2008年08月のアーカイブ

8月最後

雲隠れするといいつつも、雲隠れしていないですね。9月中頃から10月下旬は多分マジで隠れます。卒製関係です。
ここ1ヶ月はろくに3Dソフトを動かしていなかったけれど、作品の骨格が出来たので来月からモデリング開始です。

フォトショもいままで7.0で頑張ってきたけれど、アシスタント先でアドビの人柱をしていた方が使っていたCS4をちら見。あれが超強力になっていたり、AEと若干かぶる機能があったりしていて発売されたら買っちゃおうかなと思ったりしています。詳しくはこれ以上書けませんが。AEはあまりインターフェイス周りは変わっていないみたい。CS3でだいぶ変わったからかな。

来月はまず教授陣を説得して卒製のGOサインをもらうことと、友人のサークル的なクラブ用の映像を作ることと卒製のモデリングでアップアップかな。エクスプレッション勉強がてらに作ったやつをサイケなものに変更するだけだけど。

それにしてもハードディスクが恐ろしく安くなった。それはそれでよかった。

つらつらと

昨日あった、モーションの勉強会で、3Dの動きのつけ方について考えさせられました。

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僕自身はCGにキーフレームやカーブをくっつけて絵を動かすことは出来るけれど、いわゆる映像業界やゲーム業界で人手が足りないとされているアニメが出来る人にはまだまだ実力不足。具体的にどういう人間かというと、「キャラが歩いている」で終わりなのではなく、「歩きから走りにどうやって移行するのか」「歩きは何を意味するのか」「このシチュエーションにおける首の動きは何フレームがいいか」といったところまで考えが届く人間。そのレベルの人がほとんどいないので、人手不足でありながら新卒であれ中途採用であれなかなかこの業界の中枢に入れません。(テクスチャー描きやモデラーにまわされることはしばしばあるが)

講師のE氏は「好きな映像を作ってもそれはポートフォリオではない」とおっしゃいました。相手の要求とずれているからです。そのためには動きを考えたアニメを作る必要があり、動きやものを考えるにも適切な「考える」訓練が必要だともおっしゃいました。

と、ずらずら書きましたが要するに下手したらテクスチャー書きで終わる可能性に人生を任すのではなく、映像業界に貢献できるほどの3Dアニメーターになりたいなと思ったわけです。今はアシスタント先でOJT的なことをどんどんやっていますが、大学のソツセイの出来で行くセクションが決まるみたいなので、僕としては何が何でも3Dを扱うセクションに行きたいなと思ってもいるわけです。えぇ、正直きつい日々ですよ。3年間デザイナーの勉強をしていなかったために字取りや文字詰めのノウハウを遅れながらも叩き込まれていますが、基礎を踏まえた上でそれ以上のことをしたいんです。幸い3Dのキャリアがあるので、そこを正しい方向に向けて努力することで夢に近づけるかなとかけてみようと思いました。

抱負を語ったところで、しばらく雲隠れします。では。あ、単位がやばいから新学期はフルででなきゃまずいのか。(苦笑)

siggraphざっくりと。

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シーグラフが開催された、ロサンジェルス・コンベンションセンターです。ガラス張りのところがエントランスですが、左のほうにもずっと建物がつながっていています。とにかくでかいです!ここで約1週間シーグラフが開催されました。2年に一回、こちらのロスに会場が戻ってきます。それ以外はサンディエゴだったりニューオリンズなど、転々としながら開催されますが、規模はロスのほうが大きいとのことです。

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オズボーン監督のカンフーパンダ関係が熱いみたいです。エントランスでいきなりお出迎え。
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エントランス全景。

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アイスエイジで有名なブルースカイスタジオのブース。こちらは後日、フォーラムで、独自開発の「毛」を生成するツールに関する説明を行いました。毛が生き物みたいにぐりぐり動いたり、500万本近い花をどうやって生成したかについて話されていました。
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ディズニーのブースです。実際に作業しています。
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CGのパイオニア、東大の川口先生のブース。プログラミングで今年は写真の生き物を作ったみたいです。このあと、ホテルで「SAKEPARTY」を開催、この生き物に流体を流すシミュレーションを披露していました。
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オートデスクのブースが今回一番大きかったように思えます。会期3日目の5時から日本語で、マヤ2009とマックス2009、モーションビルダー2009の説明を行いました。個人的にうれしかったのはマヤ2009のレンダラーの内部処理を変えたことで、要素別レンダリングのスピードが飛躍的に向上したことと、アニメーションレイヤーが初めて搭載になったこと。この二つは個人ユーザーでも目に見えて恩恵が大きいです。

