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古美術研究旅行まとめ(3)
古美術研究旅行まとめ(3)
ムサビの夏休み恒例・「コビケン」に参加したレポートを書きます。
第3弾:京都編。 →第1弾 第2弾
〜4日目〜 7/25
いよいよ後半戦。奈良寮とさよならして、バスで京都に向かいます。
●浄瑠璃寺
京都府木津川市の浄瑠璃寺は、山里にひっそりとたたずむ風情のあるお寺です。
三重塔には薬師如来、本堂には九体の阿弥陀如来像が安置されています。
薬師如来は東の「浄瑠璃浄土」、阿弥陀如来は西の「極楽浄土」を司ります。
仏教の浄土思想では、人間は仏に導かれて東から西へ向かうことになっているのです。したがって参拝者はまず東の三重塔を拝み、それから池を挟んで向こうにある西の本堂を拝む…というのが正しい参拝の仕方です。
キリスト教の教会だと正面入り口が西で奥の祭壇が東ですよね。
つまり東が聖なる方向なわけです。
その理由はエルサレムが東にあるためだとか、太陽神崇拝の名残だとか…。
仏教では逆に太陽が沈んでいく方向=西を目的地としているのが興味深いと思いました。
浄瑠璃寺には超可愛い猫がいるので見学に疲れたら癒されましょう。
この日の様子は別宅ブログでもご覧になれます→浄瑠璃寺のにゃんこ
●平等院 公式サイト→http://www.byodoin.or.jp/
十円玉の図柄でおなじみの平等院。京都府宇治市にあります。
池の中に浮かび上がるような鳳凰堂が華麗です。
再現CGによると、当時の鳳凰堂内部はこれでもかっ!てくらいの極彩色で装飾されていたようです。青、赤、緑、金のきらびやかな色使いはちょっと中国っぽいセンス。
このときちょうど阿弥陀像の天蓋や装飾品が修復のため取り外されていて、それを展示室で間近で見ることができました。
当時の軒瓦も年代順に保存されていて、軒瓦マニアの私としては鼻血が出そうでした。ガラスにへばりついてスケッチしました。
●神護寺
京都市右京区にある山の上のお寺です。めっちゃ山です。がんばって登りました。
「かわらけ投げ」という、小さな焼き物のお皿を遠くに投げる厄除けをしました。
引率のK野先生がすごく上手で、お皿がUFOのごとく果てしなく飛んでいきました。
みんなムキになって遠くへ飛ばしたがり、「もう一回やるー!」「おばちゃんお皿ちょうだい!」と大人気。
しかしあんな小さい皿2枚1組で100円って、いい商売だな〜。
●高山寺
行った記憶がない…と焦ってパンフレットを探しました。あーそうそう。(見たら思い出した)
明恵上人ゆかりのお寺で、アッシジの聖フランシスコ教会とは兄弟教会だそうです。明恵上人と聖フランシスコは、国は違えど同時代(12世紀)に生まれ、共に清貧の生涯を送った人物でした。そのため教皇ヨハネ・パウロ二世の祝福をうけ、初の異宗教間兄弟教会が誕生したのです。
国宝・鳥獣人物戯画もレプリカですが見られました。これ日本画の授業で模写したなあ…。
あと犬が…!運慶が作った犬の彫刻が…!
ぐはあっ触りたい!と震えるほど素晴らしい出来でした。
耳の折れた小さいわんこで、つぶらな瞳で、あの鼻面の丸っこいラインがもうたまらん…。
犬に対する愛情を感じました。
●竜安寺 公式サイト→http://www.ryoanji.jp/
石庭で有名な竜安寺です。
しかしパンフレットの石庭の説明、明らかに英語版の方が詳しく書いてあります。
日本語は3行なのに英語は22行も書いてあるじゃん…。
しょうがないので数人がかりであーだこーだと解読しました。
The Zen Garden は他のゴージャスな庭とはcompletelyにdifferentなものでした。
竜安寺の石庭には遠近法による目の錯覚を利用した仕掛けが施してあって、実際より奥行きがあるように見えるのです。
うーん…それにしても渋い…。これを楽しむためには精神年齢20歳以上でないと無理そうです。
というわけで、続きはまた今度。もうちょっとだけ続きます。
おとんに「最近ブログ書いてないのか」と言われたので久々にアップしてみました〜。
別宅の方はちょこちょこ書いてるんですけどね…
要するにハリポタ最終巻を読むのに忙しいんだよ!