リアルな美大の日常を
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やおい・slash・フェミニズムSF
講評おわった!飲み会やった!缶チューハイ一杯で気持ちよく酔えるハッピーな体質に感謝!
12号館地下1階で来週金曜まで展示してます。
私の作品は……会場入ってまっすぐ行ったあたりの柱の周りにぐるっとある、すだれのような実験レポートのような、なんかタイトルが異様に長いやつ。絵じゃないからすぐ分かる。もしお暇でしたら見に来てください…。
さて、先日言っていた「やおい論」の話です。
おそらくこのブログを見ているのは自分で責任を持てる年齢の人ばかりだと思いますが、一応念のため警告を。
※警告※
「やおい」「ボーイズラブ」「男性同性愛」「二次創作」といった言葉が意味するものに対して強い不快感を感じる方、そんなもの許せない・想像もしたくないという方は、この続きを読まないことをおすすめします。
【やおい・slash・フェミニズムSFについてのリンク集】
日本における「やおい」の歴史(70年代〜80年代)については、下記のサイトを興味深く読みました。
「野阿 梓ホームページ」内
●シミュラクラ/乙女たちの夢としての「やおい」
以下、要約。
「やおい」の起源には、三つの柱が考えられる。
一つは映像(ヴィジュアル)の世界、そして活字の世界、それにメディアである。
1)映像……1970年頃 美少年もの映画が相ついで公開される。
「if…もしも」「サテリコン」「ベニスに死す」など
2)活字……1960年代〜1970年代 森茉莉や栗本薫による少年愛小説の発表。
3)メディア……1978年 少年愛をメインにすえた雑誌「JUNE」の創刊
1980年代 コミケにおけるアニパロの流行
コピーや軽オフといった印刷技術の革新
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同サイト内
●やおいパネルディスカッション1
一部抜粋。
「アメリカの女性たちがK/S(※『スタートレック』のカップリング、カーク×スポック)
のことを"ポルノグラフィ"だって言われて激怒したっていう話があったでしょう。
これは日本でも同じ。自分たちはポルノを書いているんじゃなくて、
「愛」を描いているんだという意識が凄く大きいと思うんですよね。」
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同サイト内
●やおいパネルディスカッション3
以下一部抜粋要約。
・カルチュラル・スタディーズという学問の分野がある。
要するにポップなサブカルチャーの世界を、まじめな批評の対象として、文系のわりとまっとうな学者さんたちが真剣にそれと取り組むというもの。やおい研究もそういった関連で始まった。
・小谷真理『女性状無意識』1994年
アメリカ版の〈やおい〉であるスラッシュ・フィクションを、日本で初めて紹介。
・当時(80年代)SF界にはフェミニズムに基づいたSF小説が多く見られた。
そういったフェミニズムSF作家の一人だったジョアンナ・ラスは、一方でスタートレック〈やおい〉にハマり、その分析をしたエッセイを書く。
・ジョアンナ・ラス『女性による女性のための愛のポルノグラフィー』
Joanna Russ, "Pornography by Woman for Woman , with Love"
いまポルノグラフィーはこんなにフェミニズムのなかで、いろいろ問題があるといわれているけれども、実は女性のポルノグラフィーだってあるのだという内容。
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その他の参考リンク。
●「slashを読む日本人が見たやおい漫画を読むアメリカ人」
(ページ下のほうにバックナンバーあり)
ここでは、すごくリアルな話が読めて「へえ〜」と思いました。
タイトルがすべてを表していると言ってもいいくらい秀逸!
日米やおい事情の差異、政治や文化の話から、キリスト教的精神構造、性の倫理…と興味深い話題がいっぱい。
↑このような現象を、「マニアックな学術本を検索すると松岡正剛に出会うの法則」と呼びます。