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マダカスタル2で採用された、雲の生成に関する説明。「今度は砂漠が舞台なので映画の全体の75パーセント以上が雲やスモークだった」とのことで効率よく作るにはどうすればよいのかを提示。英語でよくわからなかったけれど、近いうちにこれらの技術を使ったプラグインが出るでしょう。
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東大の末田さんのチームが発表したパネル論文。インターネットのアバターの人気度や話題性などを分析したもの。ちなみに右下に見えるキャラたちは「話題にはなったんだけれど、アバターとしてのうけは悪かった」との事。

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映画のメイキングなどには、この手の大型の会場が用意されます。いくつも。

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ホテルにて。マシンに向かっているのが同室の稲垣さん。アメリカの就職を目指して頑張っています。隣で覗いているのがオムニの杉村さん。稲垣さん特製のマヤのプラグインに見入ってます。リグ関係のプラグインはネットでもあまり公開されていないので、こういうものを自分でも作りたいな、と思いました。日本に戻って、パイソンの勉強開始。

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シーグラフではコンピューターアニメーションフェスティバルというものもあり、コンペに通った作品が上映されます。今年は、新しく出来たノキアシアターという、大型の映画館(収容人数7000人!)で4Kのスクリーンを使って公開されました。日本からもOLMさんやデジタルフロンティアの「エクスマキナ」、ナブラの社員が作った「シャッタ」やシーグラフ常連の方など、たくさん入選していました。家で買ったDVDを見ましたが、音といい、映像といい、やっぱり劇場で見たほうが段違い。こんなにDVDと劇場で見たときの作品にギャップが生じるのも不思議。

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最終日は、シーグラフで見るものも見たのでツァーで一緒の方々と、ユニバーサルスタジオで晩御飯を食べました。右下にいるのが僕ですね。

お疲れ様でした。

日々是雑記何回目だっけ?

シーグラフ日記は明日あさってあたりに、アップします。まだ書き途中なんですみません。

前の個人バイトで作ったもののサンプルが昨日送られてきました。

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いろいろあったけれど、製作時間の厳しさや、OJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)以上のことを学べたという意味で貴重な経験だったけれど、一方で今見ると(これでよかったのかなぁ)と思ったりもします…。

先日、アシスタント先でも役員の方に見せる動画データの作成で、ロス行く前でテンパっていたとはいえ、大きなミスをしてしまい先輩の方に自分の尻拭いをさせてしまいました。
そのときに言われた一言。「このままの実力では来年、動画関連の部署でデザインさせるのは難しいかもなぁ。大学の卒製、映像やると決めているみたいだから、それで俺たちをうならせるぐらいのクオリティのものを作ってよ。そのためなら、まだ学生なんだし、アシスタントのシフト、周りの人と相談して削ってもいいからさ。」

そういわれて、夏休みボケしかかっていた頭が再起動しました。そういう目線で、届いたサンプルを見ると、よくも悪くも時間に追われまくっていたあのときを思い出しました。さすがに、ソツセイのクオリティアップのために、今度の個人バイトは断りましたが、春休みの間に、社会に出る前にもう一回やってもいいかな、とも思いました。

教訓;やった時間じゃなくて時間の密度で勝負せよ。

あと、作業中の雑談トークででた先輩社員の言葉。
「大学の4年間は大事だけれど、逆に言えば4年間しか勉強していない。仮に会社に20年いるとすれば、そちらのほうが身をおいている期間は長いわけだ。そこでの勉強が勝負ですよ。」とも。

