2011年08月のアーカイブ

子供の怪談

FOR ADULT

冥談 (幽BOOKS)
冥談 (幽BOOKS)京極夏彦

メディアファクトリー 2010-03-03
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今、この本を読んでいる。
こういうことばかり書いていると、暇なのかと思われちゃいそうだけど。
違うんだ・・・・
なんかねー ほっとくと、任されたことばかり考えてしまう「たち」なんだ。
それで、一度悩みだすと深みにはまっちゃう性格でね。
だから、制作してるとき以外は考えすぎないように、読書したりしているんだ
という、弁明・・・・・(笑)


僕は物語が好きだ。
それとはまた違う次元で、本が好きだ。
本という存在が好きなんだと思う。
本棚に隙間なく背表紙が並んでいる様や、
もったときの手触り。そういうものが好きだ。
怖い話は苦手なのだけど、装丁があまりに好みだったから、
思わず買ってしまった。


でも久しぶりにおもしろいものに出逢えたかも。

この本を読んで、幼少期を思い出した。
正確に言うと、この前基礎デの友人が家に来たときのことを思い出した。
荒井良二さんのライブペインティングのDVDを流していた。

「子供の考えることって、なんであんなにおもしろいんだろう」

「私も昔は子供だったのに、いつのまにか感じ方が変わってたんだよね」

ぽつりとその子がつぶやいた。
たしかにそうだなあと思った。

昔は、不思議なことがとても多かった。
いろんなことを信じていた。

たとえば、週末父親が遊園地につれていってくれる、ということと
ネバーランドに行く、ということは、ほぼ同じ可能性をもって僕の未来に広がっていた。


でもそのぶん、恐ろしいことも多かった。
学校の七不思議や恐竜、悪い魔法使い
そういうものと僕はいつも闘わなければいけなかった。


この本を読んでいると、子供のときに感じていた
漠然とした「怖さ」を思い出す。

オトギ

世界のコインを裏返す。

FOR WORLD


昨日の夜、外を歩いた。
東京に来てから、夜の散歩が癖になりつつある。
星が見えないかな〜と思って、じっと見つめていたら、
向こうから来る自転車にひかれそうになった。
東京でも、ちらちら思い出すように星は光ってるんだなあと思った。
じっと見つめようとすれば1つ2つ視界によぎる気がする。
近くの公園でサッカーの練習をしてる少年を見かけた。
がんばれよ と思った。


今日また急ぎで長野に帰ってきた。
何気なく天を仰げば、数えることもできないほどの星が瞬いていた。
2度目の帰郷は星空に驚くことになってしまった。
ここでは、星空に見とれていても、自転車にひかれそうになることもなければ
深夜にサッカーの練習をする少年も見かけない。
人が静かなかわりに、星がうるさい。

蝉はもう鳴いていないし、窓をあけると肌寒い。
たった2時間。
たった2時間交通機関に身をゆだねるだけで、世界はこんなに違う。


オトギ

グッドデザインエキスポ②

FOR WORLD


めずらしくきちんと続きますが(笑)
gde1.jpg
デザインの大イベント・GDEに僕もいってきた!その②。
あ、写真撮影してくれたのはいっしょに行った基礎デの子です。
(デジカメの充電器を実家に忘れた)僕の代わりに撮ってくれました・・・・感謝・・・


で、昨日はこのムサタマプレゼンを見たってとこまで書いたんだったね!
gde2.jpg


とにかく、規模が大きくて・・・2000点の作品がずらっとブースに分けて並べてあるんだ。
会場一周しただけでくたくたになっちゃった。笑

僕が気になったものをご紹介

まず、吉岡徳仁さんの携帯さわれたのうれしかった
gde3.jpg
中身が見えるって、良いデザインだなあって思う
電化製品が身の回りに溢れた生活をしてるけど、
何がどうなってるのかってぜんぜんわかんないじゃない?
たとえばテレビとか「うすーい!」って感動するけど、なんで薄いのかまで調べようとしない。
だから見えちゃってるのって、なんかサービス精神あるなあっていうか
うん、あんまりカッコいい感想じゃないね。笑


あと、基礎デは夏休みの課題で復興に関するものがでてるから、
東北コーナーが気になってたんだけど・・・
あっ、ここで友人は用があるので退場。
苦し紛れにi pod で撮った写真になるけど許してね!

IMG_0025 - バージョン 2.jpg
お酒のデザインのリメイク

IMG_0030.jpg
ほしいも 

IMG_0027.jpg
木のカスタネット

東北の名産物を武器に売り出そうって気持ちが感じられた。
箪笥とかも素敵だったな。
木はけっこうかぶってて、いろいろ種類があった。
ほしいものデザインとかすごく好きで、「ぜったい知ってるデザイナーさんだ!」と思ったら、
やっぱり佐藤卓さんで、「やられた」と思った。
んー、課題どうしよっかな〜


ラスト!!

僕がいちばんワクワクしたのは

IMG_0024.jpg

これ。これなんだと思う?

実はね・・・

IMG_0023.jpg

遊具なんだ!

