2008年07月のアーカイブ

まっさらな心はロココ、奈良、薩摩。

ねこあじ「今度、東北地方に旅行しようと思うんだ」

友人A「へえ〜旅行嫌いのねこあじが。珍しいね」

ねこあじ「うん、自分でも驚いているくらい」

友人A「でもなんでいきなり?」

ねこあじ「このあいだ松尾芭蕉が出てくる小説を読んだんだ。そしたら…」

友人A「そしたら……?」

ねこあじ「曾良くんがツンデレだったので……」

友人A「やっぱり。

ねこあじ「やっぱりってなんだよ…!」

曾良くんがツンデレキャラであることに納得したのか、私を旅行に駆り立てたものがツンデレ萌えだったことに納得したのか、どっちなんでしょうか。

いやいやいや私はその本を読んで本当に純粋に感動したんですよ!
松尾芭蕉の足跡を少しでもたどってみたいと思うほどに!
たしかに曾良→芭蕉のプラトニック片想いはおいしいけど!


というわけで今日からしばらく松尾芭蕉強化週間をやります!


私が「曾良くんはツンデレ!」という感想を抱いてしまった素晴らしき小説。
それはこちらです…
  ↓
童門冬二 著 『異聞 おくのほそ道』


あの……すいません感想が変で……ツンデレとか。
高尚な褒め言葉が思いつかなくてすみません。
曾良くんは頭を丸めた僧形だってはっきり書いてあるのに勝手に美形フィルターかけちゃってすみません…。

多少まじめな感じであらすじをまとめると、こうです。
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 元禄二年(1689年)、松尾芭蕉は弟子の曾良を連れ、みちのく(東北地方)へ旅立つ。
 ところがその素朴な旅に、二人の権力者が絡んでくる。水戸光圀(いわゆる水戸黄門)と、柳沢吉保である。
 二人はそれぞれ「芭蕉は相手側のスパイだ」と疑い、監視のために部下を同行させる。水戸光圀は佐々介三郎(通称すけさん)を芭蕉のところへ送り、柳沢は愛人でもある女スパイ「すま」を送り込む。
 ところが実は芭蕉や曾良にもそれぞれ秘密が…?!
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 【登場人物】
 ・松尾芭蕉………俳人
 ・曾良……………芭蕉の弟子
 ・すけさん……水戸光圀の家臣
 ・「すま」…………柳沢吉保が送り込んだ女スパイ

この4人の人間がそれぞれの思惑を抱えながら一緒に旅をするのですが、
サスペンス+文芸+歴史+ヒューマンドラマ+観光+政治経済……
と内容的にも盛りだくさんで楽しめます。


ちなみに松尾芭蕉が曾良とともにみちのくを旅したことは史実。
その旅に実はスパイがつきまとっていたというのは作者の創作。
こういうのなんていうんだっけ……あー、半パラレル

「崖の上のポニョ」考察

私はね、宮崎駿のことどっちかっていうと嫌いなんですよ。
だってロリコン親父だし。幼女にかぼちゃパンツはかせるし。あと、髭がなんかキモイ。

しかし……しかし。
『崖の上のポニョ』が名作であることは認めざるをえません。

なんだこれ!萌え!

深いメッセージ性や心躍る冒険はありませんが、「とにかく幼女が好きなんだ!」という宮崎監督の狂おしいまでの思いが伝わってきます。作者が自分の気持ちに正直な作品というのはそれだけで快いものです。

(以下軽くネタバレ)


『崖の上のポニョ』は、人魚姫のモチーフを使いつつも、オペラの「魔笛」を思わせるようなストーリー構成になっています。
・ポニョ=パミーナ
・宗介=タミーノ
・ポニョの父=ザラストロ
・ポニョの母=夜の女王
役柄もこのように一致します。
ただしポニョのお母さんは夜の女王の恐ろしさとは程遠いし、お父さんにいたってはまるでヘタレキャラなのですが。

つまりこの比較によって私が何を言いたいのかというと、『崖の上のポニョ』はファンタジーではなく寓話として捉えるべきだということです。
ファンタジー的な世界観を期待して見た場合、支離滅裂なストーリー、予定調和なラストという印象を受けると思います。それだと多分がっかりしてしまうので、これからご覧になる方は「これはそういう寓話なのだ」と思って鑑賞した方がよいでしょう。

あと、個人的にポニョのお父さん(フジモト)がありえないくらい萌えキャラでした。
『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授を彷彿とさせる感じ。
ヒロインの父親をあんな萌えキャラにする必要なんてどこにもないのに……ハヤオの考えは神すぎて凡人には理解できません。
ともかく、ああいうヘタレなおじさんが好きな人は要チェックですよ!私は何を言ってるんだ!