忘れないようにとメモ書き日記でした。ちなみに今日は、夕方からMAYAのリギングの勉強をしに行く予定。それにしても日本のAUTODESKの通販には日本語版のチュートリアルDVDが少ない。何とかしてほしいです。幸いアメリカに行ったときに英語のチュートリアルDVDを何本か買い、グラフィカルに飛んでいてわかりやすいけれど、ジャーゴンの多い世界なので自分が理解しているのか不安です。

あと話はぜんぜんぶっ飛ぶけれどもいつの間にかムサビの芸祭のサイトが公開されていました。まだプレ段階のはずだし、実行委員ではないのでアドレスは載せません。記憶に残りそうなロゴなのが印象的でした。


おわり。

シーグラフから戻ってきました。

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アメリカから戻ってまいりました。なんども日記に書いているシーグラフ2008をいろいろと見学してきました。
詳細は、日記に後日ぽちぽちと書いていきます。

20人ぐらいで行ったけれど、ホテルで同室の方がアメリカのCG会社に就職しようと狙っている、日本人留学生(ちなみに日本の大学を出てから、JRSKISKIの駝鳥のCMを作ったりしてアメリカに留学。だから30近い歳です)の方と一緒で、会場からもどってからもホテルで真夜中まで熱いトークをしたり、彼の作ったMAYAのパイソンプログラムのプラグインのデバックを一緒にしたりと、濃い毎日を送りました。

会場のほうでは、ドリームワークスの「カンフーパンダ」のメイキングの話をじかに聞いたり、リズム&ヒューズ社の2007年度の作品群のメイキングを聞いたり(黄金の羅針盤などを製作しているところ)、400以上の企業のブースを回って、各セッションのトークを聞いたり、オートデスクのマヤ2009の詳細なセミナーを聞いたり、本場のアメリカのCGをじかに見ていろいろ勉強しました。プレゼンの内容もグラフィカルに飛んでいて、英語が厳しい僕でも理解できました。

アメリカだと3年といった長いプランで映画が作られるので、技術開発に資金と予算を大量につぎ込め、クオリティの高いものが作れます。日本だと、3年ものプランものをつくろうなら、まず企画が通らないし、予算も下りない。そういうところでどんどんアメリカと差がつけられちゃうんだな、とも思いました。ともあれ、そういった3年の熟成した結果を生で見れたので収穫は予想以上に大きかったです。

今は、ちょこちょこアシスタント先で報告できるようにミニレポートを書いています。

写真のほうも後日アップします。では。

いよいよ明日から

ロサンゼルスに1週間行ってきます。

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目的はもちろんシーグラフ2008!世界最大のCGの祭典。

祭典っといっても研究発表という学会の部分や世界中のアーティストが出品するArt Gallery、ヴァーチャルリアリティを体験できるEmergingTechnologies、CGの基礎から最新ハリウッド映画のVFXまで習えるCoursesなど、様々なイベントが盛りだくさん!くわえてオートデスクなどの各CGメーカさんも次期CGソフトを発表したり、その導入例を説明したり、アメリカのCGアーチストたちの就職ポートフォリオも見れたりと自分にとって直接的なこともあったりする。

準備も今さっき終えました。明日が待ち遠しいです。

日々是雑記何回目だっけ?

なんだかんだで北京五輪のオープニングはすばらしかった。人とものを大量に投入できるというのもそうだけれど、なにより自国の文化を大事にしているところが見えてくる。

太鼓の演奏しかり、観客席の上に円周上に配置されているスクリーンの上を絵巻物が駆け巡ったりと、刺激的な演出ばかりだ。日本でオリンピックが開催されたとしても、お金があったところでこんな演出は不可能だと思う。


自分の国の文化について学習している人間は美大生でも少ない。海外で「アイアム日本人」といって、日本の文化について聞かれたら、果たして今の自分は答えられるだろうか。多分、「日本人はごまかすのがうまい民族で、だからこそ見た目は単一民族のように振舞って古代から今日まで生きてきたんですよ!」とか「アイディアをゼロから作るのは苦手でも、古代から延々と自然や動物を『かわいい』とみなす感性を外から入ったものに対してアレンジすることで独自の文化を育ててきたんですよ!」とはいえるけれども、ストレートに一言で「これです!」とはいえないなぁ。
美術史も明治でストップしているからな。(国を挙げた絵の流通システムがここでストップしたから。戦後の流通システムは、デパートと組んだり、一部の有力な画家が自分の絵を売りさばいて政治献金に使うなど、これ以上はブラック過ぎてかけないことが多い。美術専門誌はなぜかこの辺のことについて書きたがらないため、単純に絵を描きたいから美大に行きたいという、勢いで美大に入ってくる人が多い。)
スポーツの祭典だとどこの国も国歌を斉唱するけれど、日本はそれさえもやろうとしないからなぁ。自分の国に誇りがないのかな。