そりゃないよ!って感じだよね。
しかも深澤さんデザインだった。
うん、言われてみればこのフォルム・張りは深澤さんだ!笑

「子どもがどうやって遊ぶかを考えて楽しむ遊具」。
傍にあるモニターのなかで、子どもたちが
寝転がったり、すべったり、のぼったり
楽しそうに遊んでる。


「危険だから」って理由で、公園から、
僕が子どものとき大好きだった遊具がどんどん減ってるらしい。
「つまんないんじゃないかな〜あれ。」
と思って、公園を横切るの、ちょっとかなしかったんだ。
だから深澤さんが遊具のデザインしてるのあったかい気持ちになったし、
何より、

「なにこれ!」

ってデザインが刺激的だった。

デザインって、「説明する前にわかる」べきものじゃないか。
たとえば、ハサミを渡されて、どこをもつのか迷わないでしょ。
そういうものなんだろうなあって思ってたんだ。
だから、見て「なんだろうこれ」って思うような、
考えさせられるデザインは新鮮だった。

深澤さんの講義が後期にあるけど、楽しみだなあ。
こういうこと、したいんだな。僕。

見る人がワクワクするような、サプライズプレゼントみたいなデザイン
素敵だ。


・・・というわけで、レポートおしまい!
くたくたになったけど、行けてよかった。


オトギ

グッドデザインエキスポ①

FOR WORLD


グッドデザインエキスポ 行ってきました

ねむくて倒れそうになったの ひさしぶり。
何が言いたいかって
ビックサイト 広い!  デザイン 多い! 
こんな大規模なイベントひさしぶりで 僕はびっくりさ
漫画のイベントも同時開催してたんだね 
なんかこう 客層がすごい・・・幅広いなあって思ったよ


ムサビ・タマビのプレゼンも見て来たよ!

●ムサビ
ムサビは「第一パン」さんとコラボして、パンのパッケージデザインのプレゼンをしてた。
で、実際に商品化されたパンも無料配布して。

いつでも、いつまでもおいしい時間:時計の絵の「ロングライフパン」
イメージキャラクターを描いた「100円パンシリーズ」
おうちにもって帰りたくなる:家の絵を描いた「ミニクロワッサン」
コンセプトとデザインが直結してて理にかなってるなって。かわいいなって思った。
パンもおいしく いただきました。


●タマビ
タマビは「兆し」をコンセプトに?プロダクトデザインの発表というか、
インスタレーションを会場でしてて、そのプレゼンをしてた ・・・のかな。
会場内に大学の個室?みたいなのが設置してあってね。
タマビは多角形をモチーフ台のように複数配置して、そこにプロダクトがいくつも置かれてたんだ。
プレゼンにBGMとムービーがあっておおかっこいい〜気合いはいってると思ったけど、
説明できないところを見ると、僕にはよくわからなかったようだ・・・。すみません

ムサビは具体的 タマビは抽象的 でうまいこと対照的なプレゼンになってるんだなーとか思った。
あと言うまでもないけど先輩方 プレゼン上手だ!
学科のプレゼンもあれだけできればカッコいいだろうな
笑顔で噛まずにゆっくりはっきり喋る。
礼儀だよなぁ・・・

エキスポ全体では、「遊具」について関心が向いたなあ。
と、書こうと思ったんだけど 無理だ
ちょっと寝ます。
つづきは 起きたら もしくは また明日・・・!

オトギ

おもしろどうぶつな一日

FOR WORLD


横須賀美術館に行って来た!

それというのも、このひとの作品がどうしても見たくて。
もう忙しいし寝坊したし(!)どうしようかと思ってたんだけど、
後悔したくないから、勢いにのって行って来てしまった。


ただ僕ね びっくりしたんだよ


片道4時間もかかると思わなかったんだよ・・・・


携帯の乗り換えで調べたから、電車で2時間くらいかかることは知ってた。
でも、僕の住んでるとこ、最寄り駅から銀座まで1時間くらいかかるようなところだし、
都内だろうな〜とか思ってたんだ。
電車が横浜を過ぎたあたりで、これはおかしいぞ と思ってたんだけど


改札をくぐったら そこは海だった。

グレートーンの地平線を、海鳥たちが横切って行く

僕 ポカーンだよ

え?海鳥?これ海鳥?って誰も答えてくれないよ
わけがわからないよ

バス乗り場で行き先を調べたら「神奈川県」ってしっかり書いてあった
うっかり県外でてた・・・・
バスから眺める町並みはあきらかに「港町」という風情で
わくわく乗ってたんだけど

思ってたより山奥だった
怖かった
暗いし(※着いたの17:30)


ただ、展示はとてもおもしろかった。
「おもしろ動物展!」っていう親子向けの展覧会で、
説明がとても丁寧でわかりやすかったし。
屏風から彫刻、絵本まで 表現の仕方をしっかり見せてくれて。
「動物」って空想の対象としてとってもえがきやすいし、
奥が深いよなあ ってドキドキした。

肝心の土屋仁応さんは!!
やっぱり素敵だった〜〜〜〜〜〜
木の質感と儚げな水晶の瞳がとってもロマンティック。
あれは、欲しい。
来年の個展もぜったい行こう
制作のヒントを得た気がする。


美術館の屋上に公園があって
そこで遊んでる子どもの笑い声をBGMに
ふーっと海を眺めて帰ることにした。
ちょっと荒れた波模様と、鈍色の空のなかで、太陽が底光りするようにちらちら見えるのが
気持ちいいな〜と思った。


そして爽やかな気持ちで家路につければよかったのに
お気に入りの傘を美術館に忘れて帰る という
僕がいちばんおもしろ動物だ!と言われかねないオチをつけることになるのであった。
どうすればいい・・・・・


オトギ

僕らの砂漠に雨が降る。

FOR WORLD


どこもかしこもびしょぬれだ。

本屋から顔を出すと、暴力に近いような水量で雨が降っていた。
傘が守ってくれるのはせいぜい腰から上までが限度。
水しぶきが膝までのびてくるのは初めてだった。
おかしな言い回しだけれど、まるで下からも雨にふられているようだった。


なんだか季節を洗い流してゆくような雨だと思った。
雷はひどいし、誰も彼も うとましそうに天を仰いでいたけれど。
またひとつ季節が移ろっていくんだろう。


何もかも流しちゃえばいいと思った。
誰かの心の片隅に溜まりきった汚れとか、
見知った人の涙とか、
理由もどこかになくしてしまったような、喧嘩のわだかまりも
流してしまえばいいと思った。

