2007年11月のアーカイブ

チーズ蒸しパンになりたい

なんかここ最近ストレスや焦りやプレッシャーで自滅気味だったので、数日間静養を取りました。
人にできることは自分にもできるはずだと思っちゃったんだよなあ…。
自分の虚弱さをもっときちんと自覚しようと思います。

気がついたらもう大学生活3年目も終わっちゃうし、就活の見通しも立たないし、大学院もちょっと未練があるし、いつまでも親のすねかじってるわけにいかないと思うし、考えれば考えるほどドツボにはまってしまう。だいたい6歳のときから今まで人生のほとんどの時間を「学生」という身分で過ごしてきたのに、大学を出たら学生をやめて別のものになれと言われる。

ああいやだいやだ。ずっと学生でいたい。もっと勉強したい。チーズ蒸しパンになりたい。


4年になったらやりたいことでも考えてテンション上げてこう。
まず、4年生は図書館の書庫に入室できるでしょー♪
ラテン語も上級に上がるのが楽しみだし。
そして2008年4月から『図書館戦争』アニメ化おめでとうございます。(←これが言いたかっただけ)
実写向きだと思ってたけど、Production I..Gならきっとやってくれる!
図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)の熱いバトルに期待大。

ランガージュ

先日言ってた福田尚代さんの個展に行って来ました。


「言語」と「言語活動」という概念が、フランス語では「ラング」と「ランガージュ」という言葉によって区別されるらしい。そして絵画や音楽や芸術活動全般もまたランガージュなのだそうだ。

そうか。ちょっと分かったかもしれない。
他人の作品を見るというのは、未知の言語活動に触れるということなんだ。

回文の展示

この間福田尚代さんという方の展示を見に行って、非常に感銘を受けました。

回文を使った作品なのです。

私も回文は大好きで自分でも作りますが…
こんなにも真剣に繊細に言葉と向き合っている人がいたなんて。
なんか、自分がすごく野蛮な人間に思えて恥ずかしい……。
私がやっていたことはただ言葉を乱暴に引っ掻き回しているにすぎなかったのだと。しかもそんなんで「めざせ回文日本一」なんて宣言してたとか、ああもう穴があったら入りたいくらいです…。(でも日本一宣言はあえて取り消さないぜ。目標は高く!)


というわけで福田尚代さんの個展が23日から始まります。

福田尚代展「無の語の詩」あるいは「雪の中の僧院」

2007年11月23日(金・祝日)―12月16日(日)  休廊日:12月5日(水)
11:00〜19:00(土日祝は20:00まで) 
T&S gallery

楽しみ楽しみ♪

好きになった人がゲイでしたorz

秋は恋の季節ですね☆

……いきなりアホですいません。

この間友人宅でおでんパーティーをしたとき、コイバナで盛り上がりました。
※コイバナ=「人ができない」の略。

ねこあじ「聞いてよ〜。今好きな人がいるんだけどさ、その人…ゲイだったんだ…orz」

友人A「まあ…そういう文化は昔からあったし……。ほら、織田信長だって森蘭丸と…

ねこあじ「ど、どんな慰め方ー!…とりあえずありがとう…。でも私がショックを受けてるのはそういう意味じゃないんだ…。彼がゲイだったことが嫌なんじゃなくて、『ひょっとしてホモなんじゃねーの』って思ってたら本当にそうだったっていうのがショックなの!なんか勝手に妄想してすみません、みたいな…」

友人B「ちなみに誰?」

ねこあじ「ミシェル・フーコー」

友人B「えーっ!あの人ゲイだったの?!」

ねこあじ「お前が驚くのかよ」

友人A「二人とも歴史上の人物を知り合いみたいに話すんだね」

ねこあじ「ちがっ!フーコーは最近まで生きてたもん!

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ミシェル・フーコー(1926-1984)
 フランスの哲学者。
 代表作『監獄の誕生』『性の歴史』など。
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 「ねえねえ、その人って振り子の法則を発見した人?」
 
 「それは別のフーコーさんだ…」

テレプシコーラ

ダ・ヴィンチで『テレプシコーラ』が連載再開しました!

つ…ついにきた……(感涙)
正直ハンターハンターの再開より待ち遠しかったよ…。

成長した六花ちゃんの姿を見た瞬間涙腺が決壊したので立ち読みは諦めました。
そんで家で読んでまた泣く。
ニコニコ動画で「コッペリアのバリエーション」を見て、千花ちゃんを思い出してまた泣く。
千花ちゃんもローザンヌに行きたかったろうに……うがあああ(号泣)

六花ちゃんはどんどん成長して大人になっていくけど、記憶の中の千花ちゃんはずっとあの頃のままなんだ……お姉さんの年齢を追い越しちゃうんだ……と思ったらまた目頭が熱く…。

ところで先日、「ラテン語を習ってるなんて変態だ、変態だ」と言われたので、「ギリシャ語ほどじゃないですよ!」と反論しておいたのですが、いつかきっとギリシャ語にも手を出してしまうんだろうな……。そういえばテレプシコーラもギリシャ語ですね。

