今日初めて理解できた気がした。
「戻ってくる」という考え方。
しかし、教員免許更新制から、何という飛躍…
課題をやらねば、なのでおいとまいたします。
ではまた明日。
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美大生in音大
昨日の日記がしっちゃかめっちゃかになっていますが、今日は「教育方法」の模擬授業でした。
自分の計画した授業の、いちばん最初の10分だけを、班の前で行います。
私は、カメラを使った授業。
参考作品として有名な作家さんの写真を見せたり、自分が撮影した写真を見せたり。
授業のあと、他の班員からの評価を書いたシートを受け取ります。
これがなかなか参考に…、と言いたいところなのですが、私の班は3人しかおらず。
本来は9人が参加するはずなので、何とまあ。
もちろん参考にはなるけれども、やっぱり遠慮気味のところがあるわけで。
(残りの2人は私よりも学年が上だったのだけど…)
空気の読めない私は、うっかりそんな2人の評価シートに辛らつなことを書いてしまい、冷や汗をかきました。
私と同じく演劇部に所属していた友だちが、国語の教員免許を取るべく勉強しているのですが、彼女が自信の模擬授業の感想を、「演劇やってるみたいだった」と言っていました。
何というか、人前に出ることとか、所作に慣れているんでしょうね。
でもそれが演技だったら、怖いな。
午後は、芸術文化学科の授業の一環で、国立音楽大学の図書館に行って参りました。
書庫の中など見せていただく。
貼り紙がかわいかったので、思わず内容をメモしてきた。曰く、
「ビニールケースは、はみ出さない!」
楽譜を入れたビニールケースを、棚からはみ出さないように収納してください、ということなのだろうけど、まるでビニールケースが宣言しているように見えた。
私はのだめカンタービレも読まないし、親しい人が音大に行っているということもないので、音大とはこういうものだ、という意識がありませんでした。
建物に向かって楽器を練習している人は、ムサビでいうならつなぎを着ている人だろうし。
着ている洋服は、落ち着いたお姉系といったところ?
男の子は、ちょっと理科系男子の香り。
学校全体の雰囲気がしっとりとまとまっていて、にぎやかでコラージュみたいなムサビとはまた違う。
お庭の池に鯉がいてびっくりでした。
美大が猫なら、音大は鯉?
構内放送で、「声楽3年、〜さん」と呼び出していたのが印象に残っています。
それでやっと、うわあ音大だ、と理解した次第。
授業の後は学校に帰ってきて、5限。
介護等体験で行う交流企画を仮決定。
面白そうな企画が出てきた。
来週はみんなで試作です。どうなることやら。
ではまた明日。
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私の場所
先生、ってどこにいる人なんだろうと、ふと考えた。
私は今、中学と高校の教員免許を取ろうと勉強しているけれど、先生ってもっと最初からいたんじゃないかな、と、当たり前のことを、しみじみと考えた。そして、これからもずっといつづけるんだろうな、とも。
先に生きる。
小学生のとき、先生なんて大嫌いだった。
両親は、「人のふり見てわがふり直せ」なんてことを言っていた。
そういえば、「先生」と「教員」と「教師」は何が違うのだろう。
でも、私はきっと先生になりたいんだろうな、とは思う。えらそうとかそうじゃない、ではなくて、もっと大きな意味で。
えらそうにしようと思えば、誰だってできる。
大学に入ってから、自分と同じ目の高さにいるのに、「かっこいいなあ、この人」と思える先生に会うことが多くなった。
それは、ムサビという場所も関係しているのだろうか。
毎日人間をやっている、という大きな共通点はあるのに、どうしても高校までの先生に、そういう気持ちを持てなかった。すごいな、と尊敬することはできなかった。
