ある夏の夜のこと

きっとオーキャンも盛況だったんでしょうね。
う〜ん結構怒涛のここ2週間でした。

先週はこども劇場でがんばってた友だちがいまだにこれだけは続けてるという
松元ヒロのソロライブへ。
香月泰男の作品を収めた香月美術館をテーマにしたネタ。
シベリアに抑留中、煤に油を混ぜて絵具にして描いてたのね。
だからこその黒。
地の果ての凍土と生への執念と帰国がかなわなかった命への鎮魂の色。

ところで知合いのとある京都の有名大学の教授が香月泰男のファンで
わざわざ観に来た時は台風の影響でJRが不通になり訪れられなかったことが今も心残りとか。
「県内の小中学生はきっと香月泰男の絵をよく鑑賞する機会に恵まれてるんでしょうね」
とうらやましがられたけれどそんなことなないよな。
俳優の緒方拳も大変なファンだったらしく美術館の館名は彼の筆によるあの特徴のある書体です。

ライブの後、ホタルの有名な川辺を通ると道路の上までも乱舞は続いていて
数えきれないホタルたちがひとときの命を燃やすように群れ飛んでいて
天まで昇りそうなほど輝く光の渦に圧倒されたのでした。

うん、ホタルに圧倒されるというのもよい経験だ。

投稿者:koko : 2012年06月18日 23:25

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