どうにもならないことが多すぎる。
つじつまが合わないと進まないことばかりだ。
僕たちは何をするにも勢いを欲しがる
正義とか道徳とかそういう問題じゃない
ただ身近な誰かにみとめてもらえる正当な理由がほしいだけだ。


そうやってあらゆる人が干上がっていくのを見てきたけど
今日は雨が降った。
君がいつまでも大事そうにかかえてるものがなんなのか、
僕にはきっと 死ぬまでわかんないんだろうけど
どしゃ降りの夜に傘を貸してやるくらいはできるよ。


オトギ

わすれもの

FOR WORLD

空.jpg

□作品名:僕たちの海
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac

なんだかまた急に、思い出したように暑くなってきたので、
フォルダーから涼しげな写真をお届けします。
この前の旅行で行った、名古屋の水族館の写真だよ。

僕、動物園とか水族館とか、ちょっと怖いんだけど
子どものとき親に連れていってもらってワクワクした気持ちは
今でも覚えてる。
ただちょっと 人間のずるさを感じる な。やっぱり
こういうとこが、「考え過ぎ」・・・・なのかも。
綺麗なんだけどね。


オトギ

私的な祝日

FOR WORLD


いつだったか「台風がくるとワクワクする」と書いた気がするけど、
それって 生まれた日に関係あったのかも。

僕は予定より2週間遅れて生まれたらしい。
父が出産に合わせてギリギリまで休み、母の実家に泊まり込むも、
やむをえず帰ることになったその日に母は産気づき
運ばれ、しかもそのときはひどい雷雨で、病院中停電し
スポットライトを浴びて生まれて来た(母談)とか。

なかなか壮絶な出産秘話じゃない?
いつかネタにしようと思ってたんだ(笑)

そのせいか、誕生日になると
「一番苦労したのは私なんだから私が祝われるべき」
と物心ついたときから母に文句を言われたっけ。

そんな僕も、今日で19歳になりました。
今年はさみしい誕生日になっちゃうかな〜と思ってたけど
多方面からお祝いのメッセージを頂けて、嬉しかったです。

誕生日って、僕が考えうる限り、もっとも素敵な記念日なんじゃないかなあ
自分の生まれた日を祝ってもらえるなんて
こんな有り難いことってない うん ありがと。


はっきり言って
くじけることのほうが多いし
できないことを数えだしたらきりがない。
それを曝け出しながら必死で崖を登りつづけてるような毎日だ。

後悔しない方法なんて、いつもわからない。
ただ、とりあえず必死で登ってみようと思う。
感謝してくれる人や 僕を支えにしてくれる人がいるなら
この山ひとつ越えた、もう少し先の風景で、ピクニックしにいくくらいの気持ちで
またものをつくろうと思う。
そんな風に歳を重ねていけたら きっと素敵だ。


まあ、そんな感じで。
今しか書けないことを、明日からも、書いていこう。


オトギ

at 21:47 | Category : | Comments (3) | Trackbacks (0)

暗転

FOR WORLD

ジョン・エヴァレット・ミレイ *オフィーリア 【ポスター+フレーム】ブラック
ジョン・エヴァレット・ミレイ *オフィーリア 【ポスター+フレーム】ブラック
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死ぬまでに実物を見ておきたい作品はいくつかあるけど、
今のところ、一番はこの絵画かもしれない。

僕がはじめて、ポスターで見て感動した絵画だ。
ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」という作品なんだけど、
シェイクスピアの「ハムレット」という小説の一場面を描いたもので、
綺麗なだけじゃないところがとても好き。


高校のときとかさ。
名画ってだいたい「はい上手い上手い」くらいにしか思ってなかったんだけど、
この絵をきっかけに、古いものにも目を向けるようになったように思う。
ちがうかな。
いちばん最初に気になったのはルノワールだったかなあ。
それでも、高校生でひとめみて気になった数少ない作品だ。


人を感動させる方法に 限りは無い。
抽象的であるとか、具体的であるとか
そんなものに縛られないのが、芸術の すてきでやっかいなとこだと思う。

ただ ひとつの方法として
かき込むことで 人を感動させてきた、
昔の人たちの技術とか、時間の掛け方はすごいと思う。


それにしても、素敵な絵だなあ。
もう少し眺めたら、僕もいろいろ片付けなくっちゃあ。


オトギ

at 20:39 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

秋の足音

FOR WORLD


目覚めるといつも
まとわりついていた熱の気配が、
今朝はなかった。

扉をあけるとき
隙間から溢れてくる光の量も、一段と少なく

吸い込んだ空気は ずっと冷たかった。


夏がすこしずつ眠っていく気配がする
横になるだけで、からだが休まると思うのは久しぶりで
ひんやりした部屋の空気に、少しの安らぎを覚える。

こんなにすごしやすいと、
いつまでも眠っていられる気がするなあ。


そういうわけにも、いかないけれど。


オトギ

ティータイム

FOR STUDENT


あえてお茶を飲むようにしてる。

「これをやらなければいけない」

という、焦りばかりで頭がいっぱいになってきたら
危険信号だ。

そういうとき

あえてお茶を飲み
本を読み
美術館に行き

息をつく。


受験のとき

デッサンは下手だし
平面構成はよくわからないし
でもまずは推薦に向けて準備しなくちゃいけないし

と、混乱したことがよくあった。

こなすべきことは たくさんあって
どれもないがしろにしたくなくて
なんだかよくわからなくなったんだ。


そういうとき、あえてじっくりとお茶を飲むようにした。
ちょっと贅沢な茶葉を買って来て、そろえておいて
デッサンをやりながら
復習をしながら たまに飲む。
なんにも片付きゃあしないけど、
「この紅茶おいしいなあ」「いいかおりだなあ」と思うだけで、
すこし救われるんだ。
そうやって自分を落ち着ける。