イラストレーターと芸術家の違い

このあいだ講評のとき、イラストレーターと芸術家(画家)は何が違うのだろうという話になりました。

・「注文に応じて描くのがイラストレーターだ」

いやあ、そいつぁおかしいぜ!
注文に応じて絵を描いて生計を立てていた画家はたくさんいましたよね。


・「一枚だけの絵を描くのが画家で、流通させるのがイラストレーターだ」

これもなんだかなあ。
ミュシャはポスターとか描いてたのに画家扱いされてるし。


うーん……どうなんだろう。

じゅげむじゅげむ…の語源

なんか暇だったので「じゅげむじゅげむ」を暗記してみました。
想像より短かった…。

 寿限無 寿限無 ごこうのすりきれ
 海砂利 水魚の水行末 雲来末 風来末
 食う寝るところに住むところ
 やぶら小路のぶらこうじ(※やぶこうじ、とも)
 パイポパイポ パイポのシューリンガン
 シューリンガンのグーリンダイ
 グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
 ちょうきゅうめいの長助


絶望した!「じゅげむ」と打っても「寿限無」に変換してくれないパソコンに絶望した!
単語登録しとこう…。


ところで、「じゅげむ」の語源はラテン語であるという仮説を思いつきました。
ちょっとこれ↓を見てください。

 jugis[形容詞] 1.固定した 2.無尽蔵の
 主格 jugis
 呼格 jugis
 対格 jugem
 属格 jugis
 与格 jugi
 奪格 jugi

ね、単数対格のとき「jugem」になるんです。しかも意味は「無尽蔵」!

じゅげむの語源ってこれじゃね?

美術予備校というもの

こんな論文を見つけました。

「つくられる個性:東京芸術大学と受験産業の美術教育」

うわあ……あるある。
美術予備校に通ったことのある人ならきっと深くうなずくことでしょう。

デッサンの「どばた調」・「新美調」とか、そういう呼び方は知らなかったけど確かにそういうのがあったような気がします。私の世代ではすでに石膏デッサンはあまりやらない方向に傾いてたかな。石膏像の顔と名前が未だに一致しないです。


考えてみれば美術予備校って不思議な業界ですよね。
でも予備校時代に叩き込まれたことが、結構今でも基礎になっているかも。
大学では絵の描き方を手取り足取り教えてくれませんから。

予備校では、イーゼルに向かって描いていると、ときどき後ろから先生が来て「パース」とか「同一平面」とか「台の意識」とか注意を言ってきます。で、常に後ろから見られている緊張感とともに描き続けるうちに、やがて何も言われなくても自分でやれるようになるわけです。この現象をセルフ突っ込み機能がインストールされたといいます。
したがって十分に訓練された美大受験生の頭の中では、絵を描いている間、めまぐるしい勢いで自問自答が行われているのです。心の声が聞こえなくて本当によかった!

美大進学=大いなる勘違い

大学卒業後のことを考えると果てしなくブルーです。
就職活動する人もしない人も、この話題になるとため息が増えるよ。

この間友人とそういう話をしていたら、
「でも、絵描きになりたくて入ってきたわけじゃないんでしょ?」と言われて数秒間絶句してしまいました。


いやあ……絵描きになりたくて入ってきたんですよ……当初は。
入学してまもなく気がついたけどね。
あれ、私別に絵描くのそんなに好きじゃなかったわ、って。
ま、いいのです。
自分では小説を書かないのに文学部に所属してる人はたくさんいるではないですか。

でも割とそうやって勘違いで美大きちゃった人が少なくないと思います。
小さいときから「絵が上手だね」って周りの大人にほめられて。
コンクールで賞とかもらって。
「私って才能あるんじゃね?」といい気になって美大・芸大をめざす。
ところが入ってみると、地方の絵のコンクールで入賞経験がある人なんてザラ。ザラというかそれが最低限のレベルという感じ。
そんでまた予備校と大学のギャップに戸惑ったり。
課題は「自由」と言われてぼうぜんとしてしまったり。

そんなこんなでスランプに陥る学生が続出します。2年終わり〜3年はじめ頃に多いかな。
まあ最終的には自分でなんとかするしかないわけだけど、一つ言えるのは、スランプは早く経験したほうがいいということ
うやむやにしてると後でおそろしいツケがきますよ〜。

タグという概念

「タグ」というものがあります。

HTML言語とかのタグではなくて、ここではソーシャルタグのこと。
はてなダイアリーやYouTube、ニコニコ動画などをやってる人は経験的に分かると思いますが、そうでない人にタグの概念を説明するのはとても難しい。
分類用のメタ言語、記号、キーワードといった感じでしょうか。

昔風に言うなら要するに「さくいん」です。
百科事典の索引の章を見れば、あるキーワードに関する著述がどの巻の何ページにあるか、簡単に調べることができますよね。「タグ」はそれのオンライン版です。
つまりどちらの場合もテクスト(=本文、内容)の世界と、タグの世界があって、両者が関連性によって結びついているというわけ。
しかし紙媒体のテクスト⇔タグ間の結びつきが非常に堅固であるのに対し、ネット上のテクスト⇔タグの結びつきには流動性があります。なぜなら不特定多数の人が勝手に新しいタグを作ったり、結びつきを変更したりすることができるからです。


これは記号論的にすごく面白い現象ではないでしょうか。
たとえば、こういうテーマが考えられます。
・タグを使った情報整理が自然発生的に行われる時の群集心理
・タグ自身の表現的側面……指示作用のみにとどまらない機能
・タグとテクストの相互支配関係
・タグの淘汰現象と記号の反復可能性
……とか。
そういう論文があったらぜひ読みたいなあ!
などと思いながらニコニコ動画を見ている私は何か間違っている。
やっぱりタグはテクストが映像や音楽といった非言語の場合に最も効力を発揮すると思うんですよ。

男?女?はるさめ?