アラビアンナイト〜托鉢僧と宅配便

「宅配便」と「托鉢僧」って似てませんか。

「たくはいびん」と頭の中でイメージすると、なぜか「たくはつそう」のイメージがちらつくんですよね。

発音と字面が似ているというだけの理由ではなさそうだ。なぜだろう?私の頭の中でどんな回路ができているのだろう?
と考えた結果、子どもの頃に読んだアラビアンナイトの挿絵が原因ではないか、と思い当たりました。
(後になって天野喜孝のイラストだったらしいと分かりました)

子供向けのアラビアンナイトの本に「托鉢僧」が出てくる話があったんですよ。
そしてそこに添えられていた托鉢僧のイラストはこのようなものでした。
・半裸に近い格好
・棒状のものに荷物をくくりつけて肩に担いでいる

これがおそらく、「飛脚便」のトラックに描かれているような「飛脚」のイメージに結びついたのでしょう。

つまり、托鉢僧 ⇒ 飛脚っぽい ⇒ 飛脚=宅配便 というイメージの連鎖が起こっていたわけですね。解決解決!


それにしても、その本で読んだ托鉢僧のお話はとても印象的なエピソードでした。
あらすじは確か次のような感じだったと思います。

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ある青年が旅の途中で一人の托鉢僧と出会い、道行きを共にする。
二人はある町にたどり着き、喉が渇いたので適当な店で飲み物を頼む。
すると奇妙なことにそこでは水もコーヒーも酒もすべて同じ値段だった。
そしてその後、市場へ出かけた二人は、その町ではあらゆるものが素材に関係なく単純に重さによって値段を付けられているということを知っておどろく。
つまり宝石も布地も、同じ重さなら同じ値段というわけである。

青年は面白がるが、托鉢僧は「この町はおかしい。私たちは早く立ち去るべきだ」と忠告する。
しかし青年は聞き入れない。
結局、托鉢僧は出立し、青年は一人でその町に泊まることになる。

ところが翌朝、青年は事件に巻き込まれる。
彼が泊まっていた宿屋に夜中に泥棒が入り、金品が奪われたのだった。
犯人が誰か分からないので、外国人である青年が容疑者にされてしまう。
青年は無実をうったえるが、その町では「事件を捜査する」という習慣がないのだった。
容疑者が本当に犯人であるかどうかなど、その町の人々にとってはどうでもいいのである。
しかも罪の大小を区別することもなく、刑罰の種類も一つしかない――すなわち、死刑。

そのときになってようやく彼は、托鉢僧の忠告の意味が分かったのだった。
危うし、青年。
さて彼の運命は?

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……というところでシェヘラザードは「続きはまた今度」と言ったのかもしれません。

アンチ・不幸自慢

ここ数週間気分の落ち込みがひどくて、学校でも暗い顔をしていることが多かったように思います。
自分でもなぜここまで苦しいのか分からず、「怠けている」「甘えている」と思ってますます苦しくなる……という悪循環。

でも、今日友達に話を聞いてもらって、ようやく原因が分かりました。
というか今しんどいのはどう考えてもそれが原因で、それ以外にないだろうってくらい明らかなのに、私は認めたくなかったらしい。自分で認めていないんだから誰かにグチることもできなかったわけです。

その原因は何か、ということは、プライベートなことなのでやっぱりここでは書きません。
でも、「自覚してるけどあえて話さない」のと、「自分でも分からない(ふりをしてる)」のは全然違うと思うのです。
今はともかく自覚できたことが大進歩。


さて、ネガティブな悪循環に陥っていた時期の自分を振り返って思うのは、
「もっとつらい思いをしてる人はいっぱいいるんだから、頑張れるはず」
という勘違いをしていたなあということです。

間違ってますよね。そういう考えって。
だって、自分より不幸な人がどれだけいたとしても、自分の苦痛が「相対的に」ちっぽけなものだとしても、それで自分の苦しさが軽くなるわけじゃないんだから。
こんな簡単な理屈になぜ気づかなかったんだろう。

よく、「私はこんなに不幸だ」「私なんてもっと不幸だ」「誰々の方がもっとずっと不幸だ」と不幸自慢大会になることがありますが、あれは一時的に気分が楽になるだけで全然解決になってないと思います。

例えば、外国の難民の子供たちが学校に通えず、着るものも食べるものもなくて病気に苦しんでいるのはとても大きな不幸です。
でも、日本の裕福な子供がデパートでお母さんとはぐれて泣いているのだって、小さいけれど不幸には違いない。「もっと可哀想な子供がいる」と言ったってその子は泣き止まないでしょ、と私は思うのです。そういう小さな不幸に対して鈍感にはなりたくないです。


いろいろ真面目なことを書きましたが、

しかしこの部屋暑いっすねえ!

