リアルな美大の日常を
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オープンキャンパス
こんにちは、みちくさとりこです。
つい先ほど、帰宅いたしました。
予定外にプレゼンが早く終わり、テアトロ・ノキチッタを見ることができたのです。まだ残り2公演ありますから、私のちょっとした感想は「続きを読む」に隠しておきますね。軒下がぴったりのお芝居です。
(芸術文化学科 オープンキャンパスウェブサイト)
さて、ではヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン…と行きたいところですが、まずは今日、学校に着いてびっくりしたこと。
一夜にして学校がオープンキャンパス仕様になった…!!
私は昨日、2限が終わってさっさか家に帰ってしまったので、あまりの変身っぷりに腰が抜けそうになりました。いえいえ、誇張ではないです。この一瞬の力、ムサビだなあ…、と思いました。
芸文のホームグラウンドである9号館に入り、ロッカーに向かおうとエレベーターに乗ると、ここでもびっくり!思わず携帯で写真を撮ってしまいましたが、まだ明日があるので月曜日以降に載せてみようと思います。
オープンキャンパスそのものはほとんど見られていないのですが、自分が高校生じゃなくなったんだなあ、と痛感しました。
彼らと自分の、時間の流れ方があまりにも違うようで、私にもあんな時があったのだろうかと、立ち止まって考えてしまいました。
私も、素直だの正直だの言われるけれど、高校生には勝てない…!!高校生は無敵です。
では、ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン(VCD、絵本の制作)のプレゼンテーションについて話します。
今朝、学校に向かう前に音量子さんの日記を読み、そういえばと思うことがあったので、それについても少し書きます。
この2か月、毎週月曜日にVCDの授業があり、そのたびに「プレゼン」が行われました。でも、この「プレゼン」という言葉づかいは、他の学科や会社で使われているそれと、違う部分があったのではないかと思います。このことを、音量子さんの日記を読んで思い出しました(前から、説明を加えなくては…、と思っていたのです)。
今までVCDの授業でやってきたプレゼンは、「今週1週間、何をやってきたのか?何を考えてきたのか?それをどのように形にしてきたのか?(もしくは、形にできなかったのか?)」を話すものでした。それは必ずしも、聞き手を説得させるものではありません。むしろ、自分の1週間を話すことによって聞き手からの疑問を聞き出し、制作に反映することが大切にされました。
今日の授業で、「芸文はどの科目でも『編集』を学ぶ」という話になりました。これは誰が言い出したというわけではなく、絵本を制作する過程でそれぞれが(もちろん私自身も)納得していったことです。
制作の過程では、いろいろなことが起こります。この「いろいろなこと」を説明する(語りかける)のが、VCDのプレゼンでした。
そして、その「いろいろなこと」を、どう「編集」していくのか。それが、授業の大きな目標だったと、私は考えています。
つまり、今まで行われたプレゼンは、プレゼンだけを聞いてもあまり分からなくて、それはとっかかりにすぎないということ。自分の考えを話してみることで、他の人の考えを知り、それをきっかけに自分の考えを束ねていくための、言ってみれば手段でした。
ただ、今日のプレゼンに関しては、今までに起こった「いろいろなこと」をまとめて説明し、ああだからその絵本になるのね、と聞き手を納得・説得させる必要がありました。いわゆる「プレゼン」に一番近かったのではないかと思います。
ですから、だらだらとしたプレゼンは聞き手も飽きてしまったし、そうでない人のプレゼンは、うんうん、と納得できました。
受験生はシビアでした。でもそれが実際。精進しなければと思います。
3回くらい言いたいことを繰り返した気がしますが、伝わったでしょうか。自分の中でも少しごちゃごちゃしているので、書きながら、それこそ「編集」しています。
私のプレゼンでは、小冊子を配布しました。与えられた時間が5分だったので、本当に言いたいことだけをその場でしゃべり、でも実は自分の中ではすごく大事だったことを、A3サイズの紙を折り畳んだ冊子にして、話し出す前に配りました。