実を言うと、長い間リリー・フランキーさんの性別に疑問を感じていました。

いや、あくまで名前のイメージの話ですが…。

「リリー」は女性の名だけど、「フランキー」は男っぽいし、どっちなんだろう?みたいな。

それと同じように、「ユースケ・サンタマリア」の性別も長らく謎でした。
ユースケは男の名前けどマリアは女性だよなあ…と。それに、女の人でも「〜すけ」っていう名前はあったような気がする。たしか「大奥」に出てきた。そうなるとやっぱ女かな?
とかいろいろ考えていたものの、普通に男でした。

ところで「斎藤緑雨」という名前を見るといつも、新撰組の斎藤一が緑豆春雨をすすっているイメージが浮かんで笑い出しそうになるのですがどうすればいいでしょう。ごめんね緑雨。

ムサビとタマビ、デ情と情デ

多摩美の祭に行ってきました。
予備校時代の友達の展示を見たり、模擬店を回ったり。
新図書館のガラスの壁面にへばりついて中を覗いたり。(今日は閉館だった)
パンフレットに今敏監督のインタビューが載ってて「おっ」と思ったり。

しかし多摩美ってのはどうしてこう変な地形に建っているのでしょうか。
「1階」とか「2階」とか「地下」という言葉がむなしく感じられるよ。
地下に降りたはずなのにドアを開けたら地面があるよ。
もしタマビで戦争が起こったら、タマビ学生軍は共通教育棟に篭城するんだろうな…上り坂は攻めにくいぜ…などと考えてしまうくらいあそこの坂道はきついです。

坂道をのぼると、そこは資本主義国家でした。

タマビは展示のかたわら販売をすることが許されているので、あっちでもこっちでも何かしら売っているのです。ポストカード、カレンダー、アクセサリー、メモ帳……同人誌(※本来の意味での)も売ってましたね。

そして女子が多い!…ような気がします。そもそも美大という場所は女子が多いものですが、それにしてもタマビは特に女子の割合が高いような。下手すると女子大に見えるくらいです。この中の何割がふじょ…げふんげふん。なんでもないです。

ムサビには「デザイン情報学科」略して「デ情」という学科がありますが、タマビでは「情報デザイン学科」といいます。したがってタマビ生の前で「デ情」と言うと「デジョーだって!」と大爆笑されるハメに。な、なんだよう…デ情の人なんとか言ってやってください!

『神聖喜劇』感想

「○○ちゃんって現役だっけ?」
「いや一浪だよ」
みたいな感じで、ふだん「現役」という言葉を気軽に使うけど、これって軍隊用語だったんだよなあ…と、『神聖喜劇』を読みながら思いました。「ベテラン」もたしか「古参兵」とか「老兵」という意味だったような。


『神聖喜劇』おもしろいですよ!(超マイナーな漫画なので一生懸命宣伝してみる)
第2巻後半〜第3巻前半のあたりが特に凄い。
シリアスなはずの場面なのに笑いが止まらない。

「その左翼の兵、
 皇国の戦争目的とは何か
 単簡に言ってみよ」

「上等兵どの、
 あのぉ……“コウコク”ちゅうとは
 なんごとでありますか?


wおまww空気嫁www…と思わずネットスラングで突っ込んでしまったじゃないか。
要するに「コウコク」という音が「皇国」に結びつかなかったというだけなのですが、昭和17年の日本でこれはない(爆笑)

他にも、「軍人が睾丸を左側に入れるというのはなぜでありますか」という主人公の質問で、みんなが「そういえばなんでだろう」とすったもんだする話とか、学のない上官が“普通名詞”という言葉を理解できず、上等兵が四苦八苦しながら説明するエピソードが抱腹絶倒。
そうなのか……軍隊では左側通行なのか。

パンズ・ラビリンス

映画『パンズ・ラビリンス』を見に行きました。

いやあ、こんな夢も希望もないファンタジーは初めてだよ…!
ダークってレベルじゃなかったです。
まるで死亡フラグのバーゲンセールだな!

映画としてはよかったと思いますが、話としてはあまりにも可哀想すぎる…(涙)


しかしスペイン語の映画なんてめったに見ないので、たまに聞き取れると嬉しかったり。

・カピタン =大尉
・ミホー =私の息子
・マードレ、パードレ =お母さん、お父さん
・マニャーナ =明日
・スィ、スィニョール =はい、旦那様
・ノンブレ =名前

とか。