(まだエアコン直ってません)

自己紹介タイムに名前を呼ばれないタイプ

2008年7月10日。
6時間ぶっ続け講評をぎりぎりでフェードアウトして、急いで浴衣に着替える。
おはしょりが上手くできなくて悪戦苦闘しながらもなんとか着る。
浴衣の着付けは昔習ったはずなんですが……
ええと右と左どっちが前だっけ(←そこからかよっ)

なんで浴衣かって?

「浴衣着てきたら会費500円引き」っていう話を聞いたからですよ!

なんの会費かって?

ムサビ日記オフ会の会費です。

というわけで、オフ会に行ってきました☆
自己紹介タイムに一人ずつ名前を呼ばれて前に出て行ってたのですが。
私だけ忘れられてました……。

 ――――――終――――――


……じゃ、だめですか?だめですね。
ではごく軽〜く報告します。

手羽コノヤロー(怒)

いえ、これは決して私がそう思っているという意味ではないですよ。
会場にいた人々全員の心の声……あ、私も含まれてるか……とにかくそういう感じで!

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 ※ムサビ日記の内輪ネタなんて知らないよ、という一般の方々のための説明。
 このブログ「ムサビ日記」の管理人兼ライターとして活躍していた“広報の手羽”氏が、このたび異動により広報課を離れることになったのがそもそもの発端です。
 それに伴い、ライターとして日記を書くのをやめると手羽さんは宣言しました。
 ブログメンバーおよびファンは、「手羽さんがいなくなっちゃうなんて…」「やめないで手羽さん!」と悲しみました。そして、オフ会ではこれまでの感謝をこめて盛大に送り出してあげよう、という流れになりました。
 ところが、手羽さんったら1週間の短い沈黙の後、「室長の手羽」としてあっさり復活してしまったのです。(大爆笑) そして手羽コノヤローにつながる、と。
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オフ会では「ブログのイメージとギャップありますね!」と何度も言われたのですが、そう……なのかな?そう見えるんでしょうか。ねこあじはどういうキャラだと思われてるんだ。

まあしかし、「ソクラテス総攻め」とか「一休さんテラモエスwハアハア」とか痛い発言しまくりなのに、一体どんな顔で皆さんに会えばいいのか……ドゥアアアアアア恥ずかしいー!!!あひる池があったら飛び込みたいぜ!!と一人でどぎまぎしていたというのが真相です。

上で言った自己紹介の件は結局ちゃんとやらせてもらえました。
赤岩さん気をつかってくれてありがとう。
“空気の薄いキャラ”になりつつあったので、いっそそういう路線でいこうかなと思って
「新しいめがねに替えて2週間経つのに、誰も気づいてくれません…」
と悲しそうに発言しておきました。
そう、演技ですよ演技。実際はそんなキャラじゃないですよ。

ところで、「ラテン語でなんかカッコいいセリフ言ってよ〜」と要求されたときのために答えを用意しているのですが、まだ一度も聞かれたことがありません。


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追伸(私信):

最近は毎晩のように(ほぼ毎日)飲んでます。飲んだ後はバタンキュー。
朝には響かないよ。

ハア…ハア…

家のエアコンが故障したっぽいですハアハア……サウナ状態だよハアハア。

近所の道を歩くと、いろんな花が咲いてます。
あじさい、くちなし、むくげ、桔梗、ほたるぶくろ、etc.
夏の花の中では私はオニユリに強い思い入れがあります。
毎年オニユリのつぼみが育ってくると、「もうすぐ夏休みじゃ〜ん」という気持ちになるのです。
そして丸々と太ったむかごを見ると、ちぎりたくてちぎりたくてうずうずしてしまうんです……。
あの黒っぽいようで真っ黒じゃない微妙な茶色の表面のつるつるした光沢。
タマネギ状の塊のお尻からニョロっと垂れ下がるナマっ白い根っこ。
ハアハア……たまんねー。

しかしこの部屋暑いっすねえ!


「サウナ状態」というのは話を面白くするための誇張表現と考えていただきたいところです。
実際のところそんなにひどくはないです。夜は結構涼しいしね。すぐ修理来てもらえるし。
ただ、人様にはとても見せられないような格好で部屋をうろうろしていることは確かです。

龍の巣

さっきスーパーに行こうと思って家を出たら、なにかチカチカしていました。
「蛍光灯が古くなって点滅してるのかな」と思いながら外に出ると、光っているのは蛍光灯じゃなくて巨大な積乱雲でした。
しばらくポカーンと見とれた後、「そうかラピュタは実在したのか……」と納得して家に戻りました。

鳥肌がたつような圧倒的な光景。
こんな天気の下をふらふらしてたら雷が直撃するかもしれない。
なのになぜか、もっと近くで見たいと思ってしまう。
恐ろしくも美しい眺め。

サブライム(崇高)ってこういうのを指すんだなあ。