やわらかな頭

昨日予告した通り、今日は教職課程について少し書きたいと思います。


私は、現役の時から、「大学で教員免許を取るんだい!」と決めていました。
小学校から高校まで、この人は素晴らしい!と思える美術(図工)の先生に1人も出会ったことがないにも関わらず。
親にもびっくりされましたし、友達にも驚かれました。みちくさとりこはほんとにやるのか?と。
しかし、浪人してもその固い決意は変わることなく、大学・学科選びにも「教員免許が取れるかどうか」は大きく関係してきました。


入学式を終え、オリエンテーションに追われる何日かの間に、教職課程のオリエンテーションはあります。
大きな部屋に集められた「教員免許でも取ってみるかな?」な集団は、教職課程研究室の3人の教授によって、思いっきりおどかされます。
曰く、「教職は大変だ」「教員採用試験の倍率は○○倍!」「大変だ」「大変だ」「大変だ」エトセトラ。
これは彼らなりの親切心であると授業に入れば分かるのですが、このオリエンテーションをきっかけに履修をあきらめる人も少なからずいました。


このブログを読んでいる受験生の中にも、「美術の先生になろうかな」という人はいると思います。
その人たちに、声を大にして言いたい。


大変だよ。←小声


まず、4年間で取らなくてはいけない単位が、教職課程を履修しない人よりもかなり多いです。31単位または35単位とシラバスにはあります。
そのために、取れる授業がある程度制限されてきます。大学で、あれも勉強したい、これも勉強したい、と思う人は、ちょっと悲しいかもしれません。
また、介護等体験や教育実習など、気力も体力も使う科目がたくさんあります。「精神的にタフになりなさい」と言われていますが、本当にそうだと思います。


それでも、私は教職課程を履修していて良かったと思います。
ある教授が言っていたのですが、教職課程で学ぶ科目は、どれも社会と密接に関わってきます。学校という場はもしかして学生にとって一番身近かもしれない社会で、その場について勉強し直すことは、自分のこれまでを振り返ることにもなります。
私は1年生の1年だけで、今まで自分が受けてきた美術教育や、学校教育についてたくさんたくさん考えました。良かったところも悪かったところも見えて、ますます教員になりたいと思うようになりました。


そして今日、介護等体験のための授業がありました。
(介護等体験についてはこちらのサイトをご覧ください)
ムサビの学生は、この授業(教職総合演習という授業です)を履修することで、介護等体験を行うことになります。
このプログラム、「美術と福祉プログラム」はムサビ独自の授業です。多くの大学は7日間限りで介護等体験を行いますが、ムサビでは1年間かけて取り組みます。
昨年度、この取り組みが「特色ある大学教育支援プログラム」(特色GP)に選定されました(特色GPとは)。


今日の教職総合演習は、介護等体験に向けたグループ分けです。既に体験に行く施設は決定しているので、その中で5人から6人のグループに分かれます。
あっさり分かれたはいいけれど、1人混じった芸文はもうドキドキ。周りはみんな友達どうしです。
あわあわしていると、先生がおっしゃいました。
「ストレスをためこんだら、教員としてやっていけません。自分の意見をどう表現するか、探っていってください」
この言葉を聞いて、去年の最後の授業で、工芸教育法の先生がおっしゃっていたことを思い出しました。
「あなたたちは既に1年間、工芸教育法を学んできました。今のあなたには、この題材で授業が出来ますか?」


どちらも、震えるような思いで聞いた言葉です。
私は教員になることを決めたんだな、と思いました。


様々な授業を通して、今後考えが変わることもあるでしょうが、2年生になったばかりの私は、受験生だった時と同じ気持ちのままです。むしろ、気持ちは強くなったと言えるかもしれません。
とにかく、頑張ろうと思いました。ありきたりな結論ですが。


そんな今日でした。
明日も教職の授業があります。楽しみです。


今日は鷹の台ホールでお好み焼きライス?というような名前のお昼ごはんを食べました。お好み焼きソースで味つけされた春キャベツとお肉とかつおぶしと青のりと紅しょうがが、ごはんの上に乗っていると言えばいいのでしょうか…
介護等体験のグループ分けの時、歯に青のりをくっつけていたことは内緒です。気づかれていたのだろうか。家に帰ってきてから、ふと鏡をのぞいてのけぞりました。


ではまた明日。

投稿者:torico : 2007年04月24日 20:54

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