じゃぁ日本の文化の肝ってなんだろうって。


そんなわけで、戦前でとまるのを承知で日本の美術品の本を最近読み始めました。平安時代に関する仕事を最近までやっていたせいもあるけれど、まだ少ない本の中からいえることは、日本文化の原点になったのは、この平安時代までで、それ以降は平安時代の模倣が増えたということ。だから平安時代の文化の勉強をすることは文化の生い立ちの過程を調べる上で有効だと思うけれど、いかんせん、平安時代のもので現存しているものが少ない。こまった。

※話は脱線するけれど日本画やっている人と話をすると明治維新を非難する人が圧倒的多数を占めるが、ノーブルな人間が莫大な金を払って絵を買うシステムが確立されたり、お抱え画家が出現したりと、美術システムに関していえばうまく機能していたというのが僕の考え。それがメインカルチャーにならなかったり、河鍋暁斎みたいな人がもてはやされたりするのはあとの歴史にならないとわからなかったわけで(もっとも彼は烏の一発描で妙技二等賞を受賞したりするなど抜群の腕前で、なおかつ狩野派の流れを汲んでいたことも上流階級の人の信頼を得ていたことも考慮に入れなければならないが)。作風だけで日本らしさが駆逐されたと安易に考える風潮はいかがなものかと思う。

日々是雑記何回目だっけ?

ここんとこず〜っと頭が煮えくり返っていてあれだったんだけど、昨夜から今朝あたりに重大な「気づき」があって、一気に足かせが取れた気分!この「気づき」を波に乗せていけば、これからの製作が(自分の中では)かなりのりのりになって行きそうだ!

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これで今週のアシスタント作業も、家での製作も、是まで以上に進みそうだ。

なによりも面白いものがより、面白く見えてきそう。VJネタを増やすのも楽しくなりそう。(ちなみに最近になってアフターエフェクトで、プラグインの追加なしに音に同期してグローが動くような、イツネばりのビジュアルエフェクトが出来ることも発見したのもテンションがあがった一因)

さて、どういうカメラワークをつくろうかな。

日々是雑記何回目だっけ?

来週は日本にいません。

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最新洋画の暴露サイトの「スラッシュフィルム」を覗いていたら、来年公開される予定のスト2の実写版を発見。↓
http://www.slashfilm.com/2008/07/30/new-set-photos-street-fighter-the-legend-of-chun-li/

う〜ん、とりあえず…ゲームとは別の世界で行われていると考えましょう。実写版ドラゴンボールといい、スト2といい脚本の権利をハリウッドが手に入れたまではいいけれど、原作者立会いで製作しているわけではない、とはいえ、これはこれでありなのかなぁ…。カンフーをはじめとした肉体芸をちらりと見せて終わったらきついなぁ。肉体芸だけはCGでごまかせないからなぁ。

大学が一応休みなので大学内の生活はかけません。

おわり。

スカイクロラ

朝一で立川にスカイクロラを見に行ってきました。

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原作は一通り読んでいたけれど、世界観は確かに忠実だけれど、主人公の函南君の扱いが変わったなぁと思ったりもする。(個人的には土岐野と三ツ矢が一番登場人物の中では人間味があって親近感がある)確かに函南君は主人公なんだけれど、物語が映画版だと、主人公の視点というより日常生活を観察しているような第三者の目で書かれている感じなので、全体的にややドライ。(原作は函南君の一人称で書かれている。)作画が西尾鉄也さんであることもあり、人間関係のドライさといい、雰囲気が似ている作品をあげるなら「人狼」といったところでしょうか。
あと、原作でも感じる、キルドレ達の地上での生活の空虚感がびしびし伝わっていて、ある意味不気味でもあります。地上シーンで退屈する人はもしかしたらいるかもしれない。「今の若い人って、会話の中から飾りみたいなところを省いてしまうと本質的にはキルドレのような会話をしているのかもしれない」と、妙なリアルもあるのですが。

