リアルな美大の日常を
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本日の敵、それは油断
今日は、ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン(VCD)の課題(=絵本)提出日だった。
先日製本した絵本を大事に大事に携えて、登校。
いつもより少し早い電車に乗れたので、うれしい。
しかも、土曜日だからとても空いている。
私は、平日ならとても座れない、はじっこの席に腰かけた。
とたんに、眠気が襲ってきた。一瞬、寝たらまずい気がするなあ、と思いながらも、寝た。
その時、絵本を入れた小さな紙袋を、自分とはじっこの間の空間にはさんだ。
自分とはじっこの、サンドイッチ状態。
そのまま、約30分。うとりうとりとしているうちに、降りる駅がやってきた。
私は、周りの人が動く気配で目が覚め、は!っと電車を降りた。
降りて、乗り換え口へのエスカレーターを上がっているところで、私は気づいた。
…絵本を忘れた!
信じられない話であるが、私はサンドイッチの中身だけ、電車の中に置いてきてしまったのだ。
エスカレーターの途中でくるりと振り返った私。
こういうとき、人はまさしく冷静とパニックの間にあるわけで、逆走しようと振り返ったとたんに、「逆走はまずい」と気づく。
で、仕方がないからダッシュでエスカレーターを駆け上がって、隣の階段を下りて、ホームに戻ろうと思う。
ところが、そのエスカレーター、しかもてっぺん付近で思いっきり転ぶ私。
ここでも私は冷静にパニック。そう、「手が吸い込まれる!」と思ったのです。とっさに。
そこから先、どうやって立ち上がったのか覚えていませんが、私の左手の指は、まだ無事にくっついています。ひどいつき指をしただけ。
家に帰って親に話したら(そもそも話そうかどうしようかすごく迷ったのだけど)、「本当に気をつけてよね!今だから笑って話せるんだから!」と怒られました。
起きあがった私は、意味もなく周りの人に「すいませんすいません!」と謝り(人が全然いなかったから、ほとんど迷惑にはなっていなかったはず)、階段を駆け下りる。
電車のドアは閉まっていたけれど、まだホームにはいたので、うしろから首を突き出していた車掌さんに、「すいません!茶色い紙袋を忘れてしまって!今!そこに!」などなど叫んだら、「駅員に言ってください!」と怒鳴り返され。
そして、ホームにいる駅員さんにわけを話したら、「駅員室に行ってください」と怒られ。
今になって考えてみれば、このときの私はかなり鬼気迫るものがあって、変な人だと思われていたんだろうなという感じだけれど、その時には全然、周りなんて見えていなかった。
駅員室に行って、これこれこういうものを忘れたんですけど、と話す。
「今日ないと困るんです!」と半泣きになりながら、「今日ないと困るものを手から離すな自分!」という情けない叫びも自分の中にこだま。
駅員さんはダイヤを調べてくれて、2つ先の終点で確かめてくれるとのこと。あったかどうか、連絡を待ちますかと聞かれましたが、それだと1限に遅刻してしまうので、「いいです!自分で行きます!」と言って、終点まで行く。
そしてようやく、絵本は私の手元に戻ってきたのでした。
いやはや。
何が情けないって、すべて自分が悪いところ。自分の不注意がすべての原因だったということ。
そして、とにかく軽い怪我で済んで、よかった…
エスカレーターの終わりをはっきりと目にした瞬間は、まるで走馬燈のように。全身の力を振り絞って立ち上がった気がします。不思議なものだ…
とにかく、無事に提出も終わり、私も無事で、よかった。よかった。
これからは、大事なものを手から離したりしません。
…なんて、基本的なことだ!本当に自分が情けない。
しかし一方で、「これはムサビ日記のネタになる…」と考えてしまう自分がいることも確か。笑
終点に向かう電車の中で、すでにそう考えていました。
何にせよ、慌てるのはよくない。注意深く、はやめはやめに、動いていかなくてはならない。
最近の自分は注意深いと思っていたので(高校生だったころなんかと比べると)、まさに油断大敵だと思った。
受験生のみなさんも、この時期の怪我には、十分に注意してくださいね。
私も受験生だったころ、母にうるさいくらいに言われていたものです。
私はすでに、1年間、人より多く受験生だったので、なおさら。
階段はゆっくり降りて、絶対に急がない。急ぐくらいなら、早め早めにうちを出ましょう。
今日の私も、いつも早めに学校に行くようにしているから、遅刻せずにすんだのだと思います。絵本を忘れたことには慌てたけれど、遅刻するかも!という慌てはなかった。
人のふり見て我がふり直せ、です。みちくさってお間抜けさんだなあ、と思った皆々様、存分に注意して生活してくださいませ!
朝のうちにいろんな力を使ってしまったので、授業はもう、ぐだんぐだんだった。
特にテキスタイルは、積み重なった疲れも相まって、でろでろの気分。
ちょっと逃げたり、していた。
明日は髪の毛を切りに行く。
髪の毛を切るのは、私にとって身体の中身を入れ替えるための手段。
新しい気持ちになって、毎日が過ごせる気がする。
今日までのぐだぐだな気持ちも、注意深くない私も、髪といっしょになくなってしまえ!
ではまた明日。
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