大学の先生は、ちょっと親に似ているのかもしれない。
私の親は、自分たちを尊敬しろなんて言ったことないけれど、でも私はずっと親を尊敬している。
そういう関係だなと思った。
でも大学の先生は教員免許がなくてもなれるわけで、そんなこと実は関係ないとは知りながら、でも私の今やってる勉強って何なんだろう、と考えていた。
今は、今までを総まとめしているのかもしれない。そうすることで、「先生」になろうとしているのか。
ここのところ、今までを整理したい、という気持ちにはなっている。
全然関係ないですが、今とても足裏マッサージに行きたいです。
家にあるマッサージ機で、気持ちよくなったふり、をしている。
ではまた明日。
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よろりちょきちょき

こんにちは、みちくさとりこです。
どきどきしながら、画像のアップロードにチャレンジしてみました。きちんと出来ているでしょうか。もし画像が見えていたら、画面に向かってちょきちょきしてみてください。
ムサビ日記を書き始めて2日目、私とマンガについて書きましたが、私はこんなマンガを描いています。
描いていますと言いながら見せないのは失礼な気がして、ためらっていた画像のアップロードをやってみました。どうでしょうか、もう一度、ちょきちょきしてみてください。
できれば、毎日マンガをアップできればと思いますが、容量をくってしまうのでしょうね…少し考えます。
今日は、「特別活動の研究」という授業で、(ほぼ)生まれて初めてニックネームをつけてもらいました。
来週から、先週まで見ていた「ザ・中学教師」という映画についてディベートを行います。そのためにクラスを誕生日順で班に分け、班員にニックネームをつけてもらいました。
その名も、「ミックス」。…ん?そうだ、ニックネームって、もとの名前が分からないと面白くないんだ。
でも、「みちくさとりこ」でも「ミックス」ってあだ名、つきそうですよね。つきそうです。つきます。つきました!
どんな授業でも、グループワークは難しいです。昨日のことについて友人に話したら、「でもみちくさとりこちゃんぽい問題で、いいんじゃない?やりがいがあるよ」と言われました。確かに、そうです。
(私にとっての)問題がなく、ぽんぽん話が進んでしまうより、よっぽど勉強になる気がします。頑張ろう。
ちなみに先生は、「ムサビ生はグループワークが本当に嫌いなんだ。例年、ディベートになると学生が減るんだよ」とおっしゃっていました。みんなで、「来週ちゃんと来ようね」と約束しました。目線がなかなか合わなかったのはなぜでしょう。笑
それにしても、びっくりしたのは班分けをしたあと、同じ班になった(芸術文化学科ではない)2年生に、「芸文だよね?」と言われたことです。その人も「何で知ってるのか分からないけど」と言っていましたが、なぜでしょう…不思議。
それから、同じ班にまったく同じ誕生日の人がいました。その人は1年生なので、多分年下だと思うのですが、生まれた時間もとても近くて、びっくり。「同じ誕生日の人に会ったのは初めて」と言っていました。一緒に誕生日をお祝いしてみたいです。
今日はそんな日でした。またはしかに関する構内放送が流れていました。あまりみんなが聞かなくなっているのが不安。大丈夫かなあ…
さあ、もう一度みなさんで、ちょきちょきしましょう。ちょき、ちょき。
ではまた明日。
もくもくも
今日の美術教育法の時間は、アトリエちびくろの方が、活動の様子を紹介してくださいました。
去年の工芸教育法の授業でもちびくろのお話は聞いていたのですが、1年間勉強してからだと、また感じるものがあり、面白かったです。
何より驚いたのは、5月20日の活動を記録した映像が、すでに編集されDVDにまとめられていたこと!
