ぐるりとうれしさ

さて。授業が本格的に始まり、最初の週末です。
既にたくさんの方が書いていますが、ムサビは土曜日にも授業があります。
教職課程を履修している私には、土曜日は絶好のチャンスです。
月曜から金曜にはなかなか取れない体育や英語が、ぎゅうぎゅうづめなのです。
授業の感想などは、おいおい書いていくとして(今週はほとんどオリエンテーションだったので)。
今日は、自己紹介を詳しめに。


私はこの1年間で、10回くらいしか芸文研究室に入ったことがありません。教授の個人研究室も、1回きり。
高校を出るまで、自分はとても積極的な性格だと思っていたのですが、「自分は人見知りが激しいんだ」と知ったのは、高校を卒業してすぐのことでした。
大学に入ってもそんな調子で、損してる部分も多い気がします。この日記は研究室の方もどうやら読んでいらっしゃるようですが、きっと誰も、私が誰だか気がつかないでしょう。笑
だからといって、今から、「ようよう、オレがみちくさとりこだよう!」と研究室に乗り込んでも仕方ないですしね。いろんな意味で仕方ないですしね。


私が「人見知りが激しい」と気づいたのは、浪人生だった時に通っていた予備校で。
夏期講習になるまで、1人も友達が出来なかったのです。出来なかった、というよりは、今思うと、作りたくなかった、のかも知れません。でも、とにかく予備校が嫌でたまりませんでした。
夏期講習になって、毎日授業に行くようになって、さすがにその状況に耐えられなくなった私は、「この夏期講習では友達を作ります」と宣言し、1枚のマンガを描きました。
(…随分せっぱつまってたんですね私)
そのマンガは、私の毎日を描いたマンガで、登場人物も私だけです。私が感じたことを、「あたし=私」というキャラクターを通して描きました。
ただ、私はそのマンガを「友達作りの道具」として使いました。予備校の子たち1人1人に、コピーしたマンガを手渡したのです。


そうして、今に至ります。予備校の友達とは今でも仲が良いです。芸文の入試の小論文にも、このマンガのことを書きました(点数はあまり良くなかったけど…)。
マンガを通して出会った人が、ムサビ生になるという、素敵なこともありました。その話。


私は去年の芸術祭(=芸祭)で、展示をやりました。展示自体はあまり満足のいくものではなく、リベンジを誓った次第です。でも、大きなうれしいこともありました。
マンガと同時に、メールアドレスを書いた名刺を配布したところ、ムサビを受験したいという方からメールをいただいたのです。
芸祭では「直接マンガを渡す」という普段の動きが出来なかったので、読んでくださった方はどう捉えているんだろう?と、とても不安でした。
そんななか1通のメールをいただき、しかもその方はマンガを楽しんでくださったようで、私はほんとにほんとに、マンガを描いててよかったと思いました。
直接会ったことのない人からもらう力が、こんなに強いとは思いませんでした。


その時のうれしさが、私をムサビ日記に応募させる、最後の一押しをくれたのかもしれません。
これからの3年間で、私はどれくらいそんなうれしい気持ちになれるのだろう?と、このエントリを書きながら思いました。


結局いつも、「私」にたどりつきます。ぐるりと一周します。
でも、世界中の人が読むこのムサビ日記を書くことで、ぐるりの幅が大きくなるのかなあ、と思います。そうしないと、ちょっと悲しい気もします。


ではまた。楽しい週末を。

投稿者:torico : 2007年04月21日 16:44

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