一方で空中戦は終始興奮しっぱなし。オープニングからいきなり空中戦で、いきなり観客を引き込みます。着地するシーンは、自分たちがパイロットになったような感覚も。劇場の醍醐味ですね。特に中盤で行われる「大作戦」で、ロストックの戦闘機たちがラウテルンの領空に進行する過程のシーンは圧巻です。あと、何気ない、レシプロ機のプロペラが地上の基地で停止する動きも、「あー、プロペラが回転速度低くなるとこうみえるっていうのが丁寧に再現されている!」とかんじるすばらしい描写!!主人公は飛行機でもあるので、飛行機に関する描写は半端じゃないです。動きもそうですが、プロペラの描写にやはり目が行ってしまいました。CGやっている人間から見るとvueとmayaの連携をどうやってうまくやっているのかとか、アニメーターの腕のすごさにも興味がありますが、そういう技術を感じさせないくらいの勢いで観客をねじ伏せます。

全体的には押井監督の作品の中では確かに異色の作品だと思いますが、一方で輪廻がテーマのそこにあるところや(これはエンドクレジットが終わった後に続きがあるので席を立たないように。)「ここで時代が変わったら他の登場人物はどうするんだよ!」といわんばかりの「結局何も変わりませんでした」な展開など、過去の押井監督作品に見られた共通点もあったりします。でも「若い人たちに伝えたいことがある」というメッセージは確かになんとなく伝わったとは思います。あいかわらずそれに対する答えは留保されていますが。

押井監督を知らない人でも充分に楽しめるないようだと思います。一回ではちょっと内容を租借しきれないので多分もう一回見に行くと思います。リピーターになるだけの価値はあります。映像も、音も、扱っているテーマも。
あと、関係ないけれど劇場にカップルや女性の方も珍しく多かった。見る人の窓口を広げたことに関しては間違いはないと思います。

それでもやっぱり僕の中では一番押井監督らしい作品は「イノセンス」です。あと造形デザインでは「目覚めの箱舟」ですね。本当にやりたいことはケルト神話をベースにした、ガルム戦記だと思っていますし、実際そうだと推測しています。(目覚めの箱舟のメイキングで、造形デザインを話しているときに「ガルムの路線で行こうと思ったんだよね」とか、「(アクリル玉のオブジェを指差して)これ、あれだよ、ガルムの天使の経堂鑑みたいな」「あ〜、有機バリヤーみたいなやつですね」といった会話が収録されている。)もっともスカイクロラで空中戦のノウハウを相当溜め込んだと思われるので、次こそはガルムを製作してほしいです。

ざっと目標。

そして8月。

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家でもアシスタントでもモニターに向かってばっかりからか、脳から焦げ臭いにおいがしてきました。明日てか今日は丸一日休みなので、もう何年も行ってなかった歯医者に行って自分のメンテナンスです。あと、ソツセイ企画を無理やり前倒しにしました。

去年も専門学校のソツセイを締め切りの一ヶ月前に終わらせてシュウカツしていたけれど、なんだかんだいって一ヶ月早く終わらせてもクオリティをあげる作業で、残り一ヶ月を使い始めることになるのでいずれにしても作品の全体像は早く見せるに越したことはないのですが。

八月はやることいっぱいです。なんといってもロサンゼルスに行って世界のCGの技術やアートが集まるシーグラフ2008が一番楽しみです。あとCGクリエイター検定2級と1級の勉強と、アシスタント作業やビデオ関連の専門知識の勉強と同時進行で、9月の頭のソツセイプレゼンに向けて、仮ムービーを作ったりします。源氏物語美術館がリニューアルオープンしたら早速京都に行って確認もしたいです。あ、その前に友達とやっているクラブ蓼科の打ち合わせやそれ用のVJムービーも作らなきゃ!

最後の学生生活の夏を有効に使いたいと思います。