我が家の読書感想文

朝起きて、ぼんやりした頭のまま、手羽さんの記事を読む。


そうかあ、この日記って、私の毎日と私の頭の中の編集なんだなあ。
そして、ムサビ日記そのものも。


小学生のとき、読書感想文というものがよく分からなかった。
忘れもしない、1年生のときは『足ながおじさん』で書いたのだけど、「いちばん心に残った場面を書きなさい」という出題、というか指示の意図が理解できなかった。
1冊の本を読んで、「いちばん心に残る」って何だ?
よく分からなかったので、本文を頭から書き写していったら、情け容赦ない母もさすがにあきれていました。笑
規定が400字詰め3枚くらいで、それに入らなくて泣きついたんですね、私。
そりゃ、あきれます。
でも、分からなかったんです。ほんとうに。


例えば、『足ながおじさん』に出てくる、「執事」。
私には、この存在が衝撃的でした。
最後の方で出てくるのですが、子ども向けの『足ながおじさん』だったから、「しつじ」と表記してあるんです。
そうすると、やっぱりこう、メェ〜、と鳴く方を想像してしまうではないですか。
でもさすがにそれはないなと思って、母に聞いたんです。
そうしたら、「これはね、」と教えてくれて、そのあと、「私も1年生のときに読んだけど、とりこちゃんと同じこと思ったなあ」と言って。
それにびっくりしました。
私が読んだのは、母から譲り受けた『足ながおじさん』だったので、まったく同じ活字を、何十年か前の母が見ていたということになる。
同じ活字、同じ疑問。
本当に「いちばん心に残った場面」を書かせたら、多分そこになってしまうくらいの驚き。


その驚きを、ちょっと思い出した記事でした。
うーん、「編集」とうまくつながってない気もするんだけども…


だって『足ながおじさん』は外国の話。
ジュディが住んでいる寄宿舎とか手紙とか挿し絵のシルクハットとか…
ひとつひとつに、びっくりさせられていた私は、何から書いたらいいのか分からなかったんです。
心に残った場面をひとつ決めて、それについて書くなんて不可能に思えた。
その時は確か、母がうまーく私から聞き取り調査をして、下書きを助けてくれたように記憶しています。


ちなみに父は、「いちばん心に残った場面がいちばんつまらない箇所だったからそれを書いたら先生に怒られた」んだそうで。
それはそれでどうなのと思うけれども、我が家が「平和だね〜」と言われる理由が、よく分かるような分からないような。


でも不思議。
しつじの私も小学生だった父も、ある意味では正しいことをしているのに、怒られてしまうんだから(私も「しつじ」の話をメインで書いたら怒られていたはず…)。
読書感想文における正しい切り取り方、というのが、あるんだものね。


で、そんな父にあきれかえっていた(ごめんねお父さん、ムサビ日記に書いちゃった)母はどうだったのかというと、「私はそういうおまぬけなことはしなかったのよ」だそうで。
すごいなあ。彼女は我が家のヒロイン。


ではまた明日。


しかし、足ながおじさんとジュディの年齢差って、どれくらい…?
多分、親子くらい離れてますよね。すごい。
それを受け入れたんだから小学校1年生の自分、なかなか器の大きいやつかもしれない…


michitori◎hotmail.co.jp(◎→@)

投稿者:torico : 2007年11月21日 21:53

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