芸術文化学科の授業、「アーツプロジェクト」の中にもDocument Project=dpというチームがあり、授業の記録をしています。dpの作業を見ていて、自分なりに「記録の大事さ」は知っていたつもりでしたが、ちびくろの作業の速さに、これは!と思いました。
もちろん、作業が速ければいいというものではないけれど、自分自身の印象がはっきりしているうちにまとめるのと、ぼんやりしてしまってからまとめるのとでは、全然違うよなあと、レポートを書きながらいつも思います。今日見せていただいたちびくろの映像は、ざらっとしているけどしっかりとした手触りがあって、とても良かったです。
記録の大事さは、再来週から実習が始まる、教職総合演習の授業も、然り。実習から帰ってきたら、すぐに記録をしていくことが重要だと、先生もおっしゃっていました。
今日の教職総合演習は、班で共同制作。模造紙に絵の具をたらして、1枚の絵を描きます。
使った絵の具は、シュタイナー教育の実践に用いられる透明水彩絵の具。ドイツにあるシュトックマー社の製品で、なめても大丈夫です。
1人1本筆を渡され(これはとてもお値段の高い筆らしい)、先生の準備した絵の具を使って描きます。
実はこの準備の過程も計算されていて、先生は絵の具の話や筆の話をしながら絵の具を水に溶いていきます。不思議なことに、どの学生も先生の作業が気になって、手元に目がくぎづけ。先生はニヤリと笑って、「こうやって準備を見せると、子どもの集中力が高まるんですよ」とおっしゃいました。
すっかり、先生の思うつぼ。参りました!と思うのと同時に、みんな本当に美術が好きな人ばっかりなんだなあ、と実感しました。
準備が整い、筆を持って紙に向かってみると、わあわあ騒ぎ出す班、相談して描き始める班、それぞれが黙々と描き出す班に、見事に分かれる。私の班は、「黙々と」班。普段から「絵を描く」ことに慣れていて、それが生活の一部になっている人が多いからか、とにかくそれぞれが自分の思うようにやってみる。
私は「筆を持ったのなんていつ以来だろう…」と思うくらいなので、それだけで緊張。とりあえず1枚目のテーマを「動物の動き」と決めて、もくもく、もくもく。授業の狙いは「コミュニケーションを取ること」なのに、どうしても、もくもくしてしまう我が班。私の描いたここが好き、ここの色が好き、と、自分の生み出したものに執着してしまう。
2枚目では、他の人の描いた線と自分の描く線をつなげてみたり、紙をこすり合わせて絵の具を広げたり、周りを見ながらも工夫を始める。なんとかちゃんのその色はなんとかちゃんぽい、と、ちょっとずつ人のことを見始める。
3枚目は私がテーマを提案。自分が絵の根っこに関わると、何だか楽しくなってくる。
4枚目。みんなやりたい放題。ここまで来て、ようやっと、1枚の絵を班員で仕上げよう、という雰囲気に。
でもそこで時間が来てしまい、もくもく班はもくもくと片付け。3班中1番に片付け終わってしまう。本当はもう少し時間があったので、私としてはやっていたかったのだけど…
と、思ったところで、そういえば先生が「思ったことはどんどん言っていかないと、ストレスがたまってしまいますよ!」とおっしゃっていたことを思い出しました。
けれど、疲れているみんなの前で、もっとやろうよ!とは言えないし…
再来週から施設の飾りつけに行くのですが、そのためのちょっとした話し合いでも、「きれいだったらいいんでしょ?」「簡単な方がいいんでしょ?」という意見が出て、そうじゃない気がするなあ…と思いながらも、どうしても口に出せない。
何だか、自分が空中にふわりと浮いたままなような、今日の授業でした。
来週以降、どうやって話し合いを重ねていくのか。そもそも、話し合いを「重ねる」なんてことが出来るのか。
私は、自分では思ったことの半分も言えてないと感じているので(自分以外の人に言わせれば、「何も隠せない人」だそう)、思ったことをどうやって口に出していくか、がこれから課題になるのかもしれません。
面白いと思ったのは、私以外の班員(ファイン系の学科の人たち)が、まるで指先でしゃべっているように見えたことです。
