オリジナルと贋作とナルニア国物語

四輪駆動さんが前に書いていた、本物とニセモノの話をずーっと考えていたのですが、昨日ちょっとひらめくところがありました。(なんという亀レス)

[問題1]
美術館にある名画が飾られていた。
Aさんはそれを見て「いい絵だなあ」と心の底から感動した。
しかしその後、それはオリジナルではなく贋作だったと判明した。
Aさんの感動はニセモノだったのだろうか?


私はこの問いに「NO」と答えたいと思います。


そしてこういう仮説を立てました。
「ある作品の贋作を見て感動したとしても、それはオリジナルの作品に捧げられた感動である。なぜなら、贋作に対する感動は、その人がそれをオリジナルだと思い込んでいるときに発生した感動だからである。つまり、贋作に感動した人は、贋作という媒介を通してオリジナルの「イメージ」に触れたからこそ感動したのである。」

ただしこの仮説は、贋作がオリジナルと見分けがつかないほど忠実に作られている場合にしか使えないというところが欠点です。
贋作がオリジナルに対して明らかに劣悪である場合にはどうなるか。

[問題2]
絵画というものがまったく存在しない特殊な環境で育ったBさんは、あるとき一枚の絵を与えられた。
その絵はBさんにとって美しく、好ましいものであると思えた。
Bさんはその絵を愛した。
ところが実はそれは、とある有名な絵を素人が模写したもので、しかも出来の悪い模作だった。
Bさんの絵画に対する愛はニセモノであるか否か。

これはかなり難しい問題のようです。
ニセモノの愛ではないとしても、レベルの低い愛ではないかと考えてしまいます。
しかしBさんの置かれた状況(Bさんにはオリジナルの絵画を鑑賞するチャンスがなかった)を考慮すると、もう少しフォローしてあげたい気がします。


それで急に話が変わるんですが、ナルニア国物語です。

(いったんここで切ります。続きは近いうちに。)

投稿者:nekoaji : 2008年03月19日 00:24

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