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人間国宝の有効活用 カフカ「田舎医者」
そういえば2008年が明けて第一発目の映画鑑賞は『魍魎の匣』でしたが、二発目は『カフカ 田舎医者』でした。山村浩二監督の。そう、『頭山』の人です。
狂言の茂山一家が声優初挑戦ということで、私が見に行った回に、たまたま茂山さんたちの舞台挨拶がありました。……た、たまたまなんだからねっ!別に舞台挨拶を狙って見に行ったわけじゃないんだから!
京都なまりが目立たないように演じてほしいという監督の要望があったそうで、本編の語りは確かに割とニュートラルな感じだったかも?というかカフカの世界観に自然に馴染んでいたので、普通にさーっと流してしまいました。見終わった後、「ああそういえば人間国宝」と思ったくらいで。
今日、本を読んでいたら文語体の引用文がなぜか狂言風のアクセントで脳内再生されたので、この映画のことを思い出しました。本を読んでるときってたいていはアナウンサーみたいな声で再生されるんですが。茂山家の声がよほど印象的だったか…。
ああ、それで『カフカ 田舎医者』の感想です。
うーん……まあ……カフカだわね。
アニメーションは素晴らしかったです。しかし内容については「カフカですね」としか言いようがない…。むしろ見終わってハッピーな気持ちになるような作品だったらそれはカフカではないだろうと。
原作は岩波文庫「カフカ短編集」に収録されています。
カフカは絶対短編から読むべき!長編小説『城』に挫折した私が言うんだから間違いない!
カフカのショートショートは普通に変てこで面白いのでおすすめです。
「変身」も初めてにおすすめ。そしておもしろい。
ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目を覚ますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。
こんな文の始まりの小説を読まないわけにはいかない。
投稿者 とある浪人生 : 2008年01月18日 17:58
>とある浪人生 さん
コメントありがとうございます。
そうですね、「変身」を忘れてました。あれも初心者向けですね。
前に教科書で読んだなあ…。
投稿者 ねこあじ : 2008年01月20日 22:41