『チェーホフ短編集』@豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと

2007年9月にオープンしたばかりの新しい劇場、あうるすぽっとでお芝居を見て参りました。
『チェーホフ短編集』はとても面白く、大満足で帰宅。
しかし、不満は劇場の中にあったので、ある。


新しい劇場ということで楽しみに行ったのだけれど、動線に驚いてしまった。
一般的な劇場は、チケットを買い、半券をもぎられてから、パンフレットを買ったりお手洗いに行ったりして、客席に向かう。
が、あうるすぽっとはその順番がめちゃくちゃで、お手洗いに行ってからパンフレットとチケットを買って、最後に半券をもぎる、となっている。
これの何が困るかというと、開演前のお手洗いなのである。
お手洗いに行って帰ってくると、また半券もぎりのお姉さんのところにきてしまうので、むだにチケットを見せなければならない。すでにもぎられたチケットも、もぎられていないチケットと同じように見せなくてはならないのである。これは、時間のむだだと思う。
確かに、一般的な劇場でも、客席を離れるときにはチケットを持って行く。ただ、それは座席の位置が分からなくならないようにするための方法であって、チケットを持っているお客さんとそうでないお客さんを区別するための方法ではない。
その区別は、入場の段階でされている。合理的なシステムだと思う。
なぜ、新しい劇場でそういったことが考えられなかったのか…
小劇場と名乗ってはいるが決して小さな劇場ではない。しかも、区立の劇場。
それなのに、と思ってしまう。それだから、なのか。
いまいち、真意をはかりかねる。


もうひとつ問題をあげるとすれば、この施設(あうるすぽっとを含む、ライズアリーナビル)が完全なバリアフリーではない、ということだろう。
エレベータは設置されているのだが、2基しかない。
この建物は図書館を併設しているので利用者も多く、私ですら肩身の狭い思いをしなければならなかった。階段も、狭い。
その先は言わずもがな。


確かに、施設の方向性や考え方、意気込みは正しいのだろう。
豊島区も、なかなか力を入れて取り組んでいるようだ。
しかしなあ…
いったい、どんな人が豊島区の文化政策に関わっているのだろう。
例えば同じ公共の劇場でも、世田谷パブリックシアターはかなりきちんとした考えのもとに運営されているように思うのだけど。
あうるすぽっとの「芸術顧問」は小田島雄志さん。
一方の世田谷パブリックシアターは、野村萬斎さんを「芸術監督」に据える
これは表向きの顔だとして、内情はどうなっているのか。


私自身、今はただの観客でしかなく、芸術文化学科に籍を置きながら文化政策について、まだまだ不勉強です。自分がいまいましい。
そしてきっと実際の現場に行ったら、私みたいな小娘の意見はどこかへ消えてしまうのだろう。
(だからこそ、あんな動線になっているのだろうし)
そうでない場所を願うけれど。
そんなことを考えました。


そして、みちくさとりこの合格祈願待受、今日が締め切りです!ぜひぜひ、お早めに。
明日には、皆さまにお送りします。


ではまた明日。


michitori◎hotmail.co.jp(◎→@)

投稿者:torico : 2008年01月31日 20:19

トラックバック


コメント: 『チェーホフ短編集』@豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと

コメントしてください




保存しますか?