痺れる

今日は、出光美術館で「肉筆浮世絵」という展覧会を見てきました(出光美術館ウェブサイト)。


先日、東洲斎写楽を題材にした「写楽考」というお芝居を見たことが、今日の展覧会を見に行くきっかけになりました。
「写楽考」には写楽と共に喜多川歌麿も登場します(実際にはこの2人は同時代の人ではありません)。
私が一番印象に残ったシーンは、歌麿が取り憑かれたように絵を描くシーンでした。
でも私は、喜多川歌麿の名前は知っていても、作品をほとんど知りません。あのシーンで歌麿が描いていたのは何だったのだろう?それが知りたくて、展覧会に足を運びました。
(ちなみに今回の展覧会では、写楽の作品は展示されていません)


今回の展覧会の見所は、タイトル通り「肉筆」の浮世絵が展示されているところです。
浮世絵といえば「版画」のイメージですが、今回取り上げられているのは絵師たちが肉筆で描いた「絵画」。版画に比べ、細かい模様(着物、髪の毛など)を描けるのが特徴です。
会場でも、北斎の「春秋美人図」の着物の柄を拡大して展示してあり、なかなかに面白かったです。もう少し数があるとうれしかったかも。何せガラス越しなもので、近視と乱視の合わさった私の目では、よく見えない部分も多いのです。模様の確認のために、カタログを買いました。2800円也。


さて、期待の喜多川歌麿。
見た瞬間、ぐわっと意識が持っていかれるようでした。キャプションを一切読まなかったのに、すぐに、何か違うなと思えました。見てみると歌麿。
特に、「娘と童子図」が良かった。どこが、とはうまく言えないけれど、色づかいや、子どもの声が聞こえてきそうな様子、娘の表情、など。
舞台で見た歌麿の姿が、蘇ってくるようでした。背中を丸くして、一心不乱に描いていた姿。
歌麿の絵は、鋭くて、尖っている印象です。北斎は、やや鈍いような。


今、造形学概説という芸術文化学科の授業で、江戸時代の美術の勉強をしています。もちろん、浮世絵もその中のひとつ。
授業で聞いた言葉や物事が解説に出てきて、あ、分かる分かる、と思えるのが面白かったです。やはり、背景を知っていれば知っていたで、理解できる幅は増えるなあ、と。
思うのですが、なかなか。難しいです。こうやって、一つ一つ覚えていくほかないのでしょうね。


美術館をあとにして、私が向かったのはとあるお店。高校時代の友人が働いているので、アポなしで遊びに行きました。
そのお店が掲載されている雑誌を見て、そこはお店+ギャラリーだと思っていたのですが、行ってみればギャラリーinお店という雰囲気。なるほど。ギャラリーが別にあるわけではないのですね。
お店のあれこれを説明してくれる友人はとてもかっこよく見え、私は少々しょんぼりしながら帰宅しました。
お店はとても楽しかったです。きっとまた行くでしょう。営業スマイルにやられ、ばっちり会員登録もしてしまったし。笑


そしてそこから新宿に向かい、諸々の用事を済ませて帰宅したのでした。
ようやっと、ゴールデンウィークらしいことができました。
できたと思ったら、明日はまた学校です。明後日も学校です。遠のくゴールデンウィーク。でもいいのです。


ではまた明日。

投稿者:torico : 2007年04月30日 18:00

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