「口に出せない」という私の引っかかりは、共同制作をしたあとでは当たり前の実感なのかもしれない。出せないのではなくて、もしかして「いらない」のではないか?と、少しですが、思います。
もちろん、実習のための話し合いに言葉がいらないわけがないけれど、今日の作業のあとに、何か言葉で説明しようとしても無駄だったんじゃないか、という気がします。
まずはとにかく、来週までの調べもの。
ではまた、明日。
ホニャさん
今日、「特別活動の研究」という教職課程の授業で、「ザ・中学教師」という映画を見ました。時間の関係でまだ半分くらいしか見ていないのですが、非常に興味深い内容でした。
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これは、実際に埼玉の公立中学校で先生をやっていらした方の実話をもとにして作られた映画だそう。
生徒と友だちのように接するのではなく、スーツを着たり、厳しい口調をあえて用いることで、プロの教師に徹する先生の話。
その中に、生徒には自由にやらせたい、という美術教員が出てきたり、言うことを聞かないなら体罰もやむを得ない、と考える体育教員が出てきたりして、主人公の先生と関わり合っていきます。
私は、自分の「塾の先生」という経験を重ねながら見ていました。私自身はわりとこの先生に近く、厳しい先生をやっています。でも、それは1人1人を細かく見られる塾だからできるのであって、学校の教室では、なかなか難しいだろうなあ、と思ったり。
人物や学校のネーミングが、皮肉っぽくて微笑んでしまいました。
生徒と教師は平等だ、と主張する美術教員は「長内(おさない)」、中学校の名前は「桜中学」、主人公の娘の担任は「武田」。
来週はこの続きからです。先生曰く、「ここからが面白い」。楽しみです。
ではまた明日。
少し目覚めた
大学4年生の、教育実習が迫っています。
私も2年後には教育実習に行くので、参考にと実習生のブログを読んでいます。
彼らは行く学校も様々、教える教科も様々。勉強になります。
その中のある人が、ぎりぎりになって実習に行くのを止めたと書いていました。
後輩や同じ研究室の人には迷惑をかけてしまったけれど、やはり中途半端な気持ちでは行けないのだと。この罪悪感は消えないけれど、それを受け止めてやっていくしかないのだと。
その人は、自分の中に「中途半端な気持ち」があるのを感じていたようです。周囲に、教職課程を履修しているのだから行った方が勉強・経験になると言われ、自分もそう感じていたけれど、自分にとっては「経験」でも、子どもにとっては大事な「授業」の時間なのだと気づいた、と書いていらっしゃいました。
こうやって、何度も何度も考え直していくのが、教員になるということなのかなあ、と最近思います。なりたい、という気持ちが強くなればなるほど、目の前に大きな敵が現れて、1つずつ考え抜いてやっつけていかなくてはならない。
今まで、どんな職業に就こうかたくさん考えてきたけれど、ここまで考えたことはなかった。もちろん、先生という職業が、自分と密接に関わっている、ということもあるのでしょうが。
でも、少し、見えたかな、と思います。へにゃん、となってしまうことはこれからもあるだろうけれど、でも、大丈夫。そんな感じがします。
受験生にはあまり参考にならない記事だったかもしれません。でも、ムサビで教職課程を履修することそのものは、とても良い経験になると思います。そこから、どういう道を選び取っていくのかは、自分次第ですが。
ムサビだからこその、教職課程だと思います。
オープンキャンパスでは各学科の授業内容などを垣間見られると思いますが、ムサビにはこんな素敵な教職課程があるのだから、教職課程も(共通絵画・共通彫塑なども)何か出来たらうれしいですね。
このゴールデンウィークは、知り合いの展覧会に行ったり、美術館に行ったり、友だちが働いているお店に行ったりする予定です。
皆さまも、良い連休を。ではまた明日。
やわらかな頭
昨日予告した通り、今日は教職課程について少し書きたいと思います。
私は、現役の時から、「大学で教員免許を取るんだい!」と決めていました。
小学校から高校まで、この人は素晴らしい!と思える美術(図工)の先生に1人も出会ったことがないにも関わらず。
