January 26, 2007

ドキドキしているので、長いです

昨日は卒制講評と追い出しコンパでした。

私が予備校で初めて講評というものを経験し
その後大学で過ごしたの4年間の中で、
断然、一番爽快な講評でした。

それは多分私の言わんとすることが、
作品によってそして言葉によって、きちんと伝えられたからです。

作品は完全に納得のいくものにはならなかったけど、
私の頭の中にあったあのイメージを、
超えたんです多分。

想像を超えたんです。

与えられた空間を私のものに出来たから、

先輩が言ってくれた言葉を借りるならば
「摺りの細かいことひとつひとつに言及するなんて、
どうでもいいくだらないことに思える力だね」

(よくないけどね)

私は5A号館の無機的な部屋ではなく、
ひとつの箱としてあの4号館の空間をまるごと私のものにしたかったんです。


ファインの講評は
デザイン系でいうところの「プレゼン」とはかなり異質のもので、
(ファインでもコンセプト性が強く
積極性のある講評ができる学生が増えてはいますが)

「言葉にするのは苦手だから、作品から汲んで下さい」
と思っている子が、いくらでもいます。

故にいわゆる、
「制作した学生のコメントを聞いてから教授が講評をするシステム」は卑怯だ、
それは教授の楽な道だ、
多くの学生がそう思っています。

私も多かれ少なかれそう思っていました。
だってもー講評苦手で上手に喋れないから。

何も言う前から作品を見てもらうだけで全てが伝わるなら
それはもう1人の作家として圧倒的な力だけど、

それは一生くらいかけても無理そうだから、

「観て、あなたなりに感じてください」っていう投げっぱじゃなくて、
伝える努力をしたいと、今回は思えたのです。

毎度毎度講評で、
周りの学生には手を抜いていたことを知られているのに恥ずかしげもなく
多少弁が立つだけでよくもまあ、
いけしゃあしゃあとそれっぽい事を言ってのける人を見る度に、

腹立たしさと、少しの羨望で、落胆したり憤慨したり、
ああなれたら楽だよなぁと思って軽蔑したり。

もうそんなことどーでもいいですね。好きにすりゃいいですよ。
ばかめ!その場しのぎが!って言えるわーと思う。


今回卒制に向けて、
今までずっと私が考えてきた、言葉にならない漠然としたテーマを、
アウトプットできるようなヒントを探して
たくさんの資料を読みました。

そうしていく中で、
自分の中で紗がかかったような繭みたいだったイメージたちが、
次第に少しづつ、繭の隙間を覗けた気がしました。

だから講評で、
伝えたいこといっぱい、聞いて、しっかり話すから、聞いて!
と思えたのだと思います。


版画の神様が熱心に聴いてくださり、言ってくれました。

「それはもはや、君の卒業論文だよ。勉強になった。」と。


40年以上時代を走り続けまくっている女性の教授が

「あなたのように若い女性がそういうことを考えているなんて、
私が励まされた気持ちだわ」と。


講評が終わったあと、女性の先生3人が駆け寄ってきてくださり、
「すごく良かった、絶対にいい!」と。


"もともとそのテーマに関心があった人/考えたこともなかった人"
その両方の立場それぞれに、何か印象を与えられたことが
私は物凄く、嬉しくて胸が震えました。


別に学内で教授に評価されることは
なんにも確固たることじゃなくて、なんにも全てではありません。
ただ、「作家として生きている先輩」として考えれば
得るものはたくさんあります。

さて
次回は卒制展の見所や
追いコン(ありがとう)や、私の神様たちについてなどでも。また書くことたくさんです。

広報の手羽さんが本当に書きやがったので
私からもお知らせしますと、

明日からの卒業制作展、
私の展示場所は4号館の版画研究室の奥の
218アトリエです。

(ちなみに、
デザイン系の方は版画研の場所すらご存じないかもしれませんが、
多くの研究室のパターンである、
「入っていきなりカウンター、その奥は学生立ち入り禁止」
「外から様子が全く見えない上に名前を述べろとか言う」スタイルでは全くなく、
全学科で圧倒的にいちばん愛しい研究室です。いいでしょ。)

ただ4号館のいちばん奥なので、
外部からお越しの方などはとまどわれるかもしれません。
看板を設置してありますので
そのまま螺旋階段を昇ってお越しください。

ちなみにその看板は私がシルクで作ったのでそれも
がんみしてください。ゴミ捨て場からリサイクル。イエス。

また、会場には頻繁に居ますので、
もし何か質問などありましたらお気軽にお声をかけてください。

サイレントマジョリティである日本の女子において
良くも悪くも形成されてきた女子カルチャーの、
武器としての少女性を、閉塞感のあるそれをアウトプットしようとした私のお話なら
いくらでもしますよ。

芳名帳にでも何かコメントを残してくださると嬉しいです。

でも2日目以降に来てくれると嬉しいな。。。時間がなくて。。あの。。会場が。。

Posted by rinran at January 26, 2007 01:09 AM
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コメント

今日の日記はきらきらだね
涙が出たよ

おめでとう
おめでとう

Posted by ki at January 28, 2007 03:08 PM

泣くなよー。えへへ

Posted by り at January 31, 2007 08:05 AM
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