これ、本当はずるいのかもしれません。でも、レジュメみたいなものですから、そこまで道を外したものでもない、と私は考えています。
もちろんその冊子だけに集中してもよくないわけで、今まで語られなかった奥底の考えも伝えました。
私の順番の時、受験生が1人来ていて、一所懸命耳を傾けてくれていました。彼女に、きちんとつたわってるといいな。
今回の冊子は、以前アートマネージメントの授業で話題に上った、「プレスパッケージ」をもとにして作られています。(プレスパッケージについて書いた以前の記事)
先日、金曜日の授業でもプレスパッケージの話になりました。
先生は、今開催されているベネチアビエンナーレにいらして、その時のルクセンブルグ館のプレスパッケージについて話してくださいました。
ルクセンブルグ館のプレスパッケージは何と、USBメモリが、ぽんと1つだけ。銀色の、印鑑みたいなものでした(授業で遠くから見ただけなので、実際の形状はちょっと違うかもしれません)。他は、CD-ROMに薄い冊子をつける国がほとんどだったそうです。
その話(と実物)がとても衝撃的で、実はそれまでに冊子はできていたのですが、私のやりたかったことってこれかもしれないな、と思いました。
そして、続けよう、と思いました。プレゼンや絵本は関係なく、この冊子には何か意味があるような気がします。
同じくムサビコムメンバーであるおく★ともちゃんも手作りの冊子を配っていて、何だか面白かった。
それからおくちゃんも言っていたけれど、私もみんなのプレゼン中、何回かうるうるしてしまいました。確実に深いところを突いてくる絵本があって、強烈に私の中に残りました。
そんなプレゼンテーションでした。
ではまた明日。
明日オープンキャンパスにいらっしゃる皆さん、日射しには気をつけて、水分を充分取って、楽しんでくださいね。
「続きを読む」をクリックすると、テアトロ・ノキチッタのちょっとした感想があらわれます。まだご覧になっていない方は、じっと我慢してくださいませ。
テアトロ・ノキチッタの感想を少々
まず意外だったのは、公演が終わって外に出て、出演したみんなと話そうとしたら「視線のハードルが高かった…!」と言われたこと。笑
一体どういう意味だろう…ムサビコムメンバーだからかしら。ちょっと緊張しながら感想を書きます(アンケートにはうまく書けなかった…)。
今回、初めて本格的に「演劇」に取り組んだ人も多いだろうに、役者がみんな上手で、自分が情けなくなりました。私は高校で演劇(みたいなもの)をやっていましたが、棒読みすらできない大根役者だったので、とにかく、すごいなあ、と思っていました。
出演者全員が自分の知り合いというお芝居も、高校以来。普段はあまり話さない人の一瞬の表情に、何とも言えず掴まれました。
私は、VCDのプレゼンで「絵本は、イメージ100%+文章100%で200%のものだと思う」と話したけれど、同じことをこのお芝居にも感じました。お芝居では、100%にすべきものがたくさんあって、むずかしいなあ、とも。
例えば、脚本だけあってもそれはお芝居にはならなくて、そこには役者が必要で、役者を見せるための照明も必要で…、もちろん、それぞれがやり取りをしなくてはいけなくて、厳しい場所だなあと思いました。
今回は、脚本の部分が他より少し大きかったと感じました。だから、すべてを束ねたあの空間ではなくて、言葉の並びだけを追う瞬間があって、ぞれは決してマイナスではないのだけど、意識を持って行かれることに、ああ…!と思いました。
でも、よかったなあ…約1時間半だったけど、1時間半とは思わなかった。
よかった。
「またお芝居やりたくなった」は、私の中でいちばんのほめ言葉、ですよ。
明日も2公演、遠くから応援しています。
では、また。
ブログで使われている「プレゼン」の意味がよく分かりました。
自分が考えていること、また自分が何を作り上げたいか、それを言葉にし人に問いかけること、また自分自身に問うてみることは非常に重要なことと思います。
投稿者 音量子 : 2007年06月17日 17:04
コメントありがとうございます。
「自分自身に問うてみること」…
そうですね。ほんとうに。
投稿者 みちくさとりこ : 2007年06月17日 18:54