「崖の上のポニョ」

遅ればせながら「崖の上のポニョ」を鑑賞したので短く感想を。
これから映画をご覧になる方は“続きを読まない”で下さい。

クリーンヒット!これは素晴らしい。

水彩とクレヨンを多用した淡いタッチの背景に慣れるまで時間が掛かるも
天真爛漫に画面を暴れまわる生きいきとしたキャラクターに目を見張る。
生きたアニメーション、情感豊かに動き回る登場人物は、まるで命を
吹き込まれたよう。

加えて、根底を流れるテーマが「母と子」の物語ということからも心の
柔らかい部分を鷲掴みにされたような感覚を覚える。

その極致が「海で宗介がポニョを失いリサに抱きかかえられる」シーン。
ここでグッと来ない人は少ないのではないでしょうか。自由競争の中で
何かを大事にすることを忘れがちな現代社会へのアンチテーゼとして
捉えるなら、あるべき少年少女の姿を無垢に、これほど伸びやかに
映し出すアニメーション映画があるだろうか?
童心に引き込んで「大事にする」ことはどういうことかを考えさせる。
そんな映画だ。

投稿者:bookworm : 2008年08月18日 18:29

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