まずは、やりたいことを書き出そう。
それから、そのためにやるべきことを書き出そう。
大事なことから片付けよう。
こなしているときは、それだけのことを考えよう。

いつのまにか 目の前は開けて行く。
やらなければ 何も終わらない。
つまり
やれば何かが始まる。

なんだって そんなもんだ。

オトギ

目眩

FOR STUDENT 


答えのでないことのほうが多いよ。

何をするべきかわからないまま
駒を進めなきゃいけないことのほうが。


何かひとつアドバイスできるとしたら
「できるかぎり悩んでほしい」


それだけだ。


日々 たのしいことも、くるしいことも
起こり続けている。
僕の近いところでも、遠くはなれたところでも。

そういうものを
感じすぎないようにして なんとか生きてきた。

薄情だと思う。

でも、
「優しさ」というのは、
「おすそわけ」だと思っているんだ。
余裕のある人が、自分のもっている幸せを、
ちょこっと削って、わけてあげるものなんだと 思ってる。

自分を犠牲にしたり、相手の痛みを代わろうなんてしだしたら、それは
ただの思い込みの押し売りなんじゃないか。と。

君の痛みは君にしかわからないし、
君の苦しみは君にしか取り除けない。


それが時々 もどかしい。


だから僕はものをつくるのかもしれない。

オトギ

at 22:10 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

ひとりあそびとサプライズ

FOR T&J

★しりとりブログ「責任逃れ」「受験」「かぶと虫」「キラキラ」

近所の庭先の白百合が咲いていた。


東京には、久方ぶりに雨が降り注いでいる。
雨の日は好きだ。

 窓を這う、豪勢な水の束がキラキラと光るのを見ると、
 焦っていた頭が冷えていく。

 屋根を打つ不規則なリズムは
 心配ごとを洗い流していくようで、どこかホッとする。

責任逃れがしたいだけかもしれない。
ただ ほんのいっとき。

近所の庭先の白百合が咲いていた。

数年前亡くなった祖父が、庭で育てていた百合を思い出した。
いつ咲くのかと、毎朝目の端にとらえ
暑い暑い夏の朝に、その大きな花びらが開いているのを見たとき
「ぞっとするくらい綺麗だ」と思ったのを覚えてる。


雨に冷えた空気の中、
傘をさして濡れた白百合を見つけたとき、
夏と秋のはざまにいるような気がした。

季節は数字ではない。

感覚や記憶と混ざり合って僕の皮膚にしみついている。

弟たちが、秘密で夏の朝とりにいくかぶと虫や、
風が寒くなり、稲穂が黄金色に光る秋の夕暮れ。
受験勉強の合間、ふと見上げた冬の星空や、
合格したことを信じられないまま、門をくぐった春の入学式。


また百合の咲く季節がやってきた。
夏の終わりが 近づいている。

>手羽さんへのお題「庭先」

なんちゃって!!


昨今のムサビ日記と美大日記をにぎわせている
「しりとりブログ」のニセモノでした〜〜
じっさいはしりとりでもなんでもなく、ただのひとりあそびです。
(お題とか手羽さん無視してください。笑)


えーっと、
・・・・・・・普段ならここで

オトギ


と入れるんだけど、
今日はここからが本題なんです!ばばんっ


FOR WORLD


今日は一日、展示のメンバーの子と話し合いをしてきた。
それでね 午前中、僕の部屋で会う約束だったから、早起きしようと思って、
いつもより早く、めざまし時計をセットしたんだ。

予定通り7時に目があいた。

ただ、僕ね 寝起きがすごく悪いんだ。
ご飯を食べるまでに時間がかかるというか・・・
まあそんなことはどうでもいいか(笑

それで、ロフトの壁にからだを預けて、目が覚めるまで
ぼんやりと昨日更新されたムサビ日記を、携帯で読んだりするのが日課なんだけど、

竹林さんのブログを読んでいたら、
ばっちり目が冴えた。

もうね、笑いで目が冴えたの久しぶりだったよ。


これは・・・どうお返しするのがいいかしら、
と考えながら身支度をした。
そして、展示の子が来て、
ばっちり話を進めて ご飯食べて 駅で参考になるものを探して・・・
さあ帰ろう というときにツイッターを見たら、
ジャスミンさんのブログにも 何やら見覚えがある単語があるな と思って。
クリックして、笑いながら帰った。

詳しく書かなくても、ご両人のブログを読めばすぐわかると思う。
お二人とも謝っておいでだけど、
これ、ぜったい楽しんで書いてらっしゃるでしょう・・・!!
という気がする。笑

なんかこう
竹林さんの記事は、なんやかんやできちんとイイ話になってるのがにくいし
ジャスミンさんの記事は「僕がアレについて書くとこうなるのかしら」とか考えちゃって悔しい。


と、いうわけで。
ただお礼を書くのも芸が無いので、

お二人の最新記事から、
手羽さんからのお題1つずつと
記事内で印象的だったキーワード1つずつ
選んでしりとりブログ風にしてみました。

ちょっとでもニヤッとしていただけたら嬉しいんだけど、
けっきょく僕が楽しかっただけかもなぁ・・・。
サプライズってむずかしいねえ

ただ、「皆さんが思うオトギ」を外から見るのは
とっても新鮮でした。
今日のブログは、「僕の思うオトギ」を100%投球してみましたが、
いかがだったでしょう〜

オトギ

at 19:45 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (1)

きらめくものたち

FOR WORLD

light1.jpg


light2.jpg


light3.jpg


light4.jpg


light5.jpg

□作品名:shine
□種別:写真
□材料:デジカメ/Mac


僕たちは輝きをはなつものに目を向ける
僕たちは照らされることにより注目される
僕たちはまぶしいものから目をそらす
僕たちはきらめく流れ星のように生き急ぐ


この世界は光に満ちている。

オトギ

時計の針のまわし方

FOR WORLD


デザインをしていると、時間が矢のように流れていくのを感じる。
今ね 芸術祭の執行部の パンフレットづくりをしてるんだけど、
昨日帰って来てからの記憶がさだかじゃないんだ。笑
こんなことばっかりなのはご免だけど、
久しぶりに終日考え込み、〆切のある仕事をして、「いいね」と言ってもらえて、
今日は心地いい疲労感を感じてる かも・・・。
まだまだ できないことのほうが 多いなあ・・・


絵を描いたりしていると、時間は砂時計のつぶのように溜まっていくのを感じる。
気分をコントロールするために
美術館へでかけて 喫茶店で考えて 描いて 作品を遠くから眺めて。
じれったいくらいゆっくりと流れて行くのは心地いい。
ただそんなことばかりだと、飽きちゃうんだけど。


もしくは
デザインとか芸術とか 抜きに、
時間というのは 人と関わると途端にその速度を増していくのかもしれない。
一人で世界を見つめていると
誰かに何かを押しつけられることも 導かれることもないけれど
じっくりと生きていくことが、できる。
ただ、その選び方を過つと、ただの愚か者に成るけれど。


僕たちは関わるものを選ぶことによって、
時計の針を速めたり遅くしたりすることができる。

オトギ

白い部屋のなかにあるもの

FOR ME


部屋を見渡してみた。

白い壁と、

本 絵 ポーチ 手紙 髪留め 
そういうものたちが目に留まった。

いつか誰かがくれたものだ。
僕に好意をもってくれた人たちが、
僕のために選んでくれたものだ。
先輩や先生や友人が、くれたもの。

贈り物は記憶とともに在る。
そのときかけてもらった言葉、返した言葉が蘇る。
風や匂い、温度を失ってもまだ生々しい。


ちゃんと覚えていたいと思う。
指紋がつかず、ほこりをかぶらない程度にふれておきたいと思う。
好意も敬意も、いつも、身の丈に合わない。

でも、
そのときもらった言葉に、見合うような自分になりたいと
思うことができる。

オトギ

at 23:59 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

ただいま準備中

FOR STUDENT


 みんなお盆休みでゆっくりしてるのかな〜
僕は執行部の仕事に命を燃やしています・・・
今日!!やっと!!一区切りつきました!!
詳しいことは色々終わったら見せられると思う。

すごく、きつい!!
今まかされてることが全然得意でもなんでもないことだから、つらくて笑っちゃう。
なんかこんなことばっかりだな。笑
でも、出来上がってくる作品をみると、楽しくなっちゃうんだよなあ

なんというかね

タ●リさんも言ってたらしいんだけど
頼まれごと、って言うのはいつも、
自分のレベル以上のものを出さないとできないもんだよね。
「その仕事に見合う力がついたらやろう!」
なんて言ってると、チャンスは逃げちゃうんだ。
そういうのは嫌だ。
と、思って。
なんでも「やります!!」って二つ返事しちゃうんだ。
自分の首しめるの、だいすきなんだ。笑


でもさ
いつまでも、自分のできることだけやってたら
たしかに、痛いこと無いし、なんにも苦しまずにすむし 安全だけど
なんにも新しい物がないのは退屈だな。


だから、ダメだしもらった原稿がんばります。
なんとか、あがいてみます。
この経験が誰かの後押しになれたら、最高です。


オトギ

鉱石手帖

FOR WORLD

賢治と鉱物
賢治と鉱物加藤碵一 青木正博

工作舎 2011-07-23
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この本、素敵だよ

僕ね、鉱石がすごく好きなんだ
アメジストとか、水晶とか、メロウとか・・・
ずっと眺めていたくなる。

きちんと磨かれて、誰かの指輪に収まっている宝石よりも、
心惹かれるものがあると思うんだ。

なんでだろうって考えたんだけど

多分ね「変わるもの」だからだと思うんだ。
見る角度、日差しの強さ、環境によって、
透けたり、光ったり、輝いたり。
ととのえられたものと違って、予測できないから、ずっと見てられる。


あと、その色の鮮やかさ。
いっしょに展示する子に「色が好き」って子がいて、
最近「色」を意識するようになったんだけど、
そのものの形ぬきにしても、「色」に魅力がある。

昔は、宝石を砕いて絵の具にしてたんだっけ?
ラピスラズリの青 なんて形容詞を、高校のときよく聞いたっけ
素敵な文句だと思ったものだ。


ホタル石の夏休みが明けたら、何か買いに行きたいなあ。
ムサビの近くにね、鉱物も置いてる素敵な雑貨屋さんがあるんだ。


あっ

本の話をしてなかったね。笑
宮沢賢治は、よく比喩表現に鉱石を用いたことから、
よくこういうものに絡めて紹介されるらしい。
鉱石の写真の横に、関係のある文章が添えられていて
本好きの心がくすぐられる、素敵な写真集だよ。


デッサンとか、課題とか、仕事に疲れたあなたは
このお盆休みに一冊いかが?
ふしぎと癒されることに気づくかも。


オトギ

at 21:53 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

ちょこっと、いいこと。

FOR WORLD


やっぱり僕は、人の優しさに支えられてるんだなと思う。

話は数日前にさかのぼる。
東京に戻ってきた。
それはいいんだ。
でも僕は重大なミスを犯していたことに気づく。

やりたいことがたくさんある。
芸祭の展示、執行部の仕事、課題…自習。
それにはパソコンを使う必要がある。
もちろん、パソコンは持ってきた。
でもね、ないんだよ。


電源ケーブルが………………。


一昨日の日記を予備電源でなんとか書き終えた直後、
僕のMacはその画面を真っ黒に染め上げた……。
いや、つまり電源が落ちたんだ…

実家に忘れてきた。
家族に郵送してもらうかどうか迷った末、
買うことに決めた。

世界堂にあるかな〜くらいに思って。

なかった…。

国分寺の駅にある家電店に行くことにした。

なかった…(笑顔)


どんどん積み重なるお仕事の重み。
崖っぷちに追いつめられるかのような冷たい汗が流れる。
けっきょく親に郵送してもらうことになった。
問題は、〆切が15日に迫っている執行部の仕事だ。

図書館にこもることにした。

でも間に合わない。

途方にくれながら、執行部の子と帰り道をゆく。
今日の夜も仕事できないままボンヤリするのかあ…
とぐったりしてると
「あれ?家こっちなの?」
その子と家が近いことが判明する。

「じゃあ家のパソコンつかいなよ!ソフトも入ってるし!」


天使の輪が見えた。

夜も遅いのに…なんて有り難いんだろう…
というか、きゅっきゅさんも以前日記に書いてらしたけど、
いきなり家に人を招けるなんて、なんて器が大きいんだろう…

お言葉に甘えて作業させてもらっていると、キャラメルマキアートがでてくる。

「そろそろ休憩しない?」
と言ってさり気なく出てくる夕ご飯は、手づくり100%。
もちろんおいしい。
「明日も来ていいよ」と手渡されたクッキーを見たとき、

後光がさして見えた……。


なんという…メシア…
素敵な人に恵まれて僕は幸せである…。

昨日愚痴を書いていた者と同一人物とは思えないほど、
あたたかい気持ちに満ちあふれて書かせてもらった。
誰のためではなく、自分のために書きとめておこうと思う…。

ひどい仕打ちをうけたこととか、苦労した恨みよりも
人のさりげない優しさや、つらさの中で垣間見た美しいものを
大事に持っていける人になりたいから。

というわけで、明日も早朝お邪魔して、お仕事をやっつけてくる!
今やってることがひと段落したら、何かお礼がしたいなあ。
どんなことなら、喜んでくれるだろう。
感謝、感謝でいっぱいだ。

オトギ

at 23:48 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

数え歌

FOR ADULT


風がない夜で、なんだか侘びしい。
クーラーの押しつけがましい涼しさが厭で、止めてしまった。
ここのところ寝つきが悪かったせいか、体調が優れない。

まあ大したこともない、それなりに不都合な夜だ。
わかっちゃいるが、好くは無い。

「みんなが持ってるから僕もほしい」と親にねだる子どもがいる。
でも「みんなって誰?」と聞くと、名前は3人以上でてこないのだそうだ。
いわく、人は自分の周囲の人間3人が同じことを言うと
「世界中の人がそうなのだ!」
と錯覚してしまうらしい。

それならば、嬉しいことが3つ続けば人は自分を「幸せ」と呼ぶのかな。
僕たちの実感なんて、その程度のものなのかしら。

はーやれやれ。
そう思えば、このけだるい夜もやり過ごせる気がする。
どうせ夜は明けるし、夏も終わるのだ。
ちいさな不幸がひいふうみい。
ほら、あなたの不幸も僕の不幸も、数えてしまえば他愛もない。


オトギ

フィールデザイン

FOR WORLD

今日は、芸祭でいっしょに展示する子たちとギャラリーツアーをしてきたよ。
体力のない僕は、今すぐにでもぐっすりと眠れそう…。
それくらい、中身の詰まった1日だった。

ギャラリーに詳しい子に予定とか色んなことを任させてもらって、
僕はもうお客さん気分で楽しませてもらった…あは
神保町と銀座と、いくつか回ったんだけど
神保町の見本帖本店「Feel the paper」が特に面白かった。
紙に注目した、カレンダーや灯りのデザインが置いてあって、
…わくわくしたね。
和紙と絵本のコラボレーションは流石としか言いようがない。あれは欲しい!
紙の見本とかも、見るの楽しかった!
本とか好きな子にはたまらないんじゃないかな、あそこ。
電子書籍とかが出たことによって、
最近、人々が紙の良さに敏感になってる気がする。
展覧会は明日までだから、都合のつく人にはオススメだよ。


せっかく6人なんて人数で行ったのに、あんまりみんなの語りを聞けなかったのがちょっと悔しい。
それというのも、僕がはしゃいで喋りすぎちゃったからなんだけど。(笑)
今日という日が、うまいことみんなの作品に活きていくといいなあ〜

まあ、そんな何もかも完璧にいくとは思っちゃいないけど。
いい展覧会にな〜れっ

オトギ

都会の夜とありがとう

FOR WORLD


夏休みはまだ半分も終わってないけど、ここでしかできないことも多いので、
さっき、東京に帰って来た。
全身太陽に包まれているような蒸し暑さに圧倒されて、
へとへとになって自分の家についた。
こんなに暑いところだったんだね。やれやれだ。

久しぶりに、何も音のしない夜だ。いや、行き交う車の音がわずかに聞こえはするかな。
ひとり、というのは自分を管理できていい。
でもやっぱり、この家は味気ないし、長くは住みたくない。
そういう思いで、積み重なった郵便物を処理していた。
大方は、なりふりかまわない広告だ。
でもそこに、見覚えのある封筒が混じっていた。
先日、母校にちょっとしたスピーチをしに行ったんだけど、
その感謝状だった。

A4のプリントの半分から下に、
お世話になった女の先生の、手書きのメッセージが添えられていた。
やってよかったなあ、という気になった。
人からしたら「めんどくさい」で終わるようなことを、楽しんでやってしまいたい。
人に言わせれば「てきとうにやっとけ」ということに、本気で向き合いたい。
「ありがとう」って言葉は、そういうことを気づかせてくれる。
この手紙は、しばらく僕の背中を押してくれるだろう。

良い夜だ。


オトギ

カントリーカフェ

FOR WORLD


作品について考えたくて、喫茶店まで歩いた。
僕の住んでるところは、コンビニまで1時間歩かないといけないような、
絵に描いたような田舎なんだけど、
片道徒歩40分くらいのところに、喫茶店があるんだ。

都会との違いがおもしろいよ!

喫茶店じたいが、ちょっと古い民家をそのまま使ったようなところでね、
網戸の残る窓は開け放っていて、古い歌謡曲なんかが流れてる。
ときどき花瓶に、庭に咲いてるその時期の花が一輪活けてある。
来るお客さんはみんな常連さん。
それも子連れの親子やおじいちゃんおばあちゃんばっかりだ。
ときどき年端もいかない子供が泣き声をあげるけど、
みんなそれを笑ってゆるしてるような、広がりのある空間。
「こういうのもいいなあ」と思った。
何より、そこの店主さんが、すごいたのしそうなんだよね。

外国だと、「広場」っていう習慣があるんだって。
みんな「広場」が生活の中心で、そこに集まってお祭りをしたり、
おしゃべりをしたりするんだ。
昔の日本で言う「縁側」かな。
今日行ったところは、「広場」みたいな喫茶店だなあって思った。


そういう場所って、やっぱり必要なんだよね。

インターネットですぐに情報が得られたりするようになって、
人との直の関わりが少なくなったと言われるけど、
やっぱりみんな、ほんとのとこでは誰かとふれあいたい。
そう思ってるんだろう。


あの喫茶店は、「ご縁」をデザインした場所だったのかも。

オトギ

真夏の死骸

FOR STUDENT

高校2年の夏
つくりかけの作品ばかり部屋に転がっていた。

描きかけの油絵
削ったままのスタイロ
封をあけ、固まりかけた紙粘土
現像待ちの写真
撮りためた映像

何かを完成させなくてはと思っていた。
何かに認められなくてはと思っていた。

期待されることが重荷になる瞬間にいつも怯えていた。
冷えた手で心臓を撫でられている様な不快感。
なんだかどうでもよくなって家を飛び出し、
ぼんやりした頭であぜ道を歩いていた記憶はまだ生々しい。

将来のこととか学校のこととか
ありふれたことに、いつの間にか悩む立場になっていた。
なんてバカなんだろうと思っていた。
鬱陶しいくらい世界は綺麗だった。
うんざりするくらい僕は自由だった。

よく「あのときは馬鹿だった」と振り返る人がいるけど
あの時の僕は、自分が馬鹿だと言う事に悲しいくらい気付いてた。

どうしようもないときは、ほんとにどうしようもない
僕たちは脆い。
強くも弱くもなく、ただ脆い。

あのとき。
なにもつくれないことが辛かった。
なんだかもう、このまま死ぬんじゃないかってくらい泣いた記憶がある。
それでも、なにも生み出すことのない世界なんて、
どんなに優しい恋人がいたって、生きていく意味もない。

どうしても捨てられないものなんて、残念ながらたったひとつだけだ。


オトギ

at 22:52 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

世界は薄く翳っている。

FOR WORLD

こんな雨の日に外にでないのはもったいないから、
カメラをもって外に出た。


土砂降りの雨。うなる雷。
熱をもっていた風はすっかり冷え切って、
吸い込む空気は冷たい。

コンクリートの上を滑る雨水
雨粒にふるえるオレンジの百合
僕の肌を伝う水の気配と、
ワンピースの裾が濡れた感触。


世界が呼吸している。


オトギ

かえりみちの徒然

FOR WORLD

なんだか写真をアップする気にならないや。
今ちょうど家に着いたところだよ。
今日は、横浜トリエンナーレに行ってきた。

ああ、なんだかいろんなものを見て、
喋って、聞いて、書いて・・・
あふれるくらい色んなことがあった旅だったな。
20名ちょっとの大人数で3日をすごすことなんて
あんまり無いから、あたまがびっくりしてるよ。

今回の旅で思ったこと。
僕は人を感動させたいということ。
感動したいということ。
それをもう一度たしかめるとともに
人との縁を、関わりを大切にしたい、そう思えた。

その気になればいくらでも捨ててしまえるものがたくさんある。

思いやりや謙虚さ、はめを外せる余裕。

わずらわしいことはたくさんある。

それでも、逃げたいギリギリのラインで逃げずに向き合えば
「あのときは迷惑かけたね」って、
感謝してくれるような友人が もう1人ふえたりするから。
こんな奇跡みたいな現実が
いきなり僕の手の中にとびこんでくるから。
やっぱり僕は、どんなに苦しくても 
ひとつもとりこぼさずに受けとめたいって
思っちゃうんだ。
どうしよう、丁寧に書けないよ。
やるべきことがたくさんある。
やりたいことはもっとある。

本を読んでひといきついたら、眠るとしよう。
今日も会いに来てくれてありがとう。
こんな僕を好いてくれる優しい人達に、すこしでも優しい明日がきますように。

おやすみ。


オトギ

at 23:08 | Category : | Comments (2) | Trackbacks (0)

2日目の朝は崖っぷち

FOR WORLD


あああ…ついに日付を超えてしまっ…!!ああああ悔しい!

まあ気を取り直して……
名古屋からお届けしてるよ!

今日は東尋坊という崖っぷちに行ったり、
美術館で三沢さんの彫刻やフェルメールの絵画を見たり、
水族館に行ったりと盛りだくさんだった。

中でも印象的なのは東尋坊の崖!
東尋坊ってね、いわく付きの場所なんだ。
それもあってか、僕ものすごいテンションがあがってしまった…
薄く切り刻まれた岩が何層にも積み重なるすがたや、その高さ。
まさに、絶壁!
それは恐ろしくもあるんだけど、
僕は美しさを感じた。
都会の人によって「つくられた自然」との違いって大きいな…
良い小説が書けそうだ(笑)

それじゃ、そろそろ寝るよ。
明日は横浜だっ


オトギ

at 01:28 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

金沢は豆腐のキヲク

FOR WORLD

金沢に行ってきたよ!
市場や美術館…見どころのたくさんある1日だった。
その中でも印象的なのは「茶屋街」!
古くからある木造建築の建ち並ぶまちなみは、大和の香りがした。

三味線屋さんに入って、三味線の体験をしたんだけど
先客の外国人女性と30分お話してね、すごく楽しかった!
ただ、ちょっと悔しかったな。
日本が好きな外国の人が、僕の弾けないお琴を弾けるなんて!
この素敵な街並みをきちんとインプットして、日本人としての作品がつくれたらいいなあ…
うん、旅をしながら考えよう

お写真は最終日のレポートに載せられたらいいなあ〜
豆腐味のアイスの後味を残して、1日目はおやすみなさい!
福井の宿からお送りしました。

オトギ

at 21:38 | Category : | Comments (0) | Trackbacks (0)

旅立ち前夜!

FOR WORLD


宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と
梶井基次郎の「檸檬」をお供に、
明日から2泊3日の旅行に行ってきます!

その間の更新は携帯からしたいな!と思ったので、
今日は携帯のボタンで文章をお届けしています。
…ちゃんとできるか不安だな〜…(笑)
それに伴って、記事の表示もちょっと変えるよ。
理由は…まあいいか。


今回は、高校の美術部の旅行にOGとして参加するんだっ
高校の旅行!?ってなる人も多いと思うんだけど、
部活について語るとなると、深い因縁…ゴホン、「ご縁」があるから、割愛ね(笑)
楽しみだなぁ〜
いっぱい考えてきたいな。
イベントを楽しめるかどうかって、自分にかかってると思う。
よく準備して、よく楽しんで、よく休みよく食べる!
まあ手をぬけるところはぬくけどね。あは

とりこぼさないようにきちんと手のひらをひらいて、空を見上げていれば、
何だってきっかけになる。
この旅も、何かのきっかけにできますように。

いってきまあす!


オトギ

at 22:52 | Category : | Comments (2) | Trackbacks (0)

「おいしい」のデザイン

FOR STUDENT

キリン 世界のKitchenから ソルティ・ライチ 500ml 1ケース 24本
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デザインを学ぶようになって、「パッケージ買い」の頻度がびっくりするぐらい上がったと思う。
それにしても、このデザインすごく好きだ!!
直接見るともっと洒落てるから、今度ぜひ御店で手にとってみてほしいな。
初めて見た時すごい興奮して携帯で写真撮っちゃったんだよね。
なんていうか・・・好みなんだ。笑

ソルティ・ライチってお味の商品で、全体的には白をつかいつつ、
そこかしらに光る青色をあしらってある!
透明感があって、涼しそう。
そして、おいしい。

僕ね、「愉しくなるデザイン」が好きなんだ〜。
華があって、粋な画面が好き。
基礎デで学んだデザイン論では
「いつまでも残るものをつくろう」
「より普遍的なものを目指そう」というメッセージをもらって、
色々削ぎ落とすのが真理なのかと思ったけれど。
でも、この「ソルティ・ライチ」は多分期間限定商品だからな
そういうの考えないでいろいろ足し算してあそんでるところが素敵だと思う。


こういうふうに考えるのにはわけがあってね。
先日芸祭の展示チームで、チームのロゴについて話し合いをしたんだ。
そこで、僕は「ユニ●ロとか成功してる会社を見習って、
いつまでも残るモノをつくるべきだ」って考えだったんだけど、
「そんなに慎重にやらないで、いろいろ実験すべき」って意見をもらって。
ああ〜〜そっかあ!って思ったんだ。
僕たちは学生だから、「100年さきまで絶対に残るモノを死ぬ気で創る」というよりは、
「残らないかもしれないけど、可能性に賭けて遊んでみる」ってことも大事なんだよね。


そんなふうに、いつのまにか
店頭でもおしゃべりでも、デザインを考えてるの うれしいな。
そういうわけで、「ソルティ・ライチ」おすすめだよ!


オトギ

語りべとデザイナア

FOR WORLD


さいきん童話を読み返すのが好きだ。

天使とか悪魔とか妖精とか妖怪とか、すごく好き。
文章のいいところは、色も形も空気もこちらにゆだねてくれるところだと思うんだ。
小学生の時に読んでた文章を読み返すと、
「あれっ、こんなにあっさりしてたっけ」
ってびっくりすることがある。
僕の頭の中でひろがってた世界よりいくぶんシンプルなんだ。

きっとさあ、じぶんがもっとわくわくできるように、
「お城は豪華絢爛なほうがいい」とか
「戦士は絶対にかっこいはずだ!」とか。
いつのまにか、勝手に色んなものをつけたしてたんだね〜。


そういえば、「本」は物体なんだよね。
「言葉」は声にすると形がないけど、
「書面」は形だ。
 加えて「表紙」「背表紙」「髪の質感」は、
本の雰囲気をつくってると思う・・・
「読書」って、
)椶鮖って
▲據璽犬鬚瓩って
J源を読み
に椶鯤弔犬襦
ってこと全部ふくめて読書だもんなあっ!
「画」として訴えかけてくるものが少ない分、デザインするのはとっても大事だ!
ほとんどが「お試し」できない音楽よりは、まだ気が楽だけれど。


あっ、それってブログもおんなじ!

「こうしたほうが読みやすそう」って、
改行したり、文字に色をつけたりするのはデザインなんだなっ!!

また、童話を読み返す楽しみができたね。


オトギ

そういえば、「オトギ」の一人称が「僕」な理由はね
「わたし」より、いろんな想像ができていいかなって思ったから・・、
っていうのもあるんだよね。
まあ「僕」って響きが好きだから、ってのがいちばん大きいか!
あはは