親にもびっくりされましたし、友達にも驚かれました。みちくさとりこはほんとにやるのか?と。
しかし、浪人してもその固い決意は変わることなく、大学・学科選びにも「教員免許が取れるかどうか」は大きく関係してきました。
入学式を終え、オリエンテーションに追われる何日かの間に、教職課程のオリエンテーションはあります。
大きな部屋に集められた「教員免許でも取ってみるかな?」な集団は、教職課程研究室の3人の教授によって、思いっきりおどかされます。
曰く、「教職は大変だ」「教員採用試験の倍率は○○倍!」「大変だ」「大変だ」「大変だ」エトセトラ。
これは彼らなりの親切心であると授業に入れば分かるのですが、このオリエンテーションをきっかけに履修をあきらめる人も少なからずいました。
このブログを読んでいる受験生の中にも、「美術の先生になろうかな」という人はいると思います。
その人たちに、声を大にして言いたい。
大変だよ。←小声
まず、4年間で取らなくてはいけない単位が、教職課程を履修しない人よりもかなり多いです。31単位または35単位とシラバスにはあります。
そのために、取れる授業がある程度制限されてきます。大学で、あれも勉強したい、これも勉強したい、と思う人は、ちょっと悲しいかもしれません。
また、介護等体験や教育実習など、気力も体力も使う科目がたくさんあります。「精神的にタフになりなさい」と言われていますが、本当にそうだと思います。
それでも、私は教職課程を履修していて良かったと思います。
ある教授が言っていたのですが、教職課程で学ぶ科目は、どれも社会と密接に関わってきます。学校という場はもしかして学生にとって一番身近かもしれない社会で、その場について勉強し直すことは、自分のこれまでを振り返ることにもなります。
私は1年生の1年だけで、今まで自分が受けてきた美術教育や、学校教育についてたくさんたくさん考えました。良かったところも悪かったところも見えて、ますます教員になりたいと思うようになりました。
そして今日、介護等体験のための授業がありました。
(介護等体験についてはこちらのサイトをご覧ください)
ムサビの学生は、この授業(教職総合演習という授業です)を履修することで、介護等体験を行うことになります。
このプログラム、「美術と福祉プログラム」はムサビ独自の授業です。多くの大学は7日間限りで介護等体験を行いますが、ムサビでは1年間かけて取り組みます。
昨年度、この取り組みが「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)に選定されました(特色GPとは)。
今日の教職総合演習は、介護等体験に向けたグループ分けです。既に体験に行く施設は決定しているので、その中で5人から6人のグループに分かれます。
あっさり分かれたはいいけれど、1人混じった芸文はもうドキドキ。周りはみんな友達どうしです。
あわあわしていると、先生がおっしゃいました。
「ストレスをためこんだら、教員としてやっていけません。自分の意見をどう表現するか、探っていってください」
この言葉を聞いて、去年の最後の授業で、工芸教育法の先生がおっしゃっていたことを思い出しました。
「あなたたちは既に1年間、工芸教育法を学んできました。今のあなたには、この題材で授業が出来ますか?」
どちらも、震えるような思いで聞いた言葉です。
私は教員になることを決めたんだな、と思いました。
様々な授業を通して、今後考えが変わることもあるでしょうが、2年生になったばかりの私は、受験生だった時と同じ気持ちのままです。むしろ、気持ちは強くなったと言えるかもしれません。
とにかく、頑張ろうと思いました。ありきたりな結論ですが。
そんな今日でした。
明日も教職の授業があります。楽しみです。
今日は鷹の台ホールでお好み焼きライス?というような名前のお昼ごはんを食べました。お好み焼きソースで味つけされた春キャベツとお肉とかつおぶしと青のりと紅しょうがが、ごはんの上に乗っていると言えばいいのでしょうか…
介護等体験のグループ分けの時、歯に青のりをくっつけていたことは内緒です。気づかれていたのだろうか。家に帰ってきてから、ふと鏡をのぞいてのけぞりました。
ではまた明日。