リアルな美大の日常を
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『エリザベート』@帝国劇場
有楽町って本当にビジネス街なんだなあと、観劇くらいでしか足を踏み入れない私はびっくり。
軽くごはんを食べようと思っても営業していないお店ばかりで(それは調査済だったのですが)、東京国際フォーラムで就活イベントを横目に見つつ(そして若干ダークな気分になりつつ)、有楽町をうろうろ。
ようやっと見つけたカフェ(夕方からはバー)でごはんを食べ、向かうは帝国劇場。
この『エリザベート』という作品は、たぶん今まで見たミュージカルの中で2番目か3番目くらいに好きな、何度でも見たい作品。
ウィーンで初演され、日本では宝塚歌劇団が1996年に初演。東宝プロダクションでは2000年に初演され、再演、再々演と回数を重ね、この公演中に700回に達するとか。
実は私は映像でしか見たことがなくて(ウィーン版・宝塚版いずれも)、生で見るのは今日が初めてでした。
でも、もう何度も何度も見ていて、そのたびに好きになる作品です。
同じ脚本・作詞と作曲では、『モーツァルト!』というミュージカルも制作され、これも私が大好きな作品。去年、帝国劇場でこちらも再々演でした。(→そのときの記事)
日本での上演はすべて同じ演出家が手がけていて、だからこそ違いも見えて面白い。
今日、とても興味深く見ていたのは指揮者でした。
今回の指揮は、ミュージカル好きの間では「塩ちゃん」の愛称で知られている塩田明弘さんがなさっています。
どうして指揮者がそんなふうに親しまれているのか?理由は簡単。塩ちゃんは、まるでひとりの役者さんのように指揮をするのです。
最初に見た『モーツァルト!』のときはちょうど塩ちゃん(と言ってしまうので、このまま「塩ちゃん」で書きますね)が指揮をする日ではなくてがっかりしたのですが、去年の『モーツァルト!』ではちょうど塩ちゃんの日に見ることができました。
確かにそのときも、ずいぶん明るい指揮者だなあ、くらいのことは思ったのですが、「ノリノリ」と言われる感じとは程遠かったので、あれ?と思って帰ってきました。
ところが、今日の塩ちゃんはすごかった!
どちらかというと、オーケストラよりは役者さんたちに寄った感じの指揮。高い声を出さなければいけないところでは、ふっと手を高くあげてくれるんです。
オーケストラを指揮するというよりは、オーケストラと舞台の上と、そしてお客さんまでも指揮していく感じ。
私はいつも、帝国劇場お決まりのカーテンコールに何となく馴染めずに(何というのだろう、予定調和というか)幕が下りたあとも拍手をしつづけるということが出来ないのだけど、塩ちゃんに「拍手して!」ってやられると、思わずやってしまう。笑
実は母が先日、すでに1度観劇しているのですが、「この間はこんなじゃなかったわよ」と。
でも、インタビューを読んでみると、何となく塩田さん(と、突然さんづけになってみる)の考えていることが分かるような気がします。
もちろん、人によっては(今までの指揮者より)目立ちすぎる塩田さんのことを好かない人もいるのでしょうけれど…
でも、ゼミでやっていることと考え合わせて、「例えば塩ちゃんみたいな指揮者は、芸文っぽいのかなあ」なんて思っていました。
このインタビューを読むと、日本に「ミュージカル指揮者」という考え方が出てきてまだ日が浅いということが分かる。
やっぱり、塩ちゃんと芸文って、近いかも。なかなか、分かりにくい解説だけれど。笑
さて、実は再来週にもう一度、同じ演目を見に行きます。今度は、タイトルロールを演じるのが涼風真世さん(今日は朝海ひかるさんでした)。
楽しみ